仔犬の時間割り



 約15年ぶりに子犬を迎えることになったので、復習もかねて今、いろいろ読んで頭をリフレッシュしている。今日は本やインターネットで、生後4ヶ月までの子犬の1日のスケジュールに注目して、たぶん最も平均的で、子犬にとっても自然と思われる時間わりのめやすを作った。(写真はインターネットで見つけた、すごく可愛い仔犬。撮影者不明)

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6:00  子犬を所定のトイレに連れて行く。
6:10  朝の勉強タイム(基本のコマンドの練習)
      クレートの中で朝のフードを食べさせる。新鮮な水もたっぷり飲ませる。
6:30  長めの散歩と社会化タイム
      野外でのプレイタイム
      家の中の色々な場所へ連れて行き、して良い事といけない事を教え始める

11:00 子犬を所定のトイレに連れて行く。
11:15 昼の勉強タイム(基本のコマンドの練習)
      クレートの中で昼のフードを食べさせる。水もよく飲ませる。
11:30 散歩、社会化


12:00~3:00まで クレートタイム 好きな毛布やおもちゃと共に
3:00  散歩、社会化
      野外でのプレイタイム
5:00  子犬を所定のトイレに連れて行く。
5:30  散歩、社会化
      野外でのプレイタイム
6:00  勉強タイム(基本のコマンドの練習)
      夕のフードを食べさせる。水も。


7~8:00 子犬を所定のトイレに連れて行く。この後、フードやおやつ、水は与えない
10:00~11:00 子犬を所定のトイレに連れて行く

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 よのなか、なにごとも時間わり通りに行くことの方が珍しいので、実際に子犬が来るとなったら人間側の都合とあわせて多分色々変えていかないといけないと思う。ただ、だいたい生まれてから半年くらいまでは「子犬の社会化」がとにかく重要視されているので、自分の事は多少、あとまわしになっても、積極的に連れ出してやる方が大事である。

 この時期を逃さず正しいトレーニングをするために、生後2か月半までに最低1セットのワクチン接種を済ませておく。接種後一週間は、子犬を抱いて外を歩き回るだけでも社会化効果が期待できる。外に頻繁に出るのが楽だという意味で、春先や秋口などの出歩きやすい季節に子犬をもらってくるのも、あんがい大事かもしれないなあと思っていたけど、ドッグトレーナーの同僚に聞いたら「全然問題ないし、屋内でやれることもたくさんあるから大丈夫」だという。

 4か月までのトレーニングの要点は、その同僚をはじめ色々な人にとにかく社会化、社会化、社会化と叩き込まれた。社会化は、トイレ・トレーニング、クレート・トレーニング、リコール(「コイ」)トレーニングと共に必須4項目と言える。次に、基本のコマンド・・・スワレ、フセ、タテ、マテ、ツケ、ドロップ※、サガセ※、サガレ※も、ゲーム感覚にしてこのあたりからなんとな~く教え始めると良いと思う。

 子犬は、管理人の趣味の問題で、将来様々な環境下でのウォーキングや山でのトレッキングやハイキングをかなりすることになる。そのため、上の米印(※)のついたコマンドはマスター必至なのである。それに付随して、背中に何かをしょったり、レインコートを着たり、安全靴を履いたりという、ギアを身に付けるための訓練もこの位から始められたらいいなと思う。

 そしてこれらのアクティビティに付き物な、車内のクレートの中で静かにしている事、風呂や湖など色々な温度の水に入る事、風呂、色々な表面(ツルツルした所、鉄のメッシュの上(←苦手な犬が多い)、障害物の多い林床、エスカレーターに乗る等)に慣れる事のための練習も必要になる。

 ところで、最近シュッツフント(防衛訓練)をする人から聞いた話によると、いかにポジティブな条件付けと共に行うトレーニングであっても、あまり初めからメソジカルにやりすぎると、犬でも自分で探求したり、楽しんで考える力が育たなくなるという。これは何の根拠もない個人の感想に過ぎないけれど、その人は防衛訓練という多分犬の訓練の中でも最も高度なテクニックを要する科目を長年教えている人なので、一考すべきポイントだと思った。

 それから、話していて思い出したのが、自分自身、躾においても比較的タフな態度が要求されるとされてきたワーキンググループの犬しか飼ったことが無いので、近年主流の「正の強化(positive reinforcement)」をもととしたしつけやトレーニングが、こういう系統の犬に対してどんなように作用するのか、まだ感覚としてよく分かっていないという点。これも、本をたくさん読んで、トレーニングクラスなどのトレーナーの話をよく聞いて、仔犬に教えると同時に、自分でもコツをつかんでいかなければいけないと思った。