ラベル ノート/シニア生活 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ノート/シニア生活 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年3月2日月曜日

手術完了(アサガオ状態へ)

 
 コディアックの手術が終わりました。
 前回のアセスメントのすぐ後に生検検査が出、「リンパ節への転移は(見える限りでは)なく、手術可能なやつだからすぐやりましょう」という運びになりました。喜ぶ間もなく、またぞろ雪の降りしきる国道を長い事飛ばして専門医へ連れて行き、訝るコディを病院で落としてあとは祈りました。

 近くのターゲット(アメリカの西友みたいな大型のスーパー)の片隅でパソコンと向き合う事数時間。麻酔から覚め、ぼんやりした犬を車に積み込んで、北バージニアの片田舎のわがやに帰り着きました。コディは傷口を舐めないようにアサガオみたいなへにょへにょのカラーをつけられていました。




 問題はこのアサガオ、あんまり効果ないみたい 笑

 病院で「この子、こんなにでっかいしオシリ舐めないよね?いちおうカラーつけておくけど。多分いらないと思うけど。」と言われたのですが、帰宅してから私が目を離した一瞬の隙にアサガオカラーごと首をぬっと伸ばしてシリ付近をなめようとしているのを目撃し、「ちょっと待った!!!✋」する事件がありました。コディは見た目よりも俊敏ですし、思ったより軟体です!飼い主の私自身も忘れてることがあるので要注意なのです。しかたないのでアサガオの後ろに『うきわ』も追加しました。多分、これで大丈夫なはず………、、、(上の写真は『うきわ』つけられてかなりの不満顔だったのに「おりこうだからおやつもらえる」と言われ、不満と喜びが同居する犬)


色々なお薬をもらいました。
お気に入りの缶詰で楽勝です。


 術後のガイダンスをしてくれたのが、すごくマッチョな黒人の獣医看護師さんだったのですが、コディを抱きかかえて車に乗せながら「術後二週間は運動禁止ね、でも、この子走らないよね。」と言われました。いえいえ、外に出すとものすごい走るし跳ね跳ぶ、と言った所驚かれました。関節炎あるのに?そうなんです。トレーニングが~鹿が~と言われると痛みも空腹もすべて頭から吹っ飛んでいく男、コディ君。

 いよいよ心配です。

 人間がブレーキをかけてやらないと実力以上のスピードで走り、ぶっ壊れるバスという感じで、気が休まらないです。シェパード系の犬のこの人間がコントロールしないとすぐに儚く散っていきそうと思わせるところもまた、私達を夢中にさせてくれるのかなと思います。



2026年2月23日月曜日

アセスメントへ

 

 雪の酷寒の日に国道を飛ばして、先日分かった肛門嚢線がんの精密検査を受けに行ってきました。そういえば11年前、まだ赤ちゃんのコディをもらってきた日も吹雪でした。この犬はなぜか大事な日には雪が降ることに決まっているようです。検査方法は腹部ウルトラサウンドとCT、立ち合いの外科の先生による触診などを経て、手術に適した状況かを審査します。

 専門医だからか、超大型おじじだからか、物価高だからなのか…この検査だけで実際の手術の1/3くらいの費用が必要となります。コディの場合侵襲性のある医療行為では毎回鎮静か麻酔となるので連れて行くのも大変、帰りも大変で一回一回の通院が負担です。とりあえず検査が終わって、コディも私もほっとしました。

 悔やまれるのが車のことです。

 広々していいだろうと、少し前に自家用車をフルサイズSUVに変えてしまっていたのです。このことを少し後悔しています。冒頭に「雪の酷寒の日に国道を飛ばして」などと書きましたが、これは今の車だったから安心してできたことで、そう思うと確かに有用な車なんです。

 けれど、犬が年をとって後足で立ち上がる動きを避けようとするようになるなどと、あまり実感をともなって想像していなかったと思います。今回のような通院や検査の後に犬を車に乗せてあげるのもかなり大変です。最近では、いつもみてくれている獣医さんだけでなく、男性の看護師さんがいる日(車に上がる犬の補助をしてもらうため)を考慮しながらアポイントメントをとるようになったりと、コーディネートが複雑になってきてしまいました。

 ちょっと前の宅トレ記録にも書きましたが、私達の住むようなアメリカの片田舎では日本の地方などと同じで、車選びは人にとっても犬にとっても生命線といっていいものだと思います。家族のメンバーそれぞれによってニーズは違うので、なかなか最適化が出来にくいところでもあります。近年人件費や部品の価格もはね上がっているので、長期で見たメンテナンスや修理費などのランニングコストや、リセールバリューはかなり真剣に考えねばならなくなりました。子供にとってはファーストカーにもなるので、安全性は最優先事項です。

 こうなると、自然とシニア犬に特有の条件は二の次にせざるを得ないことが出て来ます。先々のことを考えて自分で下した決断ですが、ある意味コディのQOLを犠牲にしたとも言えます。今後はこの罪悪感と共に行くのだと思います。



 状況を少しでも良くしようと、私が普段使っているクーペの方をコディ君用にカスタマイズしてみました。コディはまだ小さな頃にこれに乗って公園や獣医さんに行った事がありますから、大丈夫だろう!と思っていました。思いのほかくつろげる感じになって、自分が引っくり返って寝てみたりと、うまくいく予感で実用を楽しみにしていました。ところがどっこい……。

 この車、マッスルカーのため振動と音がうるさいのです。このブログを読まれてる方はもうご存知の通り、おじじの音ビビリは近年悪化の一途を辿っています。車で少し近隣をドライブしたところ、後ろの席のコディがガタガタピーピー、ものすごくうるさいのです。SUVと違い慌てるコディと運転手(私)を隔てるものがありませんからこれはかなり危険です。やはり運転席と、乗車席を隔てる檻みたいなものをつけないとダメだな。警察車両としてよく高速の隅に待機している車種のため「輸送される犯人の図」みたいになっちゃいそうなのですが。うーむ!シニア犬のお世話はトライ&エラーか……また別の作戦を考えよう。


2026年2月13日金曜日

腫瘍専門医へ


 前回コディの肛門嚢線がん(Anal Sac Adenocarcinoma)が分かったことで、北バージニアで一番設備の整った腫瘍専門外来としてフェアファックス郡にあるVCA SouthPaws Veterinary Specialists & Emergency を紹介してもらい、全データを持って受診してきました。聞いてきた通りすごく大きな獣医科医院で、偶然にもコディが訪問のリクエストを受けたことのある(人間の)医療センターと同じ区画内にある病院でした。

 診察では、肛門嚢線癌はシニア犬ではそれほど珍しくなく、大体7~8割は悪性で何もしなければだいたい4カ月から半年程度で犬は亡くなるでしょう、と言われました。対処法としては、高齢ということを考慮して緩和ケアのみでいくか、治療する場合は可能ならば手術を、それと並行して必要に応じて化学療法、分子標的薬(パラディア)、化学療法+投薬を組み合わせたものと状況に応じて選べると詳しく説明を受けました。

 話を聞いて、まずは一旦「どのくらい悪くなっているのか」調べる必要があると分かりました。前回書いた通り、肛門嚢線がんでは腫瘍のサイズが比較的小さいうちからリンパ節や肺などへの転移を起こすため、例えば「手術しようと思ってお腹を切ったけど、既に色んな所にがんが散らばっていて、あまり出来る事がなかった」というような流れは避けたいと思いました。翌週に改めて検査の予約をとって腫瘍専門のお医者さん・外科専門のお医者さんの立ち合いのもと、CTを使った腫瘍の具体的なイメージングと転移の有無を調べ、より詳細な現状の把握と、手術が可能かのアセスメントを行ってもらうことにしました。

