2022年1月4日火曜日

ビーチから吹雪へ



 あけましておめでとうございます。新しい一年が始まりました。この辺鄙なブログを見に来て下さっている皆さまのご健康と、さらなるご活躍をお祈りしてます。不肖私も新しい一年を迎えるにあたって机に向かってノートを広げ「これから達成したい事」をつらつらと書き出したところ、まああまりにも沢山あって、正月早々武者震いするはめになりました。人生の時間はほんとに限られており、その残り時間は誰にも等しく未知なものです。だから、未来のためになる事、「今、やらねばならない事」をするのはもちろんですが、「今、大切だと思う事」にも積極的に取り組んでいける1年にできたらなあと思います。


マノア・バレーにて

 年末、年越し、お正月は、義父を訪ねハワイ諸島で過ごしました。自分が小学校の低学年頃までは、ホノルルに家があった為この地は何度も訪れていますが、大海原に沸き立つ雲や植物の生い茂る自然、マウナケアの圧力を感じるほどの星空や、怒れる火山などの素晴らしさを本当に噛み締められるようになったのは、30歳を過ぎた頃からです。

 今回の滞在では夕日の沈む浜辺に大きいテントを出して(コロナ対策でしょうか)クリスマスの御ミサを開く教会や、サーファー姿のサンタさんなど、南国情緒に満ちた年末を過ごすことが出来ました。最終日は朝からヤシのしげるプールで過ごし、バージニアに帰り着いて外へ出てみると猛吹雪で、小学生なみな感想ですが「地球ってすごいな。」と思いました。大宇宙から見たら、私など星の地表に蔓延るアメーバやパンカビ以下の存在でしょうが、地球と言うこのどでかいパンは知れば知る程、本当に素晴らしい。

タンタルスの丘にて。見晴らし台の近くに生えていたサボテンら

 休暇中、我が「コディの字」は何をしていたかと言うとワイキキの浜辺でフライドチキンになっていた…………というような事はなく(←シェパードを砂だらけの水辺に連れて行くと起こる現象)、バージニアのプロドッグシッターIさんのお家で家族ぐるみのお世話になっていました。朝はIさんと散歩し、昼はIさんの愛犬シェパードや仲間のシェパード達と遊び、夕方はIさんの息子さんのソファにのさばって一緒にテレビゲーム実況を見、夜はIさんの娘さんのベッドで一緒に横になるなど(!)大変可愛がってもらっていたようです。

 Iさんはコディを預かると「性格がいい、しつけがいい」「顔がかわいい」「この犬を育てたあなたは素晴らしい」と、いつもすごく褒めてくれるので嬉しくなってしまうのです。「7歳という年齢からするとものすごいよく遊ぶ犬。遊び相手が来ると24時間いつでも遊べる。まわりの犬が疲れると人間を遊びにさそっていた(笑)。」というコメントももらい、やっぱりシェパードに慣れている人にとってもわりと元気な犬なんだなと思いました。気候が寒かったせいもあるでしょう。

 そんなコディも今年はシニアの域に入り、身体の不調が出始めてもおかしくない年齢になってきました(実は既に何点か気がかりな事もあります)。こちらも、トレーニングや体調を日々うまくメンテナンスしながら、我が家の愛犬として、セラピードッグとして、成るべく良い日々を積み重ねていけるよう注力したいと思います。