2018年10月15日月曜日

プールじまいの日



 9月上旬の某日のはなしです。近所のプールで「プールじまい」がありました。この日は雷雨警報が出ていて、小雨が降る中あやしい風と雲の動きを見ながら近隣の犬たちがプール遊びを楽しんでいました。衛生法の関係で人と犬が一緒に泳ぐことは出来ないそうですが、普段川でしか泳がせてやれないコディがこうしてプールで遊んでいるのを見て、「庭つきプールつきの家に住まわせてやりたいなあ」と心の底から思いました(笑)。コディが生きているうちになんとか実現したいけれど、このエリアでは難しいかも知れないな~。

 家族に子供が加わったことにより、この先住む家を選ぶ時は、学区を考慮に入れて慎重に選ばないといけなくなりました。北バージニアはかなり教育熱心な風土があり、北米の他の都市と同じくレベルの高い学校、特に高校があるエリアは、高級住宅地に囲まれていたり、韓国系やインド系など高学歴の移民が大勢いて比較的競争が激しい状態になっている傾向があります。自分たち親がどこに住むかで、子供の小学校生活がかわってくると思うと、責任重大なんですね。


だれか手伝ってくれるひとを探しているコディ↑

 娘には、将来すごい職業についてほしい!人の役にたつ立派な仕事をしてほしい!とか、そういう願望も展望も全くなく、重要視しているのは「いい友達に囲まれて、家族なかよく、そこそこ健康的な生活習慣があり、小さな幸せも感じ取れる感受性をそなえた人に育つ」ということだけなので(典型的なミレニアル世代の思考だな)、その前提ならば娘が将来つく仕事がお花屋さんでも、ケーキ屋さんでも、車のエンジニアや木こりでも、親としてはぜんぜん満足なのですが。あ、もしかしたら犬の訓練士になるかもしれないな。でも、娘はイヌよりネコがいいと明言してるからな…………いやいやキャット・ビヘイビアリストにならないとも限らない(本当にいろんな職業がある!笑)。ちなみに、今現在の本人が好きでよく気にしているのは森のきのこなので、今日は「きのこはかせ」という職業があるよと、教えたところです。






 この日はいつもの散歩中に向こうですれ違うだけの近所の犬とも間近に触れ合えました。上の写真の細い犬はとなりのクラスターに住んでる犬で、一度森の中で会ったことがあるんですが、フライボールの選手なんですよ。それ用にブリードされた犬で、ボーダーコリーとウィペットを使った血統だそうです。陸でも水中でもうなぎの様に素早かった。持来欲があって、疲れ知らずで、いろいろさせたら楽しそうだなあ思いました。すごく気の強い犬で、他の犬が少しでもダミーに興味を示すと、怖い顔でガウッ!とやって、牽制していました。




 コディもプカプカいいかんじの動きをみせてくれました。この犬の泳ぎはスピードはないですが、絶対沈まなそうな安定感がうりです。この日はじめて、コングのダミー(アマゾンのページ)をおろしましたが、よかったです。コディは水の上のアイテムを持ってきた後、陸場で何回か強くくわえなおす癖があり、その時に弱いダミーだとつぶれたりナイロンの表皮がとれてきたりしてしまうのですが、コングのダミーは余計な飾り等がなく、中も空洞がないようで、長持ちしそうに思えました。


クズリ顔の犬です

 そういえば小学生の頃は、「海底二万マイル」の船長のペットのアシカが可愛くて水の生き物に憧れ、自分もいつかアシカを飼いたいなあと夢を膨らましていたんですよね。思えば、先代のドーベルマンは見た目的にはかなりアシカに近い犬でした。ドーベルマンて、かわいい性格でベタベタと甘えてくる犬が多いので、飼い主と見つめあってる時はいつも耳が寝ていたりします。そうするともうほぼアシカ100%といっていい顔になるんですが、記憶の中の先代ドベも、いつも耳がなくなってつるっと滑らかな丸顔です。それと比較すると、コディは海感はそんなにないかな。写真を見てて、なんかクズリに似てるなあと思いました。まあいいや、クズリでも(笑)。