かえろー かえろー かえろー かえろー かえろー
私の帰り支度を見るや否や、急に目に光が戻りシャキシャキと出口に向かう犬。

 私達の課題は、採血が出来ない問題でふれた通り、七歳を過ぎた頃からコディが侵襲的な治療の一切を拒絶するようになったことです。そのため頻繁・定期的な検査や採血などごとに鎮静をかけることになります。今回の診察でも、先生が検査室から出てきて笑いながら「全身どこでも触れて良い子なんだけど、肛門の触診だけは頑として絶対にさせてくれなかった」と言われました。家でオシリに触ったり、手袋して指をちょっと入れる練習はしており、コディも大丈夫なはずなのに、病院ではこうです。おじじ、もうちょっと頑張ってくれ!と思います(病院では家と違って悪さしても叱られないから、わざとやっているのだと思います)。

おトイレにあったこのささやかな「ひっかけるところ」…これがありがたかった
子犬の時からずっと使っているこのヒモ、犬の大きさに対してあまりに不釣り合いだとこの写真を見て気付きました

 

 今回の受診の前にも「事前さんぽ」をしました。
 コディの病気が分かってからこちら、ずっと考えこむ時間が続いていたので自分にとってもよい気分転換になりました。事前さんぽはセラピードッグの訪問の際もいつも気を付けていたことで、目的地に最低でも15~30分前に到着し、建物の周囲や可能であればエントランス内などを好きなだけ点検させてやる時間です。これは毎回通っている、かかりつけの獣医さんの時も毎回欠かさず行ってきました。こうすることで犬も緊張がほぐれると感じます。かっこよく言うとストレスマネジメントというやつですね。

 初めてこんなに大きな病院に来たので、病院の前でコディとふたりで記念写真を撮ろうとしました。が、ふとみるとこんな真冬に、外にあるベンチで、顔を真っ赤にして泣き崩れているひとがいました。ここは自分の犬をなくすか、なくさないかの運命の瀬戸際の人が来るところだったと、いきなり現実を叩きつけられたように感じました。自分達のことしか考えていなかったと恥ずかしく思いました。同時に、自分達自身もその瀬戸際に立たされているんだという事を、痛い程実感しました。

2026年2月9日月曜日

グッドエンディングに向けて


 1月に話していた全身の健康診断を受けてきたうちの犬ですが、その結果、右の肛門腺に肛門嚢腺がん(Anal Sac Adenocarcinoma)がみつかりました。全体としては悪性度が高いものが8割くらいの、サイズに関わらず、リンパ節にすぐ転移したり浸潤を起こしやすい種類のがんだということでした。基本的に治る事はないそうです。かかりつけ医の勧めを受けて、いったん外科医の訪院がある二週間後に手術の予約を入れました。その間に腫瘍学専門の獣医科医院に予約をとり、ここから先の取り組みについて詳しく話を聞くことになりました。

 血液検査の結果は例の肝臓の数値以外はすべて正常でした。がんが住み着いているだけで、まだあまり体の機能を破壊していないということだと理解しました。今後の麻酔や投薬などがあってもがんばれそうです。しかし、7歳すぎから50項目以上に分かれた詳細なブラッドパネルをしてきましたが、よく考えてみたら血液検査だけでは犬の早期のがんは拾えないですね。なんで今までこのことに思い至らなかったのだろう。

 最善を期するなら、定期的なCTやソノグラフに投資するしかないんだな。それでも、年間行える回数には限度があるでしょうし、なんでも人より時計の進みが早い動物です。調べたところ、ごく初期のがんや、転移も「微小転移」の段階では、CTでも写らないと知りました(がんのタイプによっては大きくなる前に転移が始まることも知りました)。早期発見には運の要素が大きく関わるなと思いました。今までこういうことは全部お医者さんまかせであまり調べてきませんでしたが、また、「自分で調べて自分で対策」は基本だったな、と思い出させられました。それに、調べても実際やっただろうか。犬のがん難しいな。

おーーーい コディーーー

 コディ君お前さん、どうやら死ぬらしいぞ。
 前、話した20歳まで生きてみる計画、忘れちゃったの。

 でもまあ、心配しなくていいからね。生き物はみないずれは死ぬんだから。
 まだまだいいことはたくさんあるから、時間はあるんだからお楽しみにね。
 たまには我慢しないといけない事もあるだろうが、そういう時はがんばれ。

