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2024年1月25日木曜日

Happy New Year❕🎍



 新年、明けましておめでとうございます。いや~遅すぎますよね(笑)。世界の片隅でこそこそとしたためているこの雑記もついに書き始めてから10年目に入ります。ほんとに色んなことがあった10年だったなあ、、、いやいやそんな感傷はさておき、2024年がこちらを見に来て下さっている貴方様にとってよいものになりますように、ご健康とご活躍をお祈りしています。

 こうしてカレンダーが変わったということは、我が家の愛犬コディ君が1歳年をとったということでもあります。りっぱな9歳児となりました。最近ちょっと肝臓の数値が高めみたいでまた今度採血とパネルをやることになっていますが、相変わらず24時間営業、いつでも準備万端、やる気満々です(笑)比較的のんびりした個体が大部分を占めると言われるシャイロシェパードの中で、コディがこういうキャラに産まれてきたのか育つ過程でこうなったのか、どっちなのかは分かりません。でも、私の性格や今の生活様式と合っていると思います。


声掛けひとつで庭の鹿をどこまでも追い払ってくれます
去年、卒業と書いたけど「鹿追いはコディの喜びである」と考えを改めました。
雨の日はやらない、体重が増えた時はやらない、など色々条件付きで継続してます

 相変わらずたのんだことは何でもやってくれるので助かります。「ドッグフードの袋にさわらない」「植木鉢を倒さない」とか、昔教わったちょっとした約束をずっと毎日守るので、律儀だなあと思います。以前アメリカ人の友人に「コディはDetail orientedな犬」と言ったら(「細部重視型の性格」ふつう人間にしか使わない表現です)、ひとしきり笑った後まじめになって「この犬は間違いなくそうだ」と頷いていました。

 1日のパターンを自分なりに分析して「この時間帯は前庭を見る」「この時間帯はキッチンのカウンターの角に寝そべる」「歯磨きをしたら寝床に行く」とか、スケジュールを立ててそれに沿って行動したがる傾向が強まってきました。もともときまりが好きな犬でしたが年をとってきてさらに、こういった規則性に安心するようになったのだと思う。それを尊重しつつ、日々少しずつ意図的にきまりを崩して、条件に幅を持たせ、柔軟性が少しでも保たれるようにしています。私自身も子供が生まれてからこっち、記憶力や反射速度がめっきり落ちてきたと感じていて、新しい事がらに挑戦し脳の健康を維持することが大切だなあとひしひしと感じているのですが、犬もきっとそうなはず。




 去年の目標として挙げていた「無ケガ」「歯を大切に」は達成できました。この目標は今年も継続です。歯や口周りに関しては、餌の皿・水の皿を毎日熱湯で消毒することと、歯磨きを1日2回するようになってからちょっと状態が上がってきたと思います。最近、内臓の負担が減るように餌を一日2回にわけたので、歯磨きもそれに応じて。これがけっこう面倒です!コディも歯ブラシを見せながら近づくと「あー、あれね」といった風に牙をかたっぽずつ出すようになったので本当におかしいです。今年の目標としては「内臓にやさしい給餌の仕方研究」「貯筋」を頑張りたいと思います。

 食べ物に関しては以前パラダイムをやっている、というノートに「毎日1回なにかうまいものをあげる」ということを書いた覚えがありますが、去年も1年続けました。といっても私の筋トレ用食材の余りで素焼きの鶏ササミとか、蒸し焼きのひき肉とか、週に1回、安売りの鳥や牛の骨をまとめて煮て、その煮汁を餌にかけたりとかでぜんぜんゴージャスではないのですが、犬は本当に喜んでいます。でもコディが本当に一番欲しているのは「私が食べてるもの」なのですよね。私は甘いボスなのでつい与えてしまい、コディがテーブルの横をウロウロするようになったのは家族には評判が悪いです。最近は自家製ピザの耳に目の色変えて喜んでたので、もらうものはもはや肉である必要もないみたい。でもレタスはあげるとぺーしますね、、、(笑)こうしてコディの日常において『条件に幅を持たせ、柔軟性が少しでも保たれる』ような存在となっていくのが、が今の私の目標です。


2022年10月20日木曜日

パラ活のその後

  

 近所の人から近くの農場でとれた青りんごを沢山もらったので、コディ飯に刻んで入れてみました。私達の食卓において食べきれないものや、いらないもの(調理したイモの残りとか、焼きジャケの皮とか)はほぼ何でも入れてます。なにしろ奴は、パラダイムをまぶせば殆ど何でも食べることが分かったので。ということで、犬用のグリーンフードミックス「パラダイム」を使い始めて約6か月が経過し、使用感やら気が付いたこまごまとした変化などをメモします。


おかずがてんこ盛りでパラダイムが見えない


 気付いた事ですが、まず、やけに毛並みがきれいになってきました。しっかりとツヤやコシがある感じの毛で、これが餌のためなのか、そこに混ぜている油分のためなのかは定かではないのですが、とにかくつやつやしてます。油分は、CBD、フラックスシードオイルや、コールドプレスのヘンプオイルなど植物性のものを中心に、人間用にその週に冷蔵庫に入ってたやつをわけてあげて添加しているので、特別どれがよい影響を与えたのかは定かではないです。

