2015年5月14日木曜日

犬、船に乗る

元気いっぱいのGレトリーバー「アクセル」オス1さい。
今まで見た中で一番大きい水たまりにウズウズ、後ろの飼い主ヒヤヒヤ。


 このブログでたびたび触れているドッグフレンドリーな街・バージニア州アレクサンドリアですが、年に5回だけ犬連れOKのフェリーツアーがあると聞き、犬、人間(♂)と共にぞろぞろと行って、乗ってきました。ツアーと言ってもポトマック川の上でループする全部で一時間ほどの非常に小規模な遊覧航行です。しかしこの気軽さにファンも多いようで、ウェブ上で前売りされるチケットはほとんどいつも完売になるということでした。





 ハーバーからのながめ。個人所有のボートが静かに並んでいます。こういう家庭用のボートは優美できれいだと感じるものが多いですが、それもそのはず、これらのデザインは潜在的に女性にウケるように作られているのだそうです。それは、家計を守る女性が首をタテに降らねば、いくら男性が「ほしー、ほしー」といった所でGOサインは出ないからだとか(笑)。大きな買い物の最終的な決定権が女性にあるのは、古今東西共通なようです。などなどムダ雑学に思いを馳せている間にも、自分の後ろに犬を連れた人々がどんどん集結していました。




 70名ほどの乗客+犬が集まった所で「出発」。下は生後2か月から上は16歳まで、年齢も犬種もさまざまな犬がごった返すキャビン内。比較的大人しい犬が多い中、張り切って吠えるミニピンの吠え声が、なんとなく心地よい会話のBGMになっていた。フェリーはあまり揺れないので初めて乗る犬も特にパニックになることなどなく、貰ったクッキーを食べ、お盆の水を飲んだり、隣の犬のお尻のにおいを嗅いだり、寝たり(笑)、各自のびのびとしていた。




 気候が良かったので管理人とコディは外の椅子に座りました。デッキ上はレトリーバー天国だった。見える限りでもゴールデン4頭、レトリーバーミックス、他にもラブが沢山入れ替わり、立ち代わり訪れては先頭から川をのぞき込んでいました。どの犬もとても落ち着いていてのんびりと風の匂いを嗅いでいた。


デッキの上のシェパード代表!(勝手に)。 ゆらゆらが気持ちいいのか、今にも寝そう。

ボートさん 乗せてくれてありがとう

 水の上からちょっとしたモニュメント類と、特殊な構造の橋、遠くDCのキャピトルを望んだり、この界隈で一番大きいという浄水場の説明を受けたりしているうちにあっという間に一時間が過ぎました。コディはこのあとふたつめのパピークラスがあったので早々に帰らねばならなかったですが、多くの人々と犬達はこのあと近くのギャラリーやカフェ、レストラン、アイスクリームやへと吸い込まれていった。ちょっとした気分転換ができ思いのほか楽しかったフェリー体験、機会があればまたぜひ乗りに来たいと思いつつ、帰路につきました。




2015年5月9日土曜日

DCのドッグランへ



 管理人家の一員になった犬「コディ」は数々のミニ試練を乗り越えながら、4か月を迎えた。うちに来てから2か月ほどしか経っていないのにもう長い事いるような気がしている。犬の子供らしくとてもアクティブなので、エネルギーをいかに発散させるか知恵を絞って色んな所に連れ出しているうち、一日が長く感じるようになったような気もする。飼い主のほうはくたびれるけど、人としては健康的になってきているように思う。




 体も丈夫になったので、大きいお兄さん、お姉さんと遊んで転がされてももう大丈夫だろうという事で、ドッグランにも通いはじめた。やっぱりイヌ対イヌの遊びだと、人間が相手してやるのとはかけっこやスパーリングのパワーもスピードも違うので、本人も楽しいように見える。以前は、群れを基準にした世界で暮らしている犬にとって毎回違う犬と遊ぶのは、意外とストレスが溜まるんじゃないか?と考えたこともあったけど、ラン慣れした犬同士で遊ぶ事にはそれを補って余りあるメリットがあるようだ。

 上はSストリート・ドッグパーク、ワシントンDCダウンタウンのデュポン・サークルからニューハンプシャーアベニューを北上していくと見えてくる、街中の小さなドッグラン。今回久しぶりに行ってみたところ、以前は土がむき出しだった休憩所のベンチの周りに木くずが敷かれていて、かなりありがたかった。管理人の住む郊外の方では地面が人工芝と木くずで完全に覆われているランというのがないので、天候の悪い日、足元のジメジメした日などは、こういう場所があるととても助かるだろうなと思う。来ている犬達はいわゆる「都会の犬」が多く遊び慣れているのと、敷地が小さいので飼い主の目が比較的行き届いているのも、このランのいい所だと思う。ただ大型犬と小型犬のスペースの区別がないので、小型犬のオーナーは遊ばせる前に、中にどんな犬がいるのかの見極めが必要かもしれないですね。


デュポン・サークルでシャボン玉をしている人達が居た。
初めて見るシャボン玉を観察するコディ。



 コディが自分ちの様に寛いでいるのはチーキィ・パピーという、これもデュポン・サークル周辺にあるセレクトショップ。品ぞろえは全体的にちょっとおばちゃんぽいのだが、可愛らしくアレンジされた小物などが多いのでイヌを飼っている友人などにちょっとなにかをあげる時などに重宝する。今回いいなと思ったのは、スカウトというメーカーのカバン↓だった。イケアのエコバッグみたいなプラスチック感のある厚手の素材で出来ていて汚れても水でササッと洗えるので、これなら誰かの犬が泥のついた足でジャンプしてきても、「サッとよける気まずい人」にならずに済む(笑)。写真のモデルには蓋ナシのポッケが6つ付いていて便利そうだった。犬だけでなく小さな子供のいる人にもいいかもしれないですね。


DC、ジョージタウン発祥の会社だそうです



 話題その2。毎回友達と遊べて、楽しかった子犬の学校も卒業になりました。コディはクラスの最後にあった「どのくらいマテるか競争」と「拾い食いしない競争」どちらも1番になることが出来、管理人は地味にとても嬉しかった。こういう、囲われた教室のような場所ではお利口なので不思議です。これから次のクラスまで1か月ほどインターバルがあるので、その間に習ったことを忘れないよう、1日最低1回は練習する習慣にしたいと思います。


管理人のお気に入りだったペニーちゃん。またどこかで会えるといいな。
ペニーとは、アメリカのお金の1円玉にあたるもので、小さな茶色いコインなのです。
犬のペニーちゃんも小さくて茶色です。

先生大好き!ペロ、ペロ!



 話題その3。生後4か月の当日、オフだった管理人とコディは二人でぐるぐる近所の雑木林を散歩していました。犬は、背中の産毛が分かれて大人の毛が見え始め、また歯の抜け換わりも始まっているので、スーパーで買って洗って冷凍しておいた生のチキンネックをオヤツ袋に入れていき、原っぱで食べさせた。チキンネックは低カロリーでカルシウムが豊富で、犬にとってはなかなかいいオヤツだと思う(しかもめちゃ安い)。この時期子犬の摂取したカルシウム分の多くは新しい歯を作るのに使われるため、ブリーダーには耳や骨格のためにサプリメントを与える事を勧められた。具体的にはHair, Skin and Nailsと呼ばれる、一般的に美容のために使われるサプリメントと、ローズマリー入りビタミンCの小さなタブレットを一日に一錠与えると良いと言われた。ビタミンCはなぜかローズマリー入りでないとダメなのだそうだ。


芝刈りで千切れたたんぽぽを頭に・・・。 似合っているのか、いないのか。