2016年4月9日土曜日

新しい友達

ベランダでものおもいにふける?コディ


 四月となりました。気候はまだ暖かくなったり、寒くなったり雪がちらついたり(!)と不安定ですが、鳥や動植物の様子を見ると春はちゃんと訪れているようです。うちの犬「コディ」は生後14か月めに入り(おつむの方はともかく)体の方は体重が50キロを超え、毎日の赤ん坊連れ散歩のおともをりっぱに務めてくれるようになりました。

 今週で、コディを去勢してからだいたい1ヶ月が経ちました。ホルモンがだいぶ抜けたからなのか、どうなのかは分かりませんが、見慣れないものやほかの犬に対する反応がマイルドになった気がします。それから、散歩の途中でも撫でられると喜んで、耳ペタでヘラヘラするようになりました(以前は散歩中は常に真顔、シッポは先っちょを気持ち程度に振るだけだった)。去勢前と後とでオビディエンス的な意味合いでの行動は変わらないものの、以前はもっと衝動のおもむくままに探求したい欲求があったのを、我慢しながら散歩していたのかも知れません。今の方が全体的にリラックスしているように思います。


コディとニック


 それからこれも去勢に関係した事かもしれないと思っているのですが、いつも行くドッグランでとても面白い事が起こりました。コディに大人のオス犬の親友が出来たのです。ドッグランによく来るボーダーコリーのニックは、飛行機と走っている車の車輪、浜辺のさざ波がちょっと強迫的なレベルで好きな(←ボーダーコリーあるある)かわいい犬ですが、このニックとコディとは、今までの1年間ほぼ毎日のように顔を合わせていながら、1度も一緒に遊んだことがありませんでした。

 この2匹は年齢も違うし(ニックは3歳半)、ニックの好きな遊びというのは走り回る他の犬を追いかけて鼻先でこづきながら自分の思ったほうへ走らせると言う、いわばハーディングごっこなので、どすこいぶつかり稽古派のコディとは接点がありませんでした。ところが数日前、ランに入って互いに軽く挨拶 を交わした所で、二匹の間で何か「パチッ」と化学反応が起きた瞬間を目撃しました。そして、彼らは猛然と遊び始めたのです。





飼い主さんによれば、ニックがこうして遊びのために地面に転がる所は今まで見たことがないという話だった。


 この日以降、コディとニックは頻繁に遊ぶようになり、特にニックはランにコディが来ると磁石に吸い寄せられるがごとくどこからでも走ってくるようになりました。彼らの遊びは、リラックスしたハーディングごっこ(主にコディが獲物)からぶつかり稽古(主にニックが獲物)、転がり合いからダッシュで追いかけっこなど内容が様々で長時間に及び、帰る頃には2頭ともきもちよく疲れているので、普段なかなかいいプレイメイトが見つからないと言っていたニックの飼い主さんも大喜びでした。

 犬同士の相性って不思議だと常々思っていましたが、こんな風に突然はじまる友情もあるのだと知って、おもしろかった出来事です。



---ランでの一コマ---



 一見優しそうに見えるニックですが、実はかなり気が強いところがあり(←ボーダーコリーあるある その2)、またランでターゲットを決めると、相手の都合を考えず疲れ果てるまで追い詰めることがあるので、遊ぶ相手を選ぶ犬です。コディも実は気は強い方で、動きも意外と早い上、若いのでわざとドタバタして盛り上がるのが好きです。だからか、この2匹のいちゃつきは見て見ぬフリをする犬が多かった。KY同士でくっついたかんじでしょうか。リッジバックの子犬のホリィも一切目線を合わせませんでした。こんなに小さいのにもう渡世術を知っているのか、ホリィよ。



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