 次に、体重が減りました。コディは5歳頃からずっと55キロ前後でメンテナンスしてきました。これでもかなり絞っていると思っていたのですが、パラダイムに変えてからすーっと体重が減って一時50キロ前後になりました。でも、特段「痩せた」という感じもなく、弱弱しい感じもなく、すごく元気で走り回っています。夏休みにドッグシッターさんの家に泊まるので餌をドッグフードのみに戻したところ、すぐに体重が増加に転じていたので、「ドッグフードってかなり効率の良いエサだな」と感じたものです。

 この犬は成犬になってからはずっと1日1回の給餌なのですが、パラダイムはドッグフードのみの時と比較すると若干、腹持ちがいいようです。油類のおかげかもしれません。あと、シェパードにありがちかもしれませんがコディは水をあんまり飲まないので、パラダイムを潤かす時の水の量を調節して、水分補給の助けにしています。まあ気休め程度かもしれませんが…、、、。



 困った点ですが、ときどき食糞するようになりました。トレンディな食生活のおかげで、突拍子もない何かの栄養素が不足しているのでは、と少し心配になりました。コディは今までも、ときどき土を食べたりしてかかりつけの獣医さんに相談しているのですが、「とっても元気、健康」「面白い味がするから興味持ってるんだと思う」という解説しか受けたことがないのです。

 とりあえず経過を観察していますが、栄養面で偏り過ぎないようにふだんのドッグフードも混ぜたり、「ドッグフードだけの日」も作るように注意しています。ここ半年は一か月の間にパラダイムの期間、ふつうのドッグフードの期間、ベジタリアンの日、それから餌なしの日を設けてきました(生餌は体調崩すリスクが高いので暫く前にやめました)。しかしパラダイムの薬草みたいな匂いにやたらと反応するところを見ると、フンにもその匂いが残ってるのかもしれないですね。美味しそうでついつい食べちゃうのだろうか。


こらっ

 それにしても、アメリカは生活コストが高くなりました。特にガソリンや、肉類の価格の上昇が生活を直撃しています。卵はさすが物価の優等生と言うべきか、比較的リーズナブルだったのでパラダイムをやる時のたんぱく源としても重宝していたのですが、最近はこれも価格の上昇が見られます。バージニア州はもともとそんなに物価が低くない州なのですが、アジアンスーパーでエノキ1パック5ドル(750円)とかになっているのを見ると、おちおちと気軽にラーメンも食べていられないなあという感じになってきました。

 でも、犬が毎日ランチの時間を楽しみにしてるので、何かちょっとでもうまいものを食べさせたい。コディはいつも「自分が餌をもらっている」ことをよく分かっていて、どうも感謝しているようなのです。ドッグフードでもパラダイムでも、とにかく食べた後一回私の所に来て、耳を倒して目を細めて擦り寄ってきます。フードのにおいのするきしゃない口で私の顔をひと舐めしようと迫ってきます(笑)。食に対する無垢な喜びを見ると、また明日も絶対何かうまいものを食べさせようと決意する飼い主となるわけであります。



2022年4月25日月曜日

パラダイム教に入信


 突然ですが入信しました。笑

 犬の餌とか栄養といったトピックは深遠なるもので、私が犬餌をのぞく時、犬餌もまたこちらをのぞいているといったレベルで膨大な情報がこの世の中に散乱しているわけでありますが、何が良くて何がダメかといったごく基本的なことさえ時代と共に変わっていく様子が伺え、いつまでも「最適解」を掴むことが困難です。でも最近、ひとつ(本当に小さなことですが)まちがいない事実を掴みました。それはコディが「パラダイム」をやたら好むということです。

 パラダイム(Dr. harvey's paradigm)とは近年犬の専門店などに行くと取り扱っていることのある野草や野菜、ハーブ、スピルリナ、根菜類などを中心にした乾燥餌で、使う時に必要量をお湯でもどし、肉類と油脂を適量加えて犬にあげるというものです。犬に手作り食をあげているオーナーさん達の間なんかでわりとよく取り沙汰される餌で、特にオリジナルのレシピには炭水化物が入っていないので、犬のケトジェニックダイエット勢にも一定の人気があるようです。私は日本の犬の健康食のサイトを見ていたら載っていたこの製品に興味を持って、アメリカの公式サイトへ行ってフリーサンプルを頼んだら、かわいいカードと共に試供品が送られてきました(写真上)。けっこうたくさん入っていて、小さな犬さんだったら何食分もとれるのではと思いました。すごく太っ腹です。

こんな風にお湯でもどして使います。薬用ハーブティーとか若干ウコンっぽい香りが漂います。

野菜嫌いのコディがどういうわけかよだれを垂らしながら周囲をウロつく程興味を見せます。


 私はこれまでコディと暮らす中でさまざまな餌を試してきましたが、現時点の世で、犬の総合食として一番研究が進み一番歴史が長い「犬のドライフード」というものに一定の信用を置いているため、これまでコディの献立に手作り食的要素を積極的に取り入れるということはありませんでした。多分これからもないでしょう。でも「自分の犬が何か特定のレーベルの餌が好き」ということはそういうのとは別次元の話で、特にシニア期に入ってきている愛犬のことなので、やっぱり「好きな物があれば沢山食べて欲しい」という気持ちがあります。それが健康的にもそこそこよいとされているものなら、願ったり叶ったりです。

