2020年1月21日火曜日

歯医者さんを探す


 新しい一年も始まったことなので、うちの愛犬の汚い口と歯について少し書いてもよいでしょうか。
(正月早々、真の犬好きにしか受け入れられない話題のチョイスだな)

 今まで歯磨きは最低でも1日1回~2日に1回、ときどき見える範囲の歯石をスケ―ラーでとり、ということを自宅で行ってきましたが、おそらくもともと唾液の量が少ない犬なのと、子供関連でバタバタした際に歯チェックの間隔が明いてしまうことがあり、この頃奥歯に固着した歯石がみられるようになりました。つい昨日生まれたばかりという感じのコディもこの1月で5歳、犬のアクティブイヤーの半分をすぎたこのタイミングで、本格的な歯のクリーニングについて考えていく必要があるように思いました。

 そこで「どうぶつの歯医師さん」探しです。実は、コディの主治医の先生にも歯のことは話していて、クリーニング費用の見積もりまで出してもらっていたのですが、ここでハタと気付いたのは、人間は体の事は内科で歯は歯科へ…とやるのに、動物は外科も内科も歯科も眼科もぜんぶ一緒になっている、これは大変な事だという点です(改めて獣医さんとは大変な仕事で、頭が下がります)。何が言いたいかというと、歯の事なので犬でも歯科に特化した医院を探して行くべきではないかという考えに至りました。

 自分たちの住む北米の場合、アメリカ獣医歯科学会(American Veterinary Dental College)という獣医師向けの継続教育機関があり、認可を受けた獣医師が各州のどのクリニックに在籍するかが楽に分かるページがあります。これは、教育を受け技能を身に着けた獣医師をとりまとめる協会等が実際的には存在しない日本の状態と比較すると、恵まれているといえるかも知れません(日本の場合は小動物歯科研究会として長年獣医歯科学の知識と技術の啓蒙・実習を行ってきている会があるので、直接連絡をとれば最寄りの学会員の紹介を受けられるのではないかと思いました)。

ところどころきたないんです

 コディはもともと口まわりがあまり強くなく、歯茎も炎症を起こしやすかったり、病気ではないですが歯肉の異形成なども子犬の頃からわりとよく見られました。周辺の皮膚も敏感で食器が汚いとすぐ潰瘍になるので、毎日の食器の熱湯消毒を習慣化しました。固いものをガシガシと齧るのが三度の飯より大好きなため成犬になった今、歯も色んな所が擦り減り、欠けています(これはシェパには比較的見られることなようです)。犬のオーラルケアなどという概念が希薄だった1990年代後半の日本に生きた先代ドーベルマンなんかは、歯磨きなどは誓って1回もしていなかったですが歯は死ぬまで真っ白に輝いてたので、やや不公平だなあという感じです。

 話を歯医者に戻すと、私は上記のページを見ながら3件ほど獣医歯科専門クリニックをリストアップしたので、次はひとつひとつの病院にアポをとり、実際の歯の状態を見て貰ってコンサルテーションを受け、価格の査定をしてもらうことにしたいと、今の時点では考えています。コディの場合、ついでに麻酔下で耳の検査と爪切り、採血とセットのワクチンもできないか、交渉してみたいと思います。犬の歯医者さがしの旅が始まる予感がしてきました。