 診断をうけとった日の夜、改めてコディを呼び、大きなさんかく耳に向かって、その先の脳みそによく沁み込むようにこれらをよくよく、言って聞かせました。コディは真剣に話しかけてもらえて興奮し、私のズボンに石頭をこすりつけて喜んでいました。これから1000日先なのか、500日先なのか、300日なのか、もっともっとずっと短いのか分かりませんが、別れの時は確実に来るんだと思い知らされた私は、自分の寝床に行ってドアを閉め、布団をかぶって泣きました。心のどこかでコディは超・超・長生きして、いつまでも、いつまでも、一緒に遊んでいられるような気がしていたからです。

はーい! ぼくはここよー

 このあいだの雪には手こずっていましたが、まだまだ活発に駆け回るし日々のトレーニングにも反応よく、筋肉もちゃんとあるし「この大きさの犬の11歳としてはむしろ元気」とお医者さんにも言われた犬っち。

 犬を飼うことは、犬を学ぶこと、犬のいる人生から学び続けることだと思いますが、私の教科書は私の知らない間に、勝手に新しい章に突入していました。本当をいうともうこのあたりで読むのをやめたい気持ちもある。すばらしい犬の伝記だったと、楽しいことばかりの一生だったと、この最後の章は残して、本棚に戻せたらどれほどよかったかな。

 ここからは考えをつくして、できるだけ楽しい旅路にしていくのが自分の役割なんだと思いました。たとえ暗闇へと向かう旅でも、犬が安心してついて来られるように明るい背中の飼い主として行こう!少しの変化で慌てたりめそめそせず最後まで立派な飼い主をやるんだ、と思いました。



2026年1月22日木曜日

11歳1カ月の宅トレと投薬


 久々のどぴーかんだったので、元・トウモロコシ畑(現・宅地)をうろうろしました。この一角、私が勝手に草を刈ったり木を抜いたり植えたりしている場所です。去年の秋ごろから食べられる雑草があることに興味を持って、もとから生えてるやつを中心にちょっとずつ位置をずらしたりして、いたずらしています。暖かい間は子供が可愛がってるイモムシの食草などもここで沢山入手できました。

 冬になってから気付いたのですが、宅地開発でこういう草ぼうぼうの所が狭まるにつれ、こうして残った僅かなスペースの中で見つかる野生生物の痕跡がより多くなりました。犬もクン活がすごくはかどるようです。困ったことにコディは野生動物のフンが好きで油断すると「パクっ」とやってしまうことがあるので見張らねばならず、なかなか自分のことがすすみません。



 シニア期に入ってからこの「パクっ」が原因でお腹をこわすことが増えました。
 わがやの裏庭を横切る動物といえばシカ、ウッドチャック、コットンテイル(ウサギ)、ポッサム、アカギツネ、スカンク、ハタネズミなどが主です。このどれかのフンにコディは猛烈に当たってしまうようです。このため、最近のコディは拾い食い禁止はもちろんのこと、裏庭を一人でのんびり歩きまわることも禁じられてしまいました。私が監督出来る時間には限りがあるので苦肉の策ですがちょっと可哀想です。


 裏庭に戻ってまた散策していたらコットンテイル(ウサギ)のしっぽだけ落ちてました!これ、犬が庭に出ることが減ったことで、敷地の中にキツネが侵入してきているのだと思う。深夜食堂のあとがところどころあります。「明らかに家禽」という見た目の、可愛がられてたであろうどこかの家の鶏の翼だけが残されていることなどがあると、申し訳ない、うちのキツネが……ととてもすまない気分になります ※うちのキツネではない

 ウサギの尾への反応を見ていて、コディが随分年をとったことを知りました。
 このしっぽ、コディはぱくっと口に入れてもごもごしていたのですが「だめだよ」とやさしく注意するともう「わかった」と納得した顔になり、もとの草の上に置いていました(写真2枚目)。中年頃までのコディなら大興奮してしっぽを空中に咥えて放り投げ、ドスドスと走り回って大騒ぎしていたに違いありません。その後もしっぽを大事に両足で抱え込んで暫くはクチャクチャとやったりしていたはずです。そういえば最近は鹿追いもついにあの煮えたぎるような鬼気迫る感じが薄れて、ちょっとカジュアルな追い方になってきました。物質への執着心が薄れてきたのでしょうか?人間の年寄りなどはものや環境に対する執着は年と共に増すような気がしますが、犬は逆なのだろうか。

