2016年1月31日日曜日

バージニア州  ツインブランチ(仮)



 先日の雪嵐で空も水分を使い果たしたのか、すがすがしい晴天が続いていました。週末、赤ん坊を前にしょって近隣のトレイルまで足を伸ばしました。

 地図をみると「クロスカントリートレイル」とただ書かれているこの場所(38.931700, -77.324764)は、近くの道の名前から勝手にツインブランチ・トレイルと呼んでいるところで、どちらも総延長40マイルを超える北バージニアの二大トレイルThe Gerry Connolly Cross County TrailWashington & Old Dominion Trail 、それに5マイルほどの平坦で手軽な地域の遊歩道The Turquoise Trailを繋ぐちょっとしたハブポイントになっている場所です。普段は木々が生い茂り、夏場は毒蛇や半裸のヒッピーも出るのでなかなか木立へ分け入るチャンスもないですが、雪の日は特別です。車を停めに行きがてら近くの駐車場を覗くと、ほかの車は一台も止まっていませんでした。このトレイルはなぜかいつも人気があまりない = 犬の放牧(笑)にはうってつけなのが魅力です。


地形は山あり谷あり、先の方には小川もありますが、犬が泳ぐような深さの場所は少ない。
水質はみたかんじは微妙だけれど土着の川魚もいるので、まずまずといったところ。

ここでシカを発見したらしいコディ、ぴゅーっと谷まで一気に下って行ってしまった。
雪の上を歩いているとどうしても視線は足元へ行きがち、聴覚も雪を踏む音に奪われるので、
野生動物やむこうから近付いてくる他の人に気付きにくいのが難点ですね。


リリース、GOだよ。と言ったらなんとなく嬉しそうにしていた犬


小川です


早速コディのチェックが入ります 「味よし」


ケヤキ




 そろそろ来た道を引き返そうというところで、犬が何かを伺うような目つきでこっちを見ているのに気が付きました。コディは何か変わったものを見つけた時に、まず自分(管理人)の反応を観察しようという考えがあるらしいですが、こういうとき決まって上唇が下の歯に乗っかって、なんかモリっとした変な顔になります。つまり変ガオ = 何か発見という図式が成り立つと・・・。





 今回の発見は若いアカギツネでした。かわいいです!しかし毛並があまり良くなく、またこんな時間帯にふらふらしているのはおそらく何か訳ありなので、これ以上近づかないようにしながら迂回していきました。



気が付いた時点でこんなに近くまで来ていました




 しかしさすが野生動物、少し目を離した間に小川の向こう側の斜面まで瞬間移動していました。公道から少し入っただけでこんなムツゴロウ体験の出来るツインブランチ、またちょくちょく戻ってこようと思えるトレイルでした。