 パラダイムは栄養バランスの観点からは100点満点ではないという返しもあります。確かにそうなのかも知れません。でも、昭和生まれの中年の私からしたら犬ってもともと残飯食べて、子犬のうちに死ななかったヤツはなんやかやで7~8年くらい生きて、何かの病気やケガで死ぬ、というのが過去何百年間のライフサイクルだったと思ってるので「こんな立派な物を食べて、早々死ぬことはないだろう」と思います。尚、7~8年というと本当に短く聞こえますが、「犬のアクティブイヤー」という観点から見ればこの7~8年は、「彼らが生を謳歌する」という意味では個人的には悪くない年数だと思います。もちろん、出来る限りの健康と共に長生きするのがベストなのは言うまでもありませんが。


 ちょっと脱線するのですが、犬餌のことで思い出した小話があります。旧ソ連出身の義父によると、少なくとも1950~60年代頃までのロシアやヨーロッパ周辺国では、「ドッグフード」という概念は非常に希薄だったと言います。この時代、一般の人々がどのように犬の餌を準備していたかというとちょうど日本人が残飯に汁をぶっかけた「犬まんま」をやっていたように、自分達の食事を準備する時に極力薄味にした肉や魚のスープを作り、パンやジャガイモなどの所謂「テーブルスクラップ」にかけて与えていたと言います。「缶フード」などの類も、軍用犬などには使われたかも知れないが一般的には普及していなかった、と言います。

 義父は、当時一緒に住んでいた祖父母が、自分達の生まれた1920年代から変わらぬやり方でこうして犬の餌を毎日準備していたのを見ていました。当時ロシアでは一般家庭に冷蔵庫がなかったので、その日の食材はその日に入手することが多く、「粗食だが鮮度は悪くなかった」そうです。役所の繁殖プログラムでイーストヨーロピアンシェパードを飼っていた義母の家でも餌については全く同じだったそうです。


ミーハーオイルも手に入れました。

 ペットの長命化が言われて久しい昨今ですが、私が色々見たり読んだりして来て感じているのは、餌とかよりもなによりもまず予防含む医療全般が進んだことが犬の寿命を劇的に伸ばしたということです。人々が定期的に獣医でワクチン接種をするようになってから、子犬はあまり死なずに育つようになりました。

 比べて、犬餌はわりと遅れて進歩してきた印象というか、私が覚えているおよそ40年くらい前までの日本でも一般家庭の犬はビタワン的なグレードの餌を食べ、あとは食卓の残り物とか、たまに貰えるビスケットやおせんべいを牛乳にひたしたやつなんかを食べていました。因みに日本で1960年代にビタワンとかデビフのような犬用配合飼料が出る前は、愛犬家達は犬に幼鶏用配合飼料を与えたりして育てていました(資料:ビタワン公式)。実際は各家庭で汁を足したり、卵を入れたり工夫して餌やりしていたとは思いますが、養鶏用飼料といえばほとんどはくず米、くず麦、フスマなどで、たんぱく源として魚粉や大豆かすが気休めにちょっと入っている程度のものです。日本の年寄りの猟師さんなどは寒い時期になると、ラードを犬の餌に加える人も見た事があります。

 今の人たちには信じてもらえないかもしれないですが、そんなのでも犬達は生きていました。昭和中期から後期に限れば、犬というのは家族としては二軍の存在であり、ぜいたくな住処や餌を与える人はまだまだ一部でした。私の祖父母の家の犬達…ペットのボクサーやサモエドなども、それで普通に12歳位まで生きて、死んでいきました。彼らの食事は現代のスタンダードからすると相当粗悪と言わざるを得ないものでしたが、その割に長生きだったのはやはり運動をたっぷりして、定期的に獣医に通っていたからだと思われます。

 田舎なんかではとくに、大部分の犬達は外に繋ぎっぱなしで車庫の一部をベニヤ版で囲ったような所に古布を入れて犬小屋にしたりと、とにかく今とは比べ物にならないほど雑な扱いを受けていましたが、みんな毎日元気よく吠えてシッポをちぎれんばかりに振って、大急ぎで餌を食べ、端的に言えば現代を生きる犬達となんら変わりのない命の時間を享受しているように見えました。犬とはなんと柔軟な生き物か……。………ものすごく脱線してしまいましたが、とにかく、こういう原体験のために私は「犬はかなりの粗食に耐える生き物」という刷り込みがあるのかもしれません。



 だからといって「コディも残飯やいぬまんまを食べよ」ということではなく、必要に応じていいものを取り入れてなるたけ元気に長生きしてほしいなと、思ってます。トータルな意味での犬の健康には運動、医療、知的刺激、栄養がバランスよく存在することが肝だということは、もはや疑いようもありませんが、それらについてできるかぎりの最善を尽くした後は、あとは天命があるだけだと理解します。人間もきっと同じでしょう。



2016年5月24日火曜日

最近の自主トレ

うちのキッチンが小さいのではなく、犬が大きい(いいわけ)


 地味に続けているコディの自主トレ記です。立ったまま物をホールド→ホールドしながら座る→待つ、と、少し難易度が上がりました。意外と口が敏感だと分かったコディのために、身近にあるものの中から何が咥え易いのだろうかと色々試した結果、今は牛のアキレス腱に落ち着きました。ホールドしながら体制を変えるのがかなり難しいらしく、まだまだスパッと出来るようになるには時間がかかりそうです。表情も硬いので、練習を重ねてもう少しリラックスしながら出来るようになるといいなあと思っています。

 おもしろかったのが、それまで牛アキレスと言えば大好きなおやつだったのに、ホールドの練習に使用するようになってからは、おやつ→→→何かが起こる魔法の棒へと、その存在が格上げになったらしいことです。留守番の時などに置いて行っても、食べずにとってあるのを見かけるようになりました。やはり食べ物を使う案は良くないのかも知れません。何か、他にいいものを見つけないと。


友達の愛犬(小型犬)にあげる分、お土産袋に異物混入したと思われないよう、リボンを結んでみた。


 食べ物ねたその2です。

 日本滞在中、実家の近所のペット量販店でみつけた「サメ軟骨」。サメの軟骨と言えば、一部ではガンを治す効能があると信じられていて、漢方として犬にあげる人もいるようですね。これらの効能に科学的な根拠はないそうですが、犬にとって健康的でおもろいおやつだという事には、間違いなさそうです。袋を開けた時、海産物の乾物のとてつもなくイイ香りが部屋中に広がって、普段からニボシ一匹貰っただけでも有頂天になるコディは、もう夢み心地だったようです。お気に入りのラグの上にサメ軟骨のかけらを置いて、それを舐めたり口に入れたり、出したり、一人シッポを振りながら食べていました。




 食べ物ねたその3。

 管理人が愛読しているブログ、ドイツ釣りにんげんの筆者akaさんが紹介されているのを見て「いいなあ!」と思っていたドイツのトレーニングトリーツ「チュビドッグ」をゲットしました。レバーヴルスト味で、内臓スキーである自分にとっては、非常時はこれでビール飲めるんじゃ!と思うくらい、とてもおいしいそうな香りがしました。鈍りまくった人間の鼻でもそう思うくらいなので、イヌにとってはきっとたまらない香りがするのだと思います。

 因みにこのおやつは、友人の愛犬の似顔絵を描いたときに、その友人がお返しの一環にとドイツに帰省ついでに手持ちで持ち帰ってくれたものなのです。おお、心の友よ!感謝、感激でした。




 いいオヤツが色々揃った所で、外でのトレーニングも再開しています。赤ん坊を寝かしつけた後、街のお店が閉まるまでに1時間ほど猶予があるので、行って様々な場所をまわっています。ペット量販店やホームセンター、通路の広い大型のユテリティグッズ屋などが練習しやすいと感じます。写真はThe Container Store、直訳すると「入れ物や」ですね。文字通り収納ボックスや容器類に特化したお店ですが、このビジネスモデルを考え付いた人すごいなと、来るたびに感心します。ともあれ、最近急に湿気て暑くなってきたので、冷房の効いた店内での練習は犬にとっても嬉しいようです。


ショッピングカートをわざとガタガタ言わせたりして、不審な目で見られた。


 お店を入った所で、店内の端っことかジャマにならない場所に(こんな感じで↑)静かに伏せていられるようになれば、他の人の迷惑になったり、犬が割れ物を触ってしまうかもと言う心配もなくゆっくり買い物が出来るのではないかと思いました。いつかそんな日が来るだろうか。




 今日の最後は「ちいさいにんげん」の「あたま」です。
 日本でお宮参りへ行った次の日から、だんだん毛が生えてきました。
 なんか御利益があったんだろうか???


2016年1月5日火曜日

おやつの節約


 
 コディのトレーニングながら散歩、通称トレ散歩のごほうびに、犬的に高価値で軽くて手も汚れないフリーズドライのおやつをよく使います。しかし、最近犬に対して異なる報酬のアクション(毎回異なる量&種類のおやつ、おもちゃ、声かけ、ほほえみ、クリッカー音、撫でるetc.)をランダムでやってみるという事を試しているので、場合によってはおやつも一度にごそっとやったりして、最終的にけっこう費用がかさむのが頭の痛い所でした。そんななか、今日はペット用品店でフリーズドライの餌に目が留まって、そういえばこういうフードを砕いておやつのかわりに使ったら、費用が抑えられるんじゃないかなあと、ふと思い立ちました。そこでコディが好きでもう何度もリピートしているオリジン・ツンドラのフリーズドライ餌版をゲットしてきて比較しました。

2015年12月19日土曜日

超大型犬に負けないかみかみグッズ(勝手にレビュー)

審査員近影


 大型犬の若犬と人間の乳児の世話との同時並行と言うと、大道芸的な要領を問われるタスクが多いですが、基本、行動がゆっくりかつ、ザ・シングルタスク人間である自分にはとても難しい局面というのがここまで何度かありました。例えば、、、赤ん坊が泣いているのを何とかしようとがんばっている所に小包が届いて呼び鈴がピンポーンと鳴ります。そこへまだ散歩へ行けてなくて興奮気味の犬が爆音で吠えたてる→子供さらに大泣き。そして「よしよし」とやっている間に、準備していた粉ミルクのお湯が出来たタイマーが鳴り・・・止めようと駆け寄る途中で落ちてたコングを踏んで転びそうになる・・・と、もうどうにも収集がつかない混沌状態になるわけであります。

 なので、忍者のまきびしみたいな感じでぽいと投げるとたちまちのうちに犬を大人しくさせるかみかみグッズ探求には、まったく余念がありません。我が家にとってこれらは単なる犬の嗜好品というよりかは、生活をうまくまわすための必需品となっています。今日は、ここ2カ月あまりの間に利用したものを(独断と偏見に基づき)かってにレビューしたいと思います。尚、グッズ類は全て家の審査員によって一度試食されており、若干お見苦しい状態になっている点はお許しください(汗)。




 ① 鹿の角:amazon。これはちかごろアメリカの自然派ドッグオーナーの間でだんだん需要がのびているもので、最近は日本の「ペットのコジマ」に相当するような量販店ですら、手に入るようになった。犬によって夢中になるものとそうでないものがおり、どちらかと言うと若い犬の方が好きみたいですね。また一本一本形状も大きさも違うので、ある特定の角に異様に執心する犬と言うのもいるらしい。一説によると中の方に特有のフェロモンがあってそれが犬を惹きつけるという人もいます。

