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2026年5月25日月曜日

二度目の手術

おじじドッグのおできの写真じゃあんまりなので
ときおりうちの上空を通過する「空飛ぶおじさん」の写真をどうぞ

 先日のブログに書いたコディのおしりにできたピンクの謎おできの続報です。

 獣医さんのフォローアップで「もともとそこにあった」と言われてしまったコディのおできでしたが、トラベル獣医さん(移動で来てくれるもう一人の獣医さん)にも現状報告がてら見てもらい「悪性のおできには見えないんだけど、執刀した獣医さんにもう一度見てもらった方がいいですね」と言われ、最初のフォローアップでなんでもいいからとにかく診てくれと食い下がらなかった自分の呑気さ加減にまたゲッソリとしながら、また外科に予約を入れました。こうやってすぐシッペ返しが来るんですよね。アメリカ人、アメリカが長い日本人もですけど、面構えが違うというか、ものすごくハキハキ、チャキチャキ、テキパキとして異様に気が強い人に出会うことがあります。このようなエラー→即ペナルティ、の土壌がああいう人格を形作るのだと思います。

 そんなさ中、シリ事情は急展開を迎えました。

 朝、またコディのしっぽをちょいとめくってしげしげとおできを見ていたのですが、ふとしっぽを左右に動かしたところあのおできの浸出液?らしい赤ピンクの液がポタっと落ちたのです。よく見ると、おできから出ているとばかり思っていたあの液は、おでき本体ではなく、なんとその上の肛門の方から漏れ出ているではありませんか。この液は、匂うのです。コディはこのことに明らかに気付いていて、漏れた体液をなめとり、すぐ始末していました。だからなかなか気づけなかったのか、と思いました。そういえば最近、自分の寝床をホリホリして何かを隠そうと?していたり、毛布を舐めていることがありました。

 急に色んなことが頭の中でつながった気がしました。前回の反省を生かして毎日とってあったおしりの写真と、これまでの経緯を整理したタイムラインのチャートをすぐに準備し、手術を行った獣医師にメールを書きました。すぐにもう一度見ましょう、ということになり予約を繰り上げてくれたので、メールを書いた翌々日に再診のはこびとなりました。


元気です(おしりから謎汁がでてる事以外は……)


 最近車に乗るたびに病院に行っている感じになっているコディには、本当にすまなく思います。現在11歳6ヵ月で、人間に換算するとおよそ80歳代中盤ころのコディ。後期高齢おじじになってからのコディは街や公園やトレイルに連れて行ってