仔犬がくる 2



 オモチャがどんどんふえている。

 餌や用品類、サービスの価格や種類を調べるのもかねて、近隣のペットサプライストアに寄るたびに何かしら購入しているのが原因だとは思うけど、自分自身も犬のオモチャが好きなので、もはや仔犬のためなのか、自分の娯楽のために買っているのか、よく分からなくなってきた。しかしそのかいあってか地元の殆どの店舗について詳しくなることが出来、気に入った所も数箇所、抜きだすことができた。おもちゃは、丈夫さ、衛生を保ちやすいかどうか、なるべく環境にやさしい素材で出来ているかどうかを基準に選んだ。 ※写真のオモチャ全てが条件をクリアしているわけではありません

 正直、道具や餌を買うだけなら、通販の方が便利だと思う。それでも地元のペット用品店に足を伸ばすのは、そこにある人間関係がきっと重要であると、信じているからなのだ。こういうお店にはお客さんだけでなく、ペットに関係のある仕事をする人も多く出入りしている。自分のアルバイト先である用品店を例にとると、たとえばトレーナー、グルーマー、ドッグウォーカーにデイケア、珍しい所では発明家(!)、アーティスト、ペット用マッサージセラピストや、レイキヒーラーという方にも出遭ったことがある。だから複数のお店で聴取すると、地域で愛される仕事をしている人を比較的楽にみつけることができる。今回も、オモチャを買うついでに聞いて回った結果、腕のいいトレーナーで、仔犬のクラスをもっている人の情報を得ることが出来た。

 オモチャの話に戻すと、もうひとつおどろいたのは、日本でいう「ペットのこじま」に相当するような店で犬用の知育玩具(写真上、白い箱に入っているもの)が売られていた点。15年前、日本で仔犬を育てた時には、こんな商品は探しても見つからなかったように思う。犬のオモチャもどうやらどんどん進化している事が分かったし、それは買う人の意識が進化しているということでもあるので、とても興味深かった。動物の「QOL向上」とか「環境エンリッチメント」について、一般の関心が高まってきているのかもしれない。北アメリカには、テレビにいきもの・自然・科学専用チャンネルが複数あり、かの有名なシーザー・ミランの番組などをはじめ、自分の関心のある分野のプログラムが24時間かけながしで見られる環境であることも大きいのではないかと思う。こういう時に、大衆の教育という面においては、テレビは未だにとてつもなく大きなパワーを持っている媒体だと思わされる。日ごろスーパー日本びいきの管理人が、「日本がアメリカに圧倒的に負けている」と認めなければいけないもののひとつに、このテレビ産業がある。こちらのテレビに慣れ親しむと、日本のテレビにチャンネルが12個しかないのは社会主義的だと思えてくるし、どこの局を回してもだいたいバラエティか、それに類するような番組が放送されている印象もあり、ちょっと残念だなといつも思う。