 鹿の角は齧りかすや汚れが一切出ないのが非常にありがたい一方で、犬の歯が欠けるという報告もあり、特に 4th premolar toothと呼ばれる、犬の口の中でも特に重要な小臼歯がダメになるという主張があるため、飼い主の監督下にある時以外は与えない方が無難かなという気がします。うちは犬が遊んでいる間逐一見張っていることは出来ないので、お蔵入りになりました。100%オルガニックかつ伝統的なイヌのおもちゃでコンセプト的には良い感じだと思うので、残念です。




 ② 鹿の角・ナイラボーン版。Dura Chewの確か、Antler Alternativeというやつだったと思う。12/23追記:これはナイラボーンではなく、ペットステージ社から出ている類似品の「ディアホーン:Amazon」でした。確か角の成分が入ってるんだったか、ヴェ二ソン・フレーバーだったか(急いで買い物したので記憶にない)、とにかく「ナイロンにフレーバー?」「削りかすは飲み込んでも排泄される??」と、自称自然派の自分にとってはネガティブ反射をもよおさせる謳い文句が書かれていたのですが、使ってみたら案外悪くなかった。ナイラボーン自体はロングセラー製品なので、それに付随して安全性も高い(ナイロンに香りが付いているというアイデアだけはまだ受け入れにくいんですが)と考えられます。もちろん、犬の大きさに合ったものを買ってくるのは大前提で、というのも自分の身の回りに限ると犬のオモチャ誤嚥で一番よく聞くのがこのナイラボーンの破片なので。

 使ってみて一番ありがたかったのは床が全く汚れない事です。またときおりカスが散らばっても、無機物なので不衛生になりにくく、掃除機でささっと吸い取れることはよい点です。犬の噛む力と歯の強度をよく考慮して作られているので、本物の鹿の角のように歯の問題のもととなる可能性が低い事。反対に微妙だったのは、やはり犬の方もこれが本当に動物由来の(食べられる)パーツではないことを薄々分かっているらしく、比較的飽きやすい傾向にあると思ったこと、それと噛み口がギザギザになるのでたまに歯茎から出血すること。




    ③    ヒマラヤンドッグチュウ:Amazon。ヤクとウシのミルクの混合物で出来ているという、自然なおやつ。非常に硬く、〜70パウンドまで用のグレーのパックに入っているものを与えましたが一向に割れる気配もなかった(コディの体重は100パウンド以上)。このチュウの面白いところは、電子レンジで加熱するとパフ状になって二度遊べるところです。齧っているうちにどんどん小さくなって喉に詰まらせる危険が出てきたら取り上げてチンしてやると良いと、お店の人に教わりました。というか、ヤクミルクの固形物を電磁波で加熱してみようと思った人、その発想がすごいと思うのは自分だけでしょうか。

    このおやつは犬が齧って唾液がつくと、乳製品特有のというか、ちょっと野生的な「いぶしたゴートミルク」みたいな匂いが発生します。それはとりわけ臭い!というほどでもないのですが、ミルク系の匂いが苦手な人(私です)にとっては少々気になりました。また意外と細かい屑が散らばるので、特定の場所でおやつを食べるよう犬をしつけている人以外は、後で掃除をしなくてはなりません。




    ④    ブリー・スティック。ロウハイドの、より良い代替品として近年ポピュラーになってきつつある棒状のかみかみです。ロウハイドと比べるとより自然な素材で出来ていて、消化もしやすいとされる。その「自然な素材」とは正確には「ブル・ピズル」で、バイト先で内容表示を見た移民のおばちゃんなどが時々これ、何のこと?と聞いてくる。「雄牛のプライベート・ゾーンです。」と言うとちょっと照れてたりするので、ひとりウケている。

    今まで色々なメーカーの、大小様々なブリースティックを消費してきたけれど、プロセス方法によって多少品質にばらつきがあるように思います。見た目からは区別が付きませんが、以前インターネットなどで安価に売られているものを試したら、小さなスティックだったにも関わらずコディが下痢になってしまったこともあります。きちんたした会社のものを選んで買った方が良いと思います。

 ブリースティックはまた、犬が噛んでいるとヌルヌル・ベタベタしてきて特有の臭気が出るのも難点です(ただし犬にとってはいいにおいらしくうちの犬も一生懸命噛んでいます)。もう一つの難点は、消えもの系のカミカミとしてはちょっと割高感があることですね。うちの犬の大きさに合ったものを買い与えようとすると非常に高く付くので、ちゃんとした製品を安価におろしてくれるメーカーをいつも探しています。バージニア近隣では、地元のメーカーBARKWORTHIESがわりと品質もよくおすすめです。輸送にかかるエネルギーなども気にし始めるとキリがありませんが、そもそも犬のおやつは贅沢品ですから、できれば地産地消を心がけたいところでもあります。




    ⑤    スモークされた豚の膝の骨。こちらのペット量販店で購入したもののひとつです。メーカーはデントレーだったと思う。香りもよく、脂っぽく、コディにとってはおいしかったようですが、油っぽい細かいゴミが大量に散らばるのには閉口しました。たぶん、犬のサイズに対しておやつのサイズが小さすぎたのかもしれません。骨も加熱加工されて脆くなっているので、すぐにばりっと割ってしまい、長期的には歯をいためたたり、間違って飲んでしまうこともありそうだと思いました。お蔵入り決定。