身共の手、シワシワ(笑)

 先週と今週の宅トレは犬用スロープの練習がメインでした。コディの場合、このスロープだけは時々やらないと退化してしまうのでいつも頭を悩ませています。体重があるので揺れるスロープに登るのがだんだんおっくうになってしまうのでしょう。

 加齢とともに関節炎がでてきていることから、スロープなどで不自然な体制になるのが苦痛・落ち着かない→スロープをしっかり使えない→外出ができない、などとと問題が連鎖します。特に獣医さんに通えるかどうかは大問題です。自宅診療をしてくれる獣医さんとも連携していますが、コディが車に乗れなくなる日、それが基本的には「医療を享受できる犬生の終わり」を意味していると思っています。スロープは超大型おじじのライフスキルといえます。


ボヨボヨパッド(仮称)をしいてスロープを足で揺らし、「揺れても大丈夫」と教え込む
わざと墜落する場面も再現して「もし墜落しても大丈夫だし死なない」ということを確認させる

「もっとやろう」と言ってます
死なないと理解したのか明るい表情 笑



 スロープを使って、地域のかかりつけのお医者さんにも行ってきました。
 2月の全身の検査の前に、主治医の先生と主要な検査について話し合いました。特に後肢の関節炎に関してはコディの生活の質に直結することから、レントゲンを撮って必要ならばすぐその場で治療(関節内注射など)を行うことにしてもらいました。また、膝に少し腫れがあるということでガバペンチン300㎎を12時間に1錠飲むようにいわれました。シェパードは効きすぎることがあるみたいなんで、多かったら減らしましょうとのことです。

 現在の主治医の先生はなぜかいつもコディの事を補助犬と勘違いしています。
 私が何か補助が必要な人に見えているからでしょうか(残念ながらコディには私のひどい英語の補助は出来ないのです……)。そんな獣医さんですがご本人もジャーマンシェパードを飼っているためか、コディへの愛撫の仕方が私と同じ、犬の頭蓋骨をグワシッと強めに鷲掴みするスタイルで親近感を感じています。今まで出会った犬の中でいうと、シェパードとボーダーコリーはグワシ派が多い気がします。

2026年1月16日金曜日

犬のアンチエイジング(雑考)

今朝のお散歩より

 人間の医療でも「抗加齢」「アンチエイジング」という概念が近年大きく取り沙汰されるようになっていますが、人間が長生きするならペットも、というのはごく自然な欲求かなと思います。うちの犬は2020年からDog Aging Progectという北米のリサーチプロジェクトに登録していて、積極的に治験などには参加してないのですが、犬の加齢についてさまざまな取り組みや研究が進んでいることを知りました。プロジェクトのブログだけでも面白いので、時間がある人はぜひ見てみてください。

 またアメリカではloyalというカリフォルニアのバイオテック企業がシニア犬、大型犬・超大型犬を対象に「犬の健康寿命を延ばす薬」を商品化してワイヤード・マガジンやフォーブスなどで取り上げられました。この薬は3か月~半年に1回の注射か錠剤の薬を摂取するもので、おもに大型犬の間で成長に関わるホルモン(GH)特にインスリン様成長因子1(IGF-1)という物質が成熟後も過剰に発現して老化を促進させることを抑制し、犬の健康寿命を延ばす、とされています。老犬専用の薬剤も別途開発しているようです。現在はリサーチを目的とした試験段階にあり、完全なデータが出る前に販売を開始できる米国FDAの「条件付き承認(Conditional Approval)」を2026年内にも取得できれば、獣医師の処方箋を通じて実際に利用可能になる見通しになっているとのことです。

