ラベル 犬連れVirginia の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 犬連れVirginia の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年1月31日日曜日

バージニア州  ツインブランチ(仮)



 先日の雪嵐で空も水分を使い果たしたのか、すがすがしい晴天が続いていました。週末、赤ん坊を前にしょって近隣のトレイルまで足を伸ばしました。

 地図をみると「クロスカントリートレイル」とただ書かれているこの場所(38.931700, -77.324764)は、近くの道の名前から勝手にツインブランチ・トレイルと呼んでいるところで、どちらも総延長40マイルを超える北バージニアの二大トレイルThe Gerry Connolly Cross County TrailWashington & Old Dominion Trail 、それに5マイルほどの平坦で手軽な地域の遊歩道The Turquoise Trailを繋ぐちょっとしたハブポイントになっている場所です。普段は木々が生い茂り、夏場は毒蛇や半裸のヒッピーも出るのでなかなか木立へ分け入るチャンスもないですが、雪の日は特別です。車を停めに行きがてら近くの駐車場を覗くと、ほかの車は一台も止まっていませんでした。このトレイルはなぜかいつも人気があまりない = 犬の放牧(笑)にはうってつけなのが魅力です。

2016年1月29日金曜日

ふりす日和


 今日はフリスビー日和のような気がしたので、子供をカーシートに入れて寝かし、犬と共に車に積んでうちから20分ほどの牧場の跡地へと向かいました。降った当初と比べ雪のかさは2/3くらいまで減りましたが、夜中に一度凍ったので雪の表面が硬く、あまり走らせすぎると犬のパッドが擦れてしまうのでは?と思いちょくちょく確認しながら投げていましたが、まったく平気な様子でした。赤ん坊と犬の意外な共通点はこの「タフさ」かもしれない。とにかく誰も居ないまっさらな雪の上で好きなだけ跳ね回る贅沢を楽しんだ(飼い主はぜーぜー)。


野生の動物が横切った「跡」にときどき遭遇する。「みつけたよ♪ たべたらどうなるかな?」

ところどころ突き出た木の枝に引っかかるフリスビーを、空気中の匂いをかいで探そうとすることが出てきた。
見つけるととても嬉しそう。


 ひとしきり投げ終わって。最近ふしぎなことに、急にこのカオ↑をよくするようになりました。こういう遊びの最中だけでなく、朝クレートから出て挨拶に来るときもすごくへりくだってくる(頭を平たくして鼻が地面に着きそうなくらいまで下げ、首から先と尾を左右に振りながらこちらの足元まで来て座る)ので、どうしたのかと心配しています。なにか心境の変化でもあったのだろうか。そうかと思えばベーシックな「スワレ」を無視して来たり、まったくもってハテナ君になりつつあるコディです。


2016年1月10日日曜日

コディ一歳

きりっ!

 家の犬「コディ」が1歳になりました。ふだんとあんまり代わり映えしないですが、ヒト育児の合間を縫って例の牧場の跡地へ行き、思い切り遊ばせてきました。馬の障害を使って「アジリティごっこ」をしていたら、障害の上に立って、一瞬きりっとしていたので写真を撮りました。普段コディがこっちを見る時は変ガオしていることが多く真顔を見るチャンスがあまりないので、こうしてちゃんとしている所を写真で見られ、だいぶ男らしい雰囲気になってきたかなと感慨に浸っています。

 男らしいと言えば昨年12月の28日ごろより、コンスタントに足を上げてオシッコするようになりました。ポヤポヤだったコディ君も元服(?)と思うとまたまた感慨深いですが、これからは未去勢のオス犬が成熟するにしたがって出てくる課題も増えるだろうから気を付けようと、また気持ちを新たにしました。

2015年11月29日日曜日

白いコディ君

ついに美白に成功したコディ君 「嘘はやめてください」

 そういえばこの間まで滞在していた日本の母がお土産にと、限定販売の「白いブラックサンダー」というのを持ってきてくれていました。ふだん黒かったり有色であるべきアイテムが白いというだけで特別感がいや増し、神々しくすら感じられるのは面白いですね。