 長くなってまいりましたので、御口直しに砂漠の蜃気楼の画像でも。あっ、なにか見えるような気がしますね。よく見るとうちに一瞬存在したような、しなかったようなカミカミグッズの数々に見えなくもありません!どういうわけだか分からないけれど、犬にあげたらも数分~数秒で消え失せた者達です。結論:スターチ系のチュウは大きな犬には役に立たない。ところで、デンタル・チュウにカミカミ要素を期待するなよ、と思われたかもしれませんがオーラルケア的観点からもどれだけ効果があるのか怪しい、という考察も以前書きました。




⑥ Etta Says!というシリーズの、メガ・チュウ、エルク味。パルプ状になった干し肉とロウハイドの混合物を30センチほどのスティック状にのしてあるもの。強度は頑張ればベキッと二等分に出来るくらいなので人間的には硬く感じますが、犬が噛むとこれも一瞬でなくなる儚きおやつ。ヴェニソン系の味が大好きなコディだが反応はイマイチだったので、もしかしたらあまりおいしくないのかも知れません。重複するけれどロウハイドの欠片が入っているので、胃腸が繊細な犬は注意したほうがよさそうです。




 ⑦ スモークされた?ブタのみみ:amazon。アメリカ人の言うところの「yackey things」のひとつ。ほかにも牛・豚の足や豚の鼻など、基本的にパーツそのものの形が残っているものがダメという人はとても多い。余談だけれど自分の大好きなしらすやちりめんじゃこも、さるアメリカ人に言わせると「無数の眼が一斉にこちらを見ている気がして無理」なのだそうです。中国人街で台に並べられたアヒルもだめだそうです。以前行ったパリのマルシェではお肉屋に豚の頭部がまるまる吊り下げられていたけれど、ああいうのもきっと気持ちが悪いのでしょうね。自分が平素どんなものを食して血肉を得ているかを直視することはとても大切なことだと思いますが。

  この豚の耳は、コディ的にはまずいらしく(結局、笑)与えてもずっと床の上に置かれていたりします。また、一度食べ始めるとパリパリと一瞬でなくなってしまうし、ポテチのかすみたいなものが床に散らばります。我が家の場合はあまり役に立っているとは言い難いので、残念です。これと似たようなのでポーキー・ウエファー:amazonとよばれる要はブタの鼻も試したけれど、これもほぼ同じ理由で駄目でした。またブタの耳はあまり知られていませんが非常に高脂肪な部位で、ダイエット中の犬にはあげない方がよいと言われています。




⑧ マローボーン。犬用の製品が複数の会社から出されているし、スーパーの冷凍肉コーナーへ行くと「シチューボーン」とか言って、人間用のが二束三文で売られていることもあります。上のはプライマルというメーカーのもので、生の牛骨を加圧処理してあるので雑菌の心配がないそうです。犬によって食べる所要時間は異なり、うちの犬はこれひとつにつきだいたい15~30分くらいごそごそやっています。知り合いのティーカッププードルは2~3時間かけるそうです。マロ―ボーンは単なる輪切りされた冷凍生骨なので匂いも殆どなく、犬にとってもおいしい&楽しいかみかみグッズといえます。

 難点は、大型犬だとすぐ食べ終わる、もしくは中の方まで食べられないで終わること。ほかのおもちゃやおやつと併用する手もありますが、なにしろ他のカミカミに比べて圧倒的に犬の興味をひくので、人間の思惑通り順繰りに遊んでくれる犬は少ないと思います。また、ボーンマロー(骨髄)は脂質なので、お腹の弱い犬や、食べ過ぎた場合は下痢になることがあるのも注意ですね。同じ理由で床がヌルヌルになることもあるので、衛生面に注意がいります。ベランダやデッキの上など、野外で、監督できる範囲で食べさせるのが良いように思います。

 マローを食べ終わったあとの空っぽの骨で遊ぶのが大好きな犬がいるのも気を付けたいです。間違えて吞んでしまう可能性もあるし、咥えて走り回りながら思い切り落として床が傷ついたり、騒音でせっかく昼寝していた赤ん坊が起きたりするので、気になる人は頃合いを見て取り上げたほうが良いと思います。



⑨ 最終兵器、ラムのすね。スーパーや肉屋などで、新鮮な子羊の骨付きシャンク肉を買っておく。時間をみつけて水洗いし余分な脂をナイフでトリムし、一本ずつワックスペーパーなどでくるみジップロックバッグに入れて凍らせておく。シャンク部はお肉も結構ついているので、うちの犬の場合これ一本につき1時間~位時間をつぶしてくれる。すね肉の中を一本通っている骨の一端に関節がついているものは、噛んでいるうちに犬が飲み込むことがあるので、頃合いを見て取り上げる(そのためにも自分の犬がこれ1本食べるのにどのくらいかかるのか時間を計っておくと、あとで便利)。

 難点と言うか、屋内で犬の好きなように食べさせているとおうちがナショナルジオグラフィックのような光景になりかねないので、特定の場所で食べるようにしつけておくべきだと思います。うちでは天気のいい日は前庭か、リビングの特定のマットの上で食べるように教えていますが、しつけがめんどうな場合はクレートにいらない古布などを厚めに敷いて、その中でやると良いと思います。