 わたしたち人間の社会では、生活習慣や医療にかけられる費用などによって個人の健康や寿命に差があることはすでに知られていますが、こういったことがペットの世界にも波及していっていることがより鮮明になる出来事だなあと思いました。こうして健康だけでなく、「若さ」「QOL」にまでも格差が広がっていくのでしょう。犬の寿命、犬の死。こういうのは大昔から富める者も貧しい者も全ての人類に平等にふりかかる不幸だったから、みんなギリギリなんとか我慢できてきたと思うのですが、人類はいったいどうなってしまうのかな。おらの大切なたった一匹の友達シロはおいぼれて病であっけなく死んぢまったのに……その横で長者どんちのポチはええもん食べてええ薬さもろていつまでも若く長生き………こりゃかなり辛そう。

 しかし犬を産業動物という観点から見ると、モノ・お金・時間・人手と、莫大なリソースを割いて育成されるワーキングドッグが元気に活動できる期間を延ばせることには、かなり大きな経済効果がありそうだなとも思います。まあでも、そういう純粋?な目的以外にフトコロ具合次第でアナタタチにも売ってあげるよ!まだ肝心の効果は実証中だけども!とすぐなるところがいかにもアメリカの会社という感じがします。


 さて獣医さんのおすすめでELLE VETというサプリメントをコディにあげはじめてからだいたい半月ほど経ちました(クーポンコードがあるので、もし興味がある方はお使いください→ref8721263)。CBDオイルだけでなく、より活性の高いCBDAはじめとするカンナビジオール生薬がベースで、抗炎症・抗ストレス、認知機能のサポートなどを謳った製品です。私はもともと漢方的なものにそんなに信仰を抱く方ではなくて、効果はあまり期待していなかったのですが、コディの様子がなんか少しリラックスしたような気がして「あれれ」と興味を持ってみています。特にちょっとした音でバタバタと慌てることが減ってのんびり寝ていることが増えたように思います。でももともと最近はよく寝てたしな……天候がずっと安定しているのでそのせいかも知れません。もう少し様子を見てみようかな。

 サプリメントをあげはじめて改めて思ったのですが、音に対する不安感はかなりコディを苦しめ、生活の質を下げていたんだなということです。特に10歳を過ぎてからは、寝ていても少しでも家の中で変な音がするとガバッと跳ね起きて「ガレージに避難させてくれ」と言いに来たり、ガレージに避難すると今度は「外で変な音がしたから家に入れてくれ」と訴えにくる回数が徐々に増えて、ちょっと脅迫的といっていい状態になってきていました。一日のうち何度も重い扉を押し開けて入ってきてしまうので、施錠しないといけないことが出てきていました。

 老化のうちの一現象、可哀想だが仕方がないとこれまでも運動や投薬など色んな工夫をしてきましたが、加齢に伴う変化はだんだんに起こるものが多く、付き合ってる飼い主の方も「もとのふつうの状態」をいつの間にか忘れていた気がします。「今あるこの彼の状態はわりと良いものである」と思いたくて、無意識に認識をアジャストしてしまっていたと反省しました。これは、犬の具体的な健康状態を見誤るだけでなく、私がゆくゆくは自分達の関係の健全性をも見誤るのだ、ということを表していると思います。

 飼い主の中の「飼い犬の元気で幸福な姿」の像がいつの間にかゆがんでしまっていたということです。そうすると、正確に自分の犬のQOLを評価することは難しくなってきます。いずれ、客観的に見たら一日のうちほとんどしんどそうにしてるのに「ちょっとトレーニングした時間」とか「オヤツをもらったときの姿」「風の匂いを嗅いでる瞬間」とかを拡大解釈して、私の犬は毎日を楽しんでる!と思う事にするという風に、私自身が変容していってしまうのではないか。

 もし誰かが「あなたの一日のうちの5パーセントの喜びや楽しみは、残り95%の苦しみや痛みを帳消しにする」と言ったら、ほとんどの人は「そうかな」と言うと思うのですよね。自分の犬に対してだったらそれはOK、としようとするのは不公平に感じます。シニア犬の幸せ度合を測ることに関して、飼い主としての感受性が衰えていくのだったとしたら、それにかわるなにか客観的指標があるといいな、などと思うなどしました。

