2018年7月16日月曜日

「イージー」



 週に何回か、短い時間ですがシッターの方をお願いすることにしました。夕方のまだ明るい時間帯に、犬と一緒に外へ行くことができるようになった。といっても7月のバージニアは暑く、かなり湿度もあるので、行先は屋内です。今週は地域の家電量販店「BEST BUY」と、ホームセンター「HOME DEPOT」「LOWE'S」に行きました。ホームデポとロウズに犬を連れて入れる事は、セラピーのクラスで使ったので知っていましたが、ベストバイに入れる事は知らなかったので、発見でした。涼しくて清潔であまり混みあってもおらず快適でした。

 ホームセンターに行くと、コディは人気者です。どうも、トラックに乗ってこういう所に来てるようなタイプのおじさんにモテる方らしい。今日は、殆ど英語が喋れないメキシコ人のおじさんが話しかけてくれました。身振り手振りと片言で、メキシコの実家でジャーマンシェパード2匹飼ってる!ホントにかしこいしよく見るとすごくかわいい!!と話てくれ、シェパードいいよね!!!とキャアキャアと(野太い声で)意気投合しました。


ヒタチのキャンペーンボーイかな? かわいいです(親ばか)

 ペンキのコーナーにいたアメリカ人のおじさんは、長年ロットワイラーを飼っている人だそうで、トレーニングの話になりました。何かの拍子に「うちの犬は色々するのが好きな方で、私はラッキーです。」と言ったところ、「いや、本当にラッキーなのはこの犬だよ。」と言われ、これまでいつも『こんな犬がいてあなたはラッキーね。』と言われる一方だった私は、不意に自分の今までの努力だとか、犬に対する態度みたいなものを認められ、褒められたような気になり、すごくすごく嬉しくなってしまいました(犬飼いはほかの犬飼いを称賛するのがうまい)。

 犬と一緒に外にいると、「犬を連れている」というたったそれだけのことで、他者と関わることがこんなにも「イージー」になることに毎度驚嘆します。しかも、犬を介して犬好きの人々と話していていつも思うのが、それぞれの人々が、皆それぞれのやりかたで犬に詳しい。こういう事は他の生き物には見られないことで、人間にとって犬と言うのは、こんなにも興味と知的好奇心を引き出す存在なのかと毎回、新鮮な驚きがあります。


2018年7月3日火曜日

シュミ仲間/アシスループ


 日本には、犬やいきもの関連の話題を軸にした「シュミ仲間」がいます。10年もの、20年ものの友人もちらほらいます。虫や両生類や、特定のタイプの犬に入れあげるタイプは男性が多いためか、変な風変わりなおじさんばかりだし(昔はお兄さんだったのが順次オジサンにジョブチェンジ。ということは自分も……)連絡も全くマメではないのがたまにきずですが、話題が合うから、いつ帰っても「昨日の続き」的に話ができるのはありがたいですね。オタクネタは国も年齢も飛び越える世界共通言語、オタク万歳。

 日本で・海外でに限らず、日本の人と喋ると結構な割合で「何等かのオタク」であることが多い気がしています。それはドラマであったり、特定の俳優さんだったり、椿を愛し椿と共に生きていたり、職人レベルのお弁当作りに血道をあげていたり、日本の人のこの「みんなが自分の小世界を持っている」という有り様がとてもとても良いと思うし、そういうものを目にする時、自分も日本で生まれて、日本文化の中で育って本当によかったなと思います。

 そんな大好きな場所だから、将来的に故郷にもっと定期的に帰れるようにしたいなあと思っています。犬をつかって地域社会に貢献する類の仕事というか、活動のプランも少し、頭の中にあります。まわりの人に意見を聞いたり、いろんな角度からどういう風にお金をまわすのかとか考えているのですが、考えれば考えるほど、「ニーズがそこにあるのかないのかわからない」状態から、ファンクションするサービスを生み出すのは大変なんだなあと実感しています。とりあえず、かんたんなプロポーザルみたいなのを作っておいて、次帰った時に小学校からのイヌトモ達に見てもらって、意見を聞かせてもらおうと考えています。楽しみです。

走る犬小屋号の中で

 ところでそんなシュミ友のひとりが出資して、獣医科医院を建てたそうです。本人も犬の繁殖を長年やっていて、西洋医学、代替医療やホメオパシーからおまじないの類まで(笑)かなり幅広い興味があるみたいで、頼まれて今週は日本に向けてこんな道具を発送しました。箱いっぱいのASSISI LOOP(アシスループ)です。アメリカで有名なセレブネコLILBUBのケアに使われたものです。日本では、メディアで紹介されたのでしょうか?不思議なグッズですね。日本のどこかで、困っている飼い主さんの役に立ったらいいなと思います。