 色々書いたけれど、結局のところはこれもマローボーンと同じく、野外でやった方が楽だと思われます。最近ひしひしと思うのは、犬と言うのは、というか大型犬と言うのは、そもそもある程度敷地のある家で飼うのが適しています。具体的には3、4エーカー、最低でも2エーカーは欲しい。そうすれば彼らを世話する上での労働の多くは、おのずと解消されるし、それだけスペースがあれば、犬の好きなものをいろいろ設置できます。コディの場合だったら例えば、ヒツジやニワトリのペンや、ふかふかの草が生えたフィールド、きれいな水の湧く池、倒木を組んでアスレチックを作ってやったりしたら、すごく喜んで毎日遊ぶと思います。嗚呼、我が家にもおおきな庭があったならば(※我が家は築40年のぼろい極小メゾネットです)。と、人生の深い悩みと憂鬱にとらわれたところで、今日のレビューを終わります。


2015年9月29日火曜日

秋の訪れ

芸術の秋、到来・・・。しかし目線はオヤツへ・・・。


 さて時間は飛ぶように過ぎ去り、もう9月も終わりとなってしまいました。こちら北バージニアでは、気温も落ち着いた爽やかな空気の中に、ときどきちょっと汗ばむような日差しが入り混じった陽気が続いています。近所のスーパーの店先に並んだハロウィングッズやカボチャの数々が、秋の訪れを告げているようです。今日のブログには、家の犬「コディ」と共に近隣のイベントに立ち寄った時の事を書いておきたいと思います。




 イベントその①。バージニア州、ラウドン群リースバーグで開かれたBarktoberfest(バークトーバーフェスト。人間のオクトーバーフェストに引っ掛けて)という犬のイベントへ行ってきました。「イベント」といっても小さな農場の跡地に出店のテントをぽつぽつならべただけの、非常にカジュアルなものでした。午後の遅めの時間に行きましたが、のんびりリラックスした人と犬が行き交う中で、みんな犬のトリーツをみたり、時たま立ち止まって他の飼い主さんとスモールトークしたりと、のんびり和気あいあいとした時間が流れていました。コディもようやく慣れてきたジェントルリーダーをつけて、しっかり歩く練習をしてきました。




 ふだん家畜の品評会などが行われるこの場所で、早い時間帯に捨てイヌ・ネコの譲渡会が催されたようです。このBarktoberfestは家のないペットたちに新たな住み場所をマッチングする、FOHAという団体によって運営されているので、この譲渡会はフェスティバルの中心的な行事と言えるでしょう。自分の状況も考えず最近、もう一匹犬が飼いたいなあ!とかほざいている(笑)「わし」なので、譲渡会も既に終わった時間帯に行ったことはとてもよかったと言えます。沢山のペット達が新しいオーナーに出会えたことを祈ります。


同じ場所にて。
このあたりはとても大きな家が多いため、デンやウルフハウンドなど超大型犬の多頭飼いをする家庭もちらほら見かける。

かと思えばかわいすぎる黒柴ちゃんも居ました。
飼い主さんとおソロのスーパーマンのシャツを着て、ラブリー全開で歩いていた。



 イベントその②です。リースバーグには歴史地区があり、小さいながら今でも活気あるダウンタウンとして賑わいを見せています。この日はたまたまアートフェアが行われていたので、渡りに船とばかり覗いて行くことにしました。上の写真はメインの大通りからの眺め。通りの右側には、バージニアの典型的な古い田舎町と言ったかんじの、アンティーク店、コーヒーショップ、雑貨屋などが並びます。


セクシーランジェリー屋さんに突入しようとするコディ。
「きょうみしんしん」

以前より食器や雑貨をちょくちょく購入しているCrème de la Crèmeはバージニア州内に三店舗を構えるローカルのお店。
商品に割れ物が多いので、コディにはニンゲン(♂)と共に入口付近で待っていてもらった。
ひとまわりして戻ってみると、コディのまわりにイヌトークの輪が出来ていた。

ハトの置物も発見。
この店ではこういう、何の意味があるのかわからない、しかしどこか惹かれるような物をよく売っている。

地元の人で賑わうKing Street Coffeeでコーヒーを購入。 なかなか美味しかった。



 さて、週末とイベントの備忘録はこの辺にして、ここ10日間の家での出来事です。これから第一子「小さいニンゲン」の出現を控え、かまってもらえない時間が増えるであろうコディのために、カミカミ出来るおやつの準備が佳境を迎えています。「準備」と言っても何も大したことはなく、ただスーパーで売られている骨付き肉を骨ごと食べやすい大きさに切り分けて、冷凍庫で凍らせるだけの話なのですが。肉の種類はビーフとラムが主で、牛の場合は体重のかからない肋骨や肩の部分を主に選んで買っています(こういう部位はシチューの出汁用に安く売られている事が多いので経済的でもある)。コディはこれが大好きで、肉の大きさによっては2、3時間かけて集中してかじるので、なんらかの事情で運動が足りない日の晩などに重宝します。


トレーの上でバラバラに凍らせてから、こんな風にジップロックの袋に入れて保存します。

これはラムの前足の部分。

 家の中でも生骨や生肉をあげられるよう、「プレイス」のコマンドでコディ用マットの上に留まるように教えました。ここからはみ出てきたら骨を取り上げ、再度「プレイス」のコマンドでマットに戻るよう、根気よく促していたところ、最近は上手にマットから出ないでカミカミしていられるようになり、また何かの拍子にマットから出ても、自分で骨を咥えてマットの上に戻れるようになりました。これなら床が汚れることもなく、使った敷き物はそのまま洗濯機にポイ出来るので便利です。




