家の犬「コディ」の優良家庭犬(AKC/CGC)の試験が終わった。結果はなんと合格。前回のノートで話題にしていた「分離(セパレーション)」項目のテストは一番最後で、コディのリードを試験管に託し、会場のドアを閉めてからの3分間が異様に長く感じられて居てもたってもいられなくなり、となりにあったピザハットの配達員の人々としゃべって気を紛らわせた。CGCのテスト自体の難易度はそれほど高くはないものの、生後6か月半でパス出来た事、また初めて飼うシェパードで、街中や自宅の裏で、ツワリやヤブ蚊の群れと戦いながらちまちま練習をしていた自分にとっては、とてもうれしい結果となった。
このことをランで知り合った介助犬トレーナーに報告すると彼女は「タイトルはなんであれ、犬は、テストに受かってからが本番よ!」と、含蓄のある言葉をくれた。たしかに生身の動物が相手だから「能力をみにつけさせる」のと同じくらい、「それを維持&向上させる」ことが大事なのだろう(それもあってかCGCのガイドライン等に目を通すと、合格時子犬だった犬は成犬になってからもう一度テストを受けなおすことが強く勧められている)。今ある服従訓練のレベルは今後も保っていけるよう、がんばりたいところだ。トレーニングが行われる(ある種、限定的な環境な)室内やテスト会場と違って、本当に様々な誘惑のある実社会では、いつも当然出来ているような事が全く出来なくなることもあるし、犬の注意力をこちらに引きつけておくのだけでも難しい事もある。コディが「真の優良家庭犬」となるためには、ヤブ蚊とのバトルも当分続行することになりそうだ。
折しも、この日目を通していたタウン誌のペットコーナーに「CGC・トレーニングのススメ」のような記事がのっていた。それによるとこのタイトルは、北米ではアパートやコンドミニアムを借りる時に考慮されることがあるほか、飼い主の責任あるオーナーシップの証として法廷でも認知されるそうだ。
とれたて新鮮 バージニアのおいし~いミミズ
裏庭から続く獣道を20分ほど行くと湖です。
ところがこうして天気が良いと皆考える事は同じだったようで、湖に着くと自分のお気に入りのスポットにはことごとく先客がおり、結局湖の端っこの橋の上しか空いていなかった。ここは小さな魚とナマズしかおらず、また春先にさかんに釣られてしまうので非常に
こうして1時間以上辛抱強く待っていたコディの忍耐も空しく、釣果はなんとゼロ。途中で何度かカメが引っ掛かりそうになっただけでした。な、情けない。とても小さい橋なので、至近距離で人々や自転車が間近に通っていくのを見る練習にはなっただろうから、ヨシとした(好意的解釈!)。
待ちぼうけのままでは可愛そうだったので、帰りに森の中の「道場」と呼んでいる場所へ連れて行き、とってこい遊びをして遊んだ。森林や緑地を歩いていると時折こうして雨水に自然に削られた、スロープのように窪みこんだ場所に出くわすことがあるけれど、こうした坂路の底に向かって「とってこい」していると、傾斜の上り下りで短時間でもイヌを沢山運動させることが出来るので、とても便利だ。床も、落ち葉と腐葉土で程よくフカフカになっているので足を痛める心配も少ない。
ところでコディの「とってこい」に関して、たとえオモチャ探している最中であっても、「オイデ」でそれを中断して、戻ってこれるようにできないかなあと考えている。コディはオモチャが見つかるまで一生懸命探し続け、なかなか諦めないので、たまたま変な所にオモチャが落ちてしまった時や、途中で野生のシカやハイカーが接近してきていることに気付いたとしても、手元に呼び戻す術がないのだ。どういう風に教えたらいいのか頭を悩ませている課題のひとつとなっている。