2016年1月10日日曜日

コディ一歳

きりっ!

 家の犬「コディ」が1歳になりました。ふだんとあんまり代わり映えしないですが、ヒト育児の合間を縫って例の牧場の跡地へ行き、思い切り遊ばせてきました。馬の障害を使って「アジリティごっこ」をしていたら、障害の上に立って、一瞬きりっとしていたので写真を撮りました。普段コディがこっちを見る時は変ガオしていることが多く真顔を見るチャンスがあまりないので、こうしてちゃんとしている所を写真で見られ、だいぶ男らしい雰囲気になってきたかなと感慨に浸っています。

 男らしいと言えば昨年12月の28日ごろより、コンスタントに足を上げてオシッコするようになりました。ポヤポヤだったコディ君も元服(?)と思うとまたまた感慨深いですが、これからは未去勢のオス犬が成熟するにしたがって出てくる課題も増えるだろうから気を付けようと、また気持ちを新たにしました。


しかしその5秒後には「じゃーんぷ」して芝生の上で意味もなくウホホイ、ウホホイしていた

 飼い主として次の1年の抱負的なもの;めざせ、「村いぬ」

 「村いぬ」についてはいつか時間がある時に詳しく追求したいですが、最近自分の考えている「いい家庭犬」の像である、沢山の社会性と人間への許容力(やさしさ)、柔軟さ、自立した思考力をもっている犬の事です。時間がかかってもいいので、そのうちそんな犬になっていってくれたらいいなあと。

 トレーニングのほうですが、セラピーの勉強はしばらく休むことにしました。去年10月にセラピー犬のコースを終えて、テストを受ければ受かるかもという手ごたえを感じるところまでは行っていたのですが、結局受けずに終わりました。

 理由は、1歳未満の若いシェパードの場合、犬のメンタル面に負荷がかかるセラピーのテストを受けるのは好ましくないこと(ブリーダー談。ストレスから恐怖心がめばえると根強く残る。ダメになってしまう犬もいる)、それから今後犬の身体エネルギーがピークになる時期を迎えるにあたって、本質的に「静」の能力が求められるセラピーよりも、もう少しアクティブでパワーを昇華させながら出来るような課目があればやらせてやりたいという思いが生れたためです。人間でもそうですが若くてガムシャラに元気な時間というのは限られているから、有意議に楽しんでほしいです。

 さておき、目下今できる範囲内ではどのようなアクティビティがあるのか模索しています。


 
近所に住んでるコディのお友達、ベアくん。
なんとコディと同い歳、同じ誕生日だったことが分かりました。
鼻についてるのは犬用ケーキのクリームだそう(かわいすぎ)


 加えて、最近、犬になにかトリック的な行動を覚えさせ私生活に役立てよう!というプチ計画を始めました。生活の上でコディが出来たら便利だなと思う事をリストアップし、覚えやすいステップごとにブレイクダウンし、空き時間でちびちび練習しています。たとえばここ一週間ほどで少し出来るようになってきたことに;

 ①散歩に出る前、玄関のスツールに上半身を乗り上げてハーネスがつけ終わるまでジッとしている
 ②床に落とした車のカギ、靴下を拾って持ってきて、手の平に置いてくれる
 ③自分(わし)がしゃがんだ状態から立ち上がる時、背中を貸してサポートしてくれる
 ④「キス」と言うとほっぺにチューしてくれる

というのがあるんですが、だんだん重くなってきた赤ん坊を抱っこヒモに入れている時だと助かることばかりで、自然と犬にありがとうと言う気持ちが沸いてくるので、お互いの関係性にとってもいい効果がある気がしています。(④はほんとに下らない、宴会芸ですが、実は一番気に入っている)。

 この一年 コディを育てていて分かったのは、自分はこの犬に関して色々一緒に練習することは好きですが、競技会などに出て楽しみたいとか、なにかのタイトルをとりたい等の欲求は特にわかないという点です。犬もそういう「やるぞ!」というアドレナリンなタイプではないようです。なので、一般的に「シェパードならこれをするべし」みたいな暗黙の了解的な課目にとらわれて一喜一憂するより、こんなかんじで毎日の生活の中で実際に役に立ち、自分の犬との関係性をじかに享受できるようなスキルに重点を置いて、今年一年は練習していければと考えています。