2016年1月19日火曜日

禁断のアレを使ってみる



 家の犬の誕生日にかこつけて、散歩道具とおもちゃなどを新しくしました。「禁断のアレ」とは、フレキシリードです。ジャイアントXLというのをオーダーしたら、見たことがない位でっかいのが来ました(写真、黒いヒモは予備リード)。程よい重み+グリップも非常に良く、やくざ映画で、背後から組長を襲う武器な使われ方をしてても違和感がなさそうな感じ(笑)。

 このリードは散歩時の犬のコントロールが難しいのと、引き癖を助長するという説があることから、少なくとも自分の周囲で言えばどのトレーナーにも、どこのしつけクラスでも「使うな」と言われる道具のひとつです。たしかにこのフレキシXLも、コディのハーネスにつないでみたところ結構リコイルが強くて、犬も多少意識しながらリードを引きながら進むという体になりました。しかしこの後ふつうの6フィートリーシュに戻してみたら全く普段通りに歩いていたので、楽観的かも知れないけれど、犬には区別がついているのでは?と感じました。




 使ってみて思った事。フレキシはロングリードにオート巻き取り機能が付いただけと考えると、すごく便利な道具だなと思いました。しかし巷で言われているように、犬を混乱させる要素も色々見受けられました。上に書いたように繋がれたリードに常に一定のテンションがある事もそうだし、ハンドルにある「ブレーキボタン」の存在なんかも、気軽にカチッとやれば速攻で犬の動きを止められるのが便利ですが、リアクティブな犬だったらびゅんびゅん色んなものに突進してはカチカチやられて、自分がつながれているリードの長さが永久に分からない(=リーシュウォークの習熟もない)のでは?と思いました。このことから、コマンドを使って犬を動かしていきながら、ブレーキボタンは基本一切使わないで散歩をするのがいいんじゃないかと考えましたが、これはまさに言うはヤスシ行うはキヨシで、犬がすでにある程度散歩エチケットを学んでいることが重要になってくるので、中級者~向けの道具という印象を受けました。

 こんな良し悪しの微妙なフレキシリードをそれでも使おうと思った理由は、ヒト子供付きの「午後の散歩」をなるべく効率よく、犬にとって刺激的に、かつ多少運動にもなるようなものしようとしているためです。自分達の「午後の散歩」は、赤ん坊を抱っこヒモにしょって、

① 家の裏手の保護林へ入り、オフリード運動とトッテコイ遊び
② その後ロングリードにつけかえて、舗装された林わきの遊歩道を歩く
③ 最後に住宅街の道でリーシュウォーク、ヒールの練習しつつ帰宅

という、全部で約1時間ほどの行程がありました。しかし最近は日が短く、気温もマイナスで散歩にきちんと時間をとるのが難しくなっているところに加え、お腹にしょった赤ん坊がだんだん大きくなってきて、自分達の歩くスピードも遅くなりつつありました。しかも足元が見えないので、長いリードをたぐりながらの散歩も困難になり、結局脚側のまま精一杯の早歩きをしたりして、自分にとっても犬にとっても散歩がつまらなくなりつつある事を危惧していました。そんな自分達にとってフレキシが救世主となるか?それとも一生懸命練習してきた良い散歩の癖がめためたに崩壊するのか?待て次号(爆)。





 フレキシと共にゲットしたその他の品々。ダンベル以外はKlinというドイツのメーカーの物で、オンラインストアで購入できました。タグトイは革で出来ていて丈夫で噛み心地も良いようです。タグ①は柔らかいので二つに折ってコートの内ポケットなどにしまえるので便利。ドッグパークに忍ばせて行き、リコールで即遊びを中断して戻ってこられた時に、いきなりサプライズで出してやったらすごく喜んでいました。タグ②はお財布のようにパカッと開いて中にオヤツをいれることが出来ます。コディのトイ・ドライブはミディアムレベルくらいですが、これを使って少し育てられるかどうか、トライしてみたいと考えています。

 バイトバーは、これでコディがのそのそ・しっぽをフリフリ遊んでいる所を見る人が見たら笑われてしまいそうですが、何を隠そう子供が生まれると知る前は、やる気に満ちみちたタイプの犬を飼って防衛競技をやってみたいな~とか、少し妄想していたのです。結局そんな犬をメンテナンスする時間も守ってもらうほどの財産もないと気付き(笑)諦めたのですが、シンテティック素材なので将来そんな犬がうちに来る日までもちそうな気もします。

 コディは道行く人に「番犬?」とときどき聞かれますが、シャイロ・シェパードは基本的にドライブが不足しているのと、オーバーサイズによるスピードとスタミナのなさから、防衛競技には不向きです。うわさによると防衛訓練を受けた犬が2頭いるそうですが、でも尻尾を振っているとかで、その情景を想像するとちょっと和む飼い主です。

2 件のコメント:

  1. うちもこっそり使っていましたよ(^^)
    フリー歩きが出来上がった犬なら、便利な道具だと思います。
    ただ、マイ行方不明の際に着いていたのがフレキシーだったんです。。(地面にちょっと置いた瞬間に鹿が横切り、そのまま逃走。)あんなものが付いていたら、致命傷、あの悪夢はもう見たくないと、使用を止めました。うちの犬の場合、何があっても命だけは助かるようにと。
    あと、あの細い紐で、怪我をすることも多い様ですね。リードを付けたまま他の犬と遊ばせる飼い主が原因なんですが。こっちでは、フレキシーの付いた犬には近寄らない!が掟です(笑)

    次の記事の動画が見れません、、私のPCの問題??

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    1. >akaさん コメントありがとうございます。

      akaさんも使われてたんですか、犬に詳しい人でも使うんだ!とちょっと安心しました。
      しかし、確かにあれをつけたまま犬が遠くへ走って行っちゃったら真っ青になりますね。マイちゃんが無事で良かった。
      私も向こうからフレキシリードの犬がきたら、自分も使っていてナンですがとりあえず迂回します(爆)。

      ところでakaさんブログのムブナの記事、全てにウケてしまいました。
      写真を見るとシクリッドの仲間かと思いますが、相方さんはお魚の人なんですかね。
      私もメインの趣味は両生類・爬虫類の人なのでとても親近感を感じました。
      そちらはそういう系が盛んなので真剣に羨ましいです。
      一度ハムの変温動物の即売会へ行った事がありますが活気があってすごく良かったです。
      シクリッドは案外大きくなるし、闘争するから気軽に飼えないものと思っていましたが、ビデオのムブナちゃんたちは綺麗で大きさも手ごろそうで、いいですね~。

      ビデオと言えばですが、件の動画は自分のPCからはOKでしたが、タブレットからはなぜか見られませんでした、、、
      どこかに不具合があるようですね、すみません。
      時間がある時にユーチューブからアップできればと思います!

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