1月に話していた全身の健康診断を受けてきたうちの犬ですが、その結果、右の肛門腺にアポクリン腺癌がみつかりました。アポクリン線癌は、全体としては悪性度が高いものが8割くらいの、サイズに関わらず、リンパ節にすぐ転移したり浸潤を起こしやすい種類のがんだということでした。基本的に治る事はないそうです。かかりつけ医の勧めを受けて、いったん外科医の訪院がある二週間後に手術の予約を入れました。その間に腫瘍学専門の獣医科医院に予約をとり、ここから先の取り組みについて詳しく話を聞くことになりました。
血液検査の結果は例の肝臓の数値以外はすべて正常でした。がんが住み着いているだけで、まだあまり体の機能を破壊していないということだと理解しました。今後の麻酔や投薬などがあってもがんばれそうです。しかし、7歳すぎから50項目以上に分かれた詳細なブラッドパネルをしてきましたが、よく考えてみたら血液検査だけでは犬の早期のがんは拾えないですね。なんで今までこのことに思い至らなかったのだろう。
最善を期するなら、定期的なCTやソノグラフに投資するしかないんだな。それでも、年間行える回数には限度があるでしょうし、なんでも人より時計の進みが早い動物です。調べたところ、初期の初期、いわゆる「微小転移」のがんでは、CTでも写らないと知りました。早期発見には運の要素が大きく関わるようです。今までこういうことは全部お医者さんまかせで、あまり調べてきませんでした。また、調べても実際やったかな。犬のがん難しいな。
おーーーい コディーーー
コディ君お前さん、どうやら死ぬらしいぞ。
前、話した20歳まで生きてみる計画、忘れちゃったの。
でもまあ、心配しなくていいからね。生き物はみないずれは死ぬんだから。
まだまだいいことはたくさんあるから、時間はあるんだからお楽しみにね。
たまには我慢しないといけない事もあるだろうが、そういう時はがんばれ。
診断をうけとった日の夜、改めてコディを呼び、大きなさんかく耳に向かって、その先の脳みそによく沁み込むようにこれらをよくよく、言って聞かせました。コディは真剣に話しかけてもらえて興奮し、私のズボンに石頭をこすりつけて喜んでいました。これから1000日先なのか、500日先なのか、300日なのか、もっともっとずっと短いのか分かりませんが、別れの時は確実に来るんだと思い知らされた私は、自分の寝床に行ってドアを閉め、布団をかぶって泣きました。心のどこかでコディは超・超・長生きして、いつまでも一緒に遊んでいられるような気がしていたからです。
はーい! ぼくはここよー
このあいだの雪には手こずっていましたが、まだまだ活発に駆け回るし日々のトレーニングにも反応よく、筋肉もちゃんとあるし「この大きさの犬の11歳としてはむしろ元気」とお医者さんにも言われた犬っち。
ここからは、考えをつくして、できるだけ楽しい旅路にしていくのが自分の役割だと思いました。たとえ暗闇に向かう旅でもコディが安心してついて来られるように、少しの変化で慌てたりめそめそしたりせず、最後まで立派な飼い主をやるんだ、勤めを果たすんだと、前を向いてやっていこうと思いました。