 閑話休題。犬連れ散歩にバージニア州スコッツラン自然保護地区がなかなかいいよと勧めてくれたドッグランでの顔見知りに、遊歩道の終わりにあるという小さな滝を見なかった事を知られ、「チッチッチッ。やり直し!」と笑われた為、今月2度目のスコッツランです。生憎のお天気の中、今回はブログ兎に角みんなでアメリカ生活のちえぽん氏と、氏のご家族と愛犬・ホワイトスイスシェパードのわんた君が仲間に加わってくださりました。日本人がそう沢山住んでいるというわけでもないワシントンDCエリアで、犬を飼っていて、しかも大型犬シェパードの子犬でとなると非常に奇遇で、滝までの往復道中終始犬トークで盛り上がることが出来、なんと滝の写真を撮るのを忘れました。わんた君はご覧のとおりとてもきれいなパピーで終始ちえぽん氏のお子さん達を気にするようなそぶりを見せており、若いながらも立派にシェパードなのだなあと感心しきりだった。




 笑顔のわんた君とコディ。写真のコディがなんだかやけに汚いのは、辿り着いた滝つぼで泳いだうえ、わんた君と遊びたくて遊歩道の落ち葉の上で終始ウホウホしていた結果です。因みにコディの遊びへの誘いは全て華麗にスルーされていた。無情なり犬世界!しかし確かに自分だって、こんな何だか分からないムサイ大男がいきなり来て落ち葉のついた尻を弾ませながら遊ぼうぜ!と誘われても、あまり近寄りたくはないかもしれない。コディよ、また諦めずに頑張れ。

 この日はこうして子供さんやわんた君、他の大勢の行楽客やその犬が歩き回るなか、皆で散歩が出来た事はコディにとってもよい勉強の機会になりました。改めてちえぽん氏に感謝!楽しい時間をありがとうございました。


セネカ公園にて。普通の遊歩道をそれて、GPSを頼りに森の中を歩いていった

 因みに別件でセネカ広域公園へも再び足を伸ばしていました。今週はアメリカの感謝祭の週で全体的に人出・犬出が多く、リコールやリーシュウォークの点で多くの課題を発見したトレッキングになりました。これらは、小さな赤ん坊を連れながらだとなかなか練習する時間がとれない項目なので少々焦りを感じるけれど、なんとかタイミングを計りながらがんばりたい。




2015年11月24日火曜日

バージニア州 セネカ広域公園



 先日リトル・ディフィカルト・ランで犬かき(?)を練習したコディ。本格的に冬が来る前に、より水深と多少の流れのある場所で復習をさせようと、バージニア州セネカ広域公園にやってきました。ここは広々として人けが少なく、当地のイヌトモの間ではひそかにファンの多い公園です。自分は出産などいろいろあり8月に来て以来なので、改めて落葉の終わった明るい森と、澄んだ空気をとても楽しむことが出来た。


公園内の獣道で。ポトマック川めがけて大きな勾配の続く、この高低差も魅力のひとつ

水場に到着しました。コディの入水の儀 「匂いよし 味よし」
あまり川の水は飲んでほしくないけれど、仕方ない。

今日持ってきたオモチヤとオヤツです。ところどころ破けながらも生き残っているアンフィビアス・バンパーと、
近くの量販店でゲットしたノンブランドの予備の浮きです。
オヤツはセールの日に買って、ニンニク少々を加えて炒めて、冷凍しておいた牛肉のこま切れ。

GO! 今日も気合を入れて拾っているコディ君。

泳いでる、泳いでる!

 今回嬉しかったのは、コディの犬かき(?)が、ちゃんとした犬かきへと進歩しているのを見られたことだった。しかも、一回だけでなく何回も、バンパーを拾うために泳いで取りに行くことが出来たし、泳ぎながらクルッとターンしたり、本人も急にコツをつかんだようだった。この様子を見ていたら、水遊びしながらできるもっと面白いゲームをやらせてみたくなった。たとえば彼は陸上のトッテコイ遊びの場合、取ってくるオブジェクトが大きいほど燃えるので、何か大きいブイのようなものを使ったらどうなるのかとか、水に浮くフリスビーを使ったらまた違った感じで楽しめるのかもしれないとか、想像が膨らんだ。今、ぼちぼちとだけれど指定した物を持ってこさせる練習を始めているので、そのうち手の届かないような川岸に落ちているペットボトルごみなどを、指定して拾ってきたりできるようになったら、犬にとっても面白いかもしれないし、人間にとってもけっこう便利なのではと思う。

 一方残念だったことは、呼び戻しが少し悪くなっていることに気付いた事だった。遊んでいる時たまたま通りかかった人達がかわいいトイ・プードルを連れていて、コディは陸に戻ると同時にバンパーを地面に置いて、制止を聞かず、あいさつに行ってしまった。飼い主の号令や、楽しい遊びや美味しいおやつよりも他の犬に挨拶することを優先した事が意外だったので驚くと同時に、またドッグラン等々で練習しないとなあ、と若干憂鬱になった。自分は、犬がラン内でいつ・何をしている最中でも呼び戻しに反応するかどうかをひとつの目安にしているので、おもちゃやオヤツを持参して練習するのだけれど、なぜかそういう場所におもちゃやオヤツを持ってくると怒る人がいるので、ちょっと肩身が狭いのだ。個人的にはそれは、自分のだけでなく他の犬にとっても良い事だという信念に基づいてやっている事なのだけれど、これについてはまた別の機会に(たっぷりの弁解・自己弁護を交えて 笑)書きたい。


水泳後。ちょっと誇らしげ?
「やったぜ」

陽だまりと落ち葉の匂いと感触を確かめていた

ところでこの公園へ来る本来の目的は、小型の両生類の観察(管理人のメインのシュミ)なのに、
朽木や落ち葉をどかしていると犬が興味津々でやってくるので非常にジャマです。
「leave it」が完璧になるにはまだまだ長い時間がかかりそう。



 セネカ広域公園。毎回来るたびに新たな楽しみが見つかり、あまり飽きがこない公園です。

 余談だけれど今回、公園の駐車場から一番近い水辺へ行って遊び→また戻ってくるまでの時間を計った所、所要時間は約1時間20分だった。うちの犬の場合、水場でのトッテコイ遊び+水泳は時間当たりのエクササイズの効率が最も良かったように思う。仮にドッグランを使うと、彼の場合は朝夕2時間づつ、計4時間くらいは(途中ゴロゴロしたりしつつ)平気で遊んでいられるし、間に一回、午後の早い時間帯に軽い運動の要求もある。それに普段のトレイルの散歩やジョギングくらいでは、根本的に「疲労している」という状態にまでは至らない。反面、水泳は運動の種類も全身運動で、けっこう頭も使うようなので、帰宅後は夜まで穏やかにリラックスして、その後外へ行きたそうにすることもほとんどなかった。案外、忙しい時ほど時間を割いてやる価値のあるメニューかもしれない。




2015年11月14日土曜日

1日「シェパード」体験へ



    このあいだ「シェパード」と辞書をひいたら、「可算名詞」と書いた横に「羊飼い 牧羊者」と書いてあった。世間一般では、「シェパード」という言葉がほとんど独り歩きして、ジャーマンシェパードを指している感があるけれども、シェパード犬とは羊飼いの犬、牧羊犬の事で、なにもジャーマンシェパードだけに限定するわけではなかったのだ。考えたらしごくあたりまえの事だけれど、もともと牧羊の文化を持たない日本人ならではの固定観念だったかも知れない。

    冴えないぼやきはさておき、今回、個人でヒツジを飼っている方の所で家の犬「コディ」とその親戚の子犬達を対象に、そんな牧羊犬としての能力が彼らにどのくらい残っているのかを審査してもらえることになった。週末、ぐんぐん短くなる日を追いかけるように、西へ向かって車をとばした。80キロほど走る間に灰色の住宅地の光景がだんだん緑になり、そしてのどかな田舎の風景に変わった。


見覚えのある顔、アローお姉ちゃん

メエエ メエエ



 牧羊犬の適正診断はまず、ヒツジのいる柵に犬を入れ、離れたところから犬がどのような行動を見せるか観察する。同時に羊飼いが杖で地面を叩き、犬に、杖へ敬意を払うよう促す。この時点で、ヒツジに対して攻撃的な行動を見せた犬は除外されるらしい。コディはヒツジに大注目&大興奮で、珍しくワンワンと吠え、瞳がらんらんとして今にもヒツジを丸飲みしそうに見えたので(笑)一同若干心配になったけれど、羊飼いと杖への注意力が高かったので、審査続行となった。また、ヒツジは意外とタフなんだそうだ。少々、犬にどつかれた位では、なんともならないそうだ、、、と言うのはオーナーの談。


しっぽをブンまわしながら羊の後を行くコディ。



 羊飼い役の人が、犬に適宜指示を出していく。と言ってもまだ何も知らない子犬なので、「そうそう」「優しく」「ダメダメ」など、主にヒツジに対する基本的なマナーを教えることがここでのメインだった。

    話を聞いていて面白いなあと思ったのは、ポインティングやレトリービングと同じく、ハーディング(ヒツジをまとめること)も強く本能に根ざしていて、犬一頭一頭のもともともつ資質が重要なんだそうだ。トレーニングをほどこして、後天的に教える事も出来るけれど、やはり生まれつき「動く生き物の集団をまとめたい」という、強いモチベーションを持っている犬がいて、本格的なハーディング競技や実務にはこういう犬達が使われるそうだ。


なんだかそれらしくなってきた?



 結論、コディの牧羊犬としての資質は???

 審査をしてくれた方によれば、ホビーレベルのハーディングなら十分通用するということだった。ヒツジへの興味、忍耐力、エキサイティングな状況下でも号令への注意力を失わなかった事、それと群れからポンと一匹飛び出したヒツジをさっと連れ戻す動きが出来た事が評価された。マイナス点は「遅さ」。コディはそもそも牧羊犬としてはオーバーサイズなのだ。これは自分で見ていても、確かにそう思った。しかし競技レベルはムリでも、いずれ庭の広い家に住む機会でもあれば、小さいアヒルかガチョウでも飼って、追わせてみるのも楽しいかもと、夢が広がった。

 余談だけれどイヌにとってヒツジ追いは随分ブレイン・エナジーを消耗するようだ。コディがヒツジの柵の中にいたのはものの20分たらずだったが、そのあと帰りの車の中でも、帰ったあとの家でも、グーグー熟睡していた。これを見ると以前ハーディング・コンペティションのチャンピオン戦で見たボーダーコリーなどプロの牧羊犬達は、とてつもないアイロン・ドッグ達だったのだと改めて思った。ワーキングラインに限って言えば、とてもじゃないけど一般家庭では飼えない代物だと思う。



2015年11月9日月曜日

バージニア州 リトル・ディフィカルト・ラン



 母が帰国する前、最後にとトレッキングしたバージニア州リトル・ディフィカルト・ランでの光景。ここは、コディがまだ小さかった頃に、コディの友達も連れて一度来ているので(→参照)地理的には馴染みがあるけれど、季節が違うのでまた新鮮な趣があった。こちらではほんの2週間ほどの間で、きれいだった広葉樹の葉がドカッと落ちて、林床まで日光が届くようなり、森全体が明るく見通しも良くなって、さらに地面を覆うシダや棘のある植物の多くが枯れた事で、かなり歩きやすくなりました。




 林道を楽しそうに歩くコディ。生後10ヶ月になり、体重も、最近忙しくて計っていないけれど50キロ近くになっているのではないだろうか。写真を見てふと、ずいぶん大きくなったなと思った。こう見えて本当は、家に入ってきたクモやバッタを倒すのが関の山と言うお人よしの犬だけれど、彼の事を知らない人がもしこういうところで急にこの犬と出くわしたら、ちょっと怖いのではないだろうか。

 遠くから近付いてくるこの犬を見て腰を抜かし、転んで骨折してしまったおばあさんが居たとして、ここアメリカでは、裁判になればおそらくこちらが負けてしまう。日本と同様、オフリードでの犬の散歩にはリスクが伴う。野外でのびのび遊びたければ、場所と時間帯の吟味がとても大事だと思う。リコール(呼び戻し)を確かなものにしておくことも重要だ。それも、他の犬や見知らぬ人、物、大好きなにおいなどの誘惑に打ち勝って、必ず戻ってこなくてはいけない。うちの犬は今の所、リコールの反応はとても良い状態を保っているけれど、個人的に身の回りで訓練のよく入った犬達を見ていても、犬の行動に「200%絶対」はないと感じているので、鉄のリコールに到達するのは容易な事ではないと思う。




 ところでここへ犬を連れてきたのは、先日リバーベンドパークへ行ったおり、コディが(積極的にはいかないまでも)全く泳げないのも良くないと気付いたことがきっかけだった。その点ディフィカルト・ランは全域にわたって小川の水深が浅く、流れも遅く、また水質が比較的きれいなので、練習にはうってつけの場所だった。この日は、日本のウグイに似た川魚がちろちろ泳ぎ回る横で、コディの犬かき(?)を数回、見物することが出来ました。


犬かき(?)後、ほうほうのていで張り出した木の根につかまるコディ。

河原に上がって一息つく犬。



 水泳?といえばこのお方も初めて、「赤ちゃん用の風呂」というので沐浴をさせてもらったのでした。今まで自分がタライみたいなのに浮かべてぱちゃぱちゃ程度にやっていたのでは全然汚れがとれていなかったらしく、ばっちいベイビーになってしまっていたのです。写っているのは母の手です。この手で自分も含め、3人の兄弟は毎日沐浴させてもらっていたと思うと感慨深く、また時の流れを感じます。おお、母よ!(笑)。


沐浴後 爆睡するかーちゃ




2015年11月4日水曜日

バージニア州 リバーベンドパーク



 日本から来た母の滞在もあと少し。家族のヘルプがある状況を有意義に活用するため、引き続きひとり&一匹で、今まで足をはこんだ事のなかった公園を中心に探索しました。この日行ったのはバージニア州、ポトマック川の畔にあるリバーベンドパーク。結論から言えば、この公園に乳幼児と犬を同時に連れてくるのは難しそうだと感じたものの(意外と人通りが多いのと、犬の監督をきっちりしなくてはいけないので人間の子供の方に手が回らない)、秋晴れと暖かい日差しと、穏やかなポトマックの景色を楽しめ、いい気分転換になった。


コディはここでワンワンと吠えた。
吠え声が反響でやまびこのようになるので、不思議に思ったのかもしれない

投げやすく、拾いやすいアンフィビアス・バンパーがまた活躍した。

ずんぐりむっくりに見えて意外と動けるコディ



 これは通称「マンゴーボール」最後の姿。何ヶ月もの間、コディが大事にして飽きもせずに遊んでいたこのオレンジのボールは、案外速かった川の流れにさらわれて、一瞬で遠くへ行ってしまった。以前から一度投げられたものの捜索を中断して戻ってくるということがなかなか出来なかった彼も、点のように小さくなったボールに「leave it」と言ったところ納得したように手ぶらで帰ってきた。

 この一件でリマインドされた事は、海も川でも、湖でも、いわゆる遊泳区域の外で遊ぶときはかなり注意しないといけないなあ、という点。水流が予測不可能で、特に水面下ではどうなっているか分からないので、老犬や小型犬、コディのようにまだ泳ぎの上手くない子犬の場合は気を付けなければいけないと思う。水難事故の実例によれば、水深もすね(ひざ下)位までの深さがあれば成人男性が押し流されるのには十分なのだというから、犬の場合も、いかに水深が浅いからと言って、絶対に安心しきれる事はないのかもしれない。少なくとも用心するに越したことはないのではないだろうか。




 自然の中では「この位だいじょぶだろう」と思う所でケガをすることもあるし、用心しすぎでも、楽しく遊べなくなってしまう。同じ場所でも日によって状況が全く違う事もあるし、ちょうどいい塩梅を判断するのが難しいと感じる。




2015年10月31日土曜日

バージニア州グレートフォールズ&スコッツラン

グレートフォールズ公園内の滝

日本から来た母親にバージニアの何か名所的な所を見せてあげたく、グレートフォールズへ行ってきた。ここはポトマック川の奔流と景観、1700年代後半からの歴史ある運河の跡が有名な公園です。遊歩道やビュー・ポイントは綺麗に整備されているので、新生児&犬連れでも軽装でさらっと散歩が出来るのがとても助かった。


岩場に興味を示すコディ。岩登りをとても楽しんでいた。

見物台から伸びあがり、向こうに何があるのか見ようとしていた



 上は、グレートフォールズでも再確認したコディのトレッキング欲を満たすべく、別件で訪れたスコッツラン自然保護地区。ここはイヌ友さんに教えてもらった場所で、グレートフォールズから少し南下し、CIAのあるラングレーの東にあるハンディサイズな公園であり、あまり人気がないのと比較的綺麗な小川があることで犬飼いたちの間では密かな人気スポットとなっている様子。この日は赤ん坊が寝ている間の1時間半しか時間の猶予がなかったものの、起伏に富んだ地形と小川のおかげで自分も犬もたっぷり運動することが出来、大満足の結果となった。


飼い主が水生生物を探している間、せせらぎに足を浸して楽しんでいる犬。

水は大好きなものの、実は泳げないコディ。水泳気分?

人は紅葉を見られ、犬はたっぷり遊べて大満足。
コディはこの後、帰りの車の中でぐっすりだった。



2015年9月29日火曜日

秋の訪れ

芸術の秋、到来・・・。しかし目線はオヤツへ・・・。


 さて時間は飛ぶように過ぎ去り、もう9月も終わりとなってしまいました。こちら北バージニアでは、気温も落ち着いた爽やかな空気の中に、ときどきちょっと汗ばむような日差しが入り混じった陽気が続いています。近所のスーパーの店先に並んだハロウィングッズやカボチャの数々が、秋の訪れを告げているようです。今日のブログには、家の犬「コディ」と共に近隣のイベントに立ち寄った時の事を書いておきたいと思います。




 イベントその①。バージニア州、ラウドン群リースバーグで開かれたBarktoberfest(バークトーバーフェスト。人間のオクトーバーフェストに引っ掛けて)という犬のイベントへ行ってきました。「イベント」といっても小さな農場の跡地に出店のテントをぽつぽつならべただけの、非常にカジュアルなものでした。午後の遅めの時間に行きましたが、のんびりリラックスした人と犬が行き交う中で、みんな犬のトリーツをみたり、時たま立ち止まって他の飼い主さんとスモールトークしたりと、のんびり和気あいあいとした時間が流れていました。コディもようやく慣れてきたジェントルリーダーをつけて、しっかり歩く練習をしてきました。




 ふだん家畜の品評会などが行われるこの場所で、早い時間帯に捨てイヌ・ネコの譲渡会が催されたようです。このBarktoberfestは家のないペットたちに新たな住み場所をマッチングする、FOHAという団体によって運営されているので、この譲渡会はフェスティバルの中心的な行事と言えるでしょう。自分の状況も考えず最近、もう一匹犬が飼いたいなあ!とかほざいている(笑)「わし」なので、譲渡会も既に終わった時間帯に行ったことはとてもよかったと言えます。沢山のペット達が新しいオーナーに出会えたことを祈ります。