 秋口になり気温が下がったことで、ドッグラン後のシャワーのあとでドライヤーを使う練習も再開しました。上の写真で管理人が持っているのは、例の掃除機のついでに買ってしまったマキタのブロワーです。掃除機に使う充電式のバッテリーを共有できるので便利です。本来、庭の落ち葉などを吹き飛ばして掃除するための道具ですが、最弱に設定するとコディを乾かすのに丁度いいことが分かり、オヤツを与えながら、音と風に慣らす練習を重ねています。これも大分ガマンできるようになってきました。肉球のあたりもブオ~とすぐに乾かせるので、なかなか爽快です。




 そうそう、例の掃除機といえば犬にダイレクトに掃除機をかけるというワザも使えるようになりました。けっこうおもしろいので飼い主はウキウキですが、写真を見ると犬は訝しげですね。これをすることに一体何の意義があるのかなと考えてる時の顔をしています。比較的ポーカーフェイスなドーベルマンと違い、シェパードはこういうところがかなり表情豊かなので、見てて面白いです。





2015年8月19日水曜日

セラピー犬のクラス



 今朝、ちょっとした奇跡が起こった。家の犬「コディ」が初めて朝のドッグランで転げまわらず水遊びもせず、泥遊びもせず誰かのウンチも踏まず、フサフサなままで公園を後に出来たのだ。ランに集っていた人々にも「コディ、きれいすぎて誰だか分からなかったわ。」と言われたこのイヌをつれて、ついに念願だったドッグランの後商店街に寄り、スタバのコーヒーとデリで朝食を買って帰るという夢の様な時間(笑)を過ごす事が出来た。コディはいつも、ランを去る頃には、砂や泥で揚げる前のフライドチキンみたいになるから連れて歩くのが恥ずかしく、商店街なんて夢のまた夢だったのに・・・。しかし、たったこれだけの事がこんなにも充実感をくれるとは。しあわせとはかくも相対的なものなのか。


あまりの嬉しさに 意味なく記念撮影(むしったお花とともに)。
花はとる、棒状のものは何でも咥えてふりまわす。なぜって?シェパードだから!

フワ~

お花は、食べました。 エへッ。



犬を歩行器の真横に「縦列駐車」させる練習。なかなか上手に出来ない。


 話題その2です。先日、優良家庭犬(CGC)のトレーニングを終えたコディは、そこで教えてくれていたトレーナーの勧めでセラピードッグ・プレップというトレーニングのクラスに編入している。これは将来犬がセラピーワークに従事するための準備をする科目で、この練習を終えると、特定の協会が実施するセラピー犬の選別試験を受ける準備が整い、テストにパスすれば改めて目的別にあった内容のテクニックを学ばせていく、というおおまかな流れになっているとか。

 今までのコディのようすをみていると、自分としてはセラピーというよりかは暫くオビディエンスの練習をさせつつ、機会があれば何らかの補助作業やサーチ&レスキューの方向へ進ませたいな~と、最近うすぼんやりと考えていた。

 しかしこの考えをドッグトレーナーの知人にしたところ、北米における補助犬は特定の個人が自分のニーズに合った犬を育てる(or トレーナーに頼んで育成してもらう)のが一般的だということ、また災害救助やサーチ&レスキューは、まずは犬自身の適性もさることながら、コンスタントな訓練に非常にたくさんの時間を必要とする上、犬の専門性によっては電話一本で遠くの州に出かけなければならない事もあり、普段からかなり時間に余裕&スケジュールに柔軟性のある人でないと難しいとのことだった。小さい子供をかかえながらだと、実質不可能と思われた。

 セラピーワークは本来心身ともに成熟した犬が行うべきものだから、コディのような子犬には時期的にちょっと早すぎる感もある。一方で、練習内容そのものは基礎的なオビディエンスの延長線上のようなものが多く、時間をみつけて少しづつ練習し達成するのもいいのではないかというのが、その知人の話すところだった。それを聞くと残り3週間で正産期に入る身としては、セラピーは比較的とりつきやすい課題のように思えてきたのでした。


PCI ラム・クランチ(左の赤い袋)はアメリカ産・新鮮・肉厚なヒツジの肺を乾かしたおやつで、いちばん良かった。


 ともかくも、もうすぐ人間の新生児を育てるという一大事もあり、気がかりな事は多々あるけれど、最も気がかりなのが子が生まれた後の1・2週間のあいだ、犬を預けなければならない事である。今まで練習も兼ねてデイケアには何度も入れていたけれど、ボーディング(お泊り)となると勝手が違って、上手く頑張ってくれるかとても気になる。とりあえず、いつ来るか分からないお泊りの日の為に、「コディ君バッグ」の準備にとりかかった。ドライフードはとりあえず2袋、サプリメント類と、ふだん使っているタオルを沢山用意した(その他の必需品についてはASPCAのペットの避難用マニュアルが、盲点をつぶすのにところどころで役に立ちました)。

 支度の途中でコディが預け先で寂しく泣いている様子を想像し、かわいそうになって、おやつを買いすぎてしまった。実際は芝生の青々とした山すその農家の一角で他の犬達と一緒にワイワイ出来る寄宿舎を予定しているので、そんな展開にはならないと信じている。いや、こればかりは相性もあるので実際に行ってみないと分からないかな。気になるから、やはり事前に一度自分で見に行かなくては。こういう事も含めて、やることが山積しています。