パラ活も続けています。

袋に小さな穴が開いていたんです……
なんと、全額返金してもらえました😲 アメリカの会社は、太っ腹なのかお金が欲しいのかよくわからないですねー

2025年9月16日火曜日

筋トレのその後/飲み水について



 今年は比較的涼しくて、過ごしやすくてありがたいなあ……と思っているここ最近です。盛夏をすぎ木々や葉っぱもどことなく「秋支度」といった雰囲気です。早々と黄色や赤になっている葉っぱも出てきて驚いています。朝夕はぐっと冷え込んできており、北バージニアの田舎はこれから馬たちが太って、ぶどうが甘くなる季節に入ります。

 飼い主の筋肉再生プランに付き合わされて、毎日エクササイズに取り組んできたコディもかなりがっちりが復活してきました。下半身のふらつきがあるていど解消し姿勢がよくなりました。やりすぎて関節が痛くなったりしたらいけないし、どのあたりまでが適正な運動量・強度なのか、塩梅がつかみにくいのが唯一の心配事です。犬自身は毎日のトレーニングでわりと頻繁に新しい行動をしてきたりして、常に思考している様子がわかります。絶対チンパンジーの子供くらいの知能はあるにちがいないと思っています(親ばか)

 タンパク質もとっています。肝臓の数値という懸念事項はあるけれどもうある程度は好きなもの、おいしいものを食べたらいいと思っています。テーブルに寄って来るのも許しました。コディは生まれてから一度もテーブルから直接つまみ食いをしたことがないのです。


せっかくムキムキ復活しても 毛でなにも見えない😅

 面白いことに月末にチェックしたら後ろ足の爪、特に左足のが少し伸びていました。

 たぶん筋力が回復して歩行時に足がより上がるようになった結果、散歩で地面に擦れる回数が減ったことが原因なのではないかと思っています。後ろ足の爪は知らない間に犬が足を引きずっている知らせにもなるかもなと気が付きました。またほんの少し運動をさぼっただけでこんな急速に筋肉が衰えるなんてと、空恐ろしさも感じました。



 涼しくなり、外に行く機会が増えたので鑑札もつけていました(写真にも写ってます)
 するとコディがあまり水を飲まなくなりました。

 どうも鑑札が水皿にあたるチャリンチャリンと言う音が嫌で水入れを避けているようでした。何度確認しても水飲みの回数が減るので、家にいる時は鑑札は外しました。ほんとに難儀なヤツです!そういえば先日、家の中で久々に遊びでクリッカーを鳴らしたら、ストレスで涎を垂らしていたし。子犬の頃あれほど聞いたクリッカー音も、いつの間にかストレス源に変わってしまっていたようです。



 そんなにお耳が良くっちゃあ、困った奴だなあ、おまえは…。そんなことでこれから一体どうすんだい。とか言って、よく話しかけています。コディはこうしてお話してもらうのが本当に大好きです。嬉しいとすぐ上の写真のように地面に寝転んで、一緒に寝ながらお話しようと誘ってきます。私も一緒に寝転んでやるとフガフガと鼻を近づけたり、私の手を咥えたりして喜びをアピールします。全身をワシワシと撫でてやるとすぐに目がボヨヨンとして、リラックスした感じになります。

 水入れのことでああだこうだやっていて感じたのですが、「常に新鮮な水をあげましょう」って、すべての生物飼育の基本ですが、これがなかなかに徹底が難しいものの一つだなと思っています。水入れを毎日完璧に除菌までして綺麗にできている人は案外多くないのではないだろうか。

 犬が一口でも口をつけた水は、特に今みたいに暖かい季節なんかは数時間程度で不衛生になってしまいますよね。だから理想的には水入れのボウルを常時複数使いまわし、数時間ごとに冷たい・新しい水ととりかえてやるのがいいのだろうな。エサ入れも同じでしょう。


コディがたまにするこの表情、家族に「私(飼い主)に似てる」と言われている↑

6月の終わり頃子にせがまれ2ドル99セントで買ったベタのメス。おもしろがってみなで餌を与えていたらすごく立派になった

こんなにきれいなのに、2ドル99セントでよかったんだろうか? 利益率はどうなってるのか