同じ場所にて。
このあたりはとても大きな家が多いため、デンやウルフハウンドなど超大型犬の多頭飼いをする家庭もちらほら見かける。

かと思えばかわいすぎる黒柴ちゃんも居ました。
飼い主さんとおソロのスーパーマンのシャツを着て、ラブリー全開で歩いていた。



 イベントその②です。リースバーグには歴史地区があり、小さいながら今でも活気あるダウンタウンとして賑わいを見せています。この日はたまたまアートフェアが行われていたので、渡りに船とばかり覗いて行くことにしました。上の写真はメインの大通りからの眺め。通りの右側には、バージニアの典型的な古い田舎町と言ったかんじの、アンティーク店、コーヒーショップ、雑貨屋などが並びます。


セクシーランジェリー屋さんに突入しようとするコディ。
「きょうみしんしん」

以前より食器や雑貨をちょくちょく購入しているCrème de la Crèmeはバージニア州内に三店舗を構えるローカルのお店。
商品に割れ物が多いので、コディにはニンゲン(♂)と共に入口付近で待っていてもらった。
ひとまわりして戻ってみると、コディのまわりにイヌトークの輪が出来ていた。

ハトの置物も発見。
この店ではこういう、何の意味があるのかわからない、しかしどこか惹かれるような物をよく売っている。

地元の人で賑わうKing Street Coffeeでコーヒーを購入。 なかなか美味しかった。



 さて、週末とイベントの備忘録はこの辺にして、ここ10日間の家での出来事です。これから第一子「小さいニンゲン」の出現を控え、かまってもらえない時間が増えるであろうコディのために、カミカミ出来るおやつの準備が佳境を迎えています。「準備」と言っても何も大したことはなく、ただスーパーで売られている骨付き肉を骨ごと食べやすい大きさに切り分けて、冷凍庫で凍らせるだけの話なのですが。肉の種類はビーフとラムが主で、牛の場合は体重のかからない肋骨や肩の部分を主に選んで買っています(こういう部位はシチューの出汁用に安く売られている事が多いので経済的でもある)。コディはこれが大好きで、肉の大きさによっては2、3時間かけて集中してかじるので、なんらかの事情で運動が足りない日の晩などに重宝します。


トレーの上でバラバラに凍らせてから、こんな風にジップロックの袋に入れて保存します。

これはラムの前足の部分。

 家の中でも生骨や生肉をあげられるよう、「プレイス」のコマンドでコディ用マットの上に留まるように教えました。ここからはみ出てきたら骨を取り上げ、再度「プレイス」のコマンドでマットに戻るよう、根気よく促していたところ、最近は上手にマットから出ないでカミカミしていられるようになり、また何かの拍子にマットから出ても、自分で骨を咥えてマットの上に戻れるようになりました。これなら床が汚れることもなく、使った敷き物はそのまま洗濯機にポイ出来るので便利です。




 秋口になり気温が下がったことで、ドッグラン後のシャワーのあとでドライヤーを使う練習も再開しました。上の写真で管理人が持っているのは、例の掃除機のついでに買ってしまったマキタのブロワーです。掃除機に使う充電式のバッテリーを共有できるので便利です。本来、庭の落ち葉などを吹き飛ばして掃除するための道具ですが、最弱に設定するとコディを乾かすのに丁度いいことが分かり、オヤツを与えながら、音と風に慣らす練習を重ねています。これも大分ガマンできるようになってきました。肉球のあたりもブオ~とすぐに乾かせるので、なかなか爽快です。




 そうそう、例の掃除機といえば犬にダイレクトに掃除機をかけるというワザも使えるようになりました。けっこうおもしろいので飼い主はウキウキですが、写真を見ると犬は訝しげですね。これをすることに一体何の意義があるのかなと考えてる時の顔をしています。比較的ポーカーフェイスなドーベルマンと違い、シェパードはこういうところがかなり表情豊かなので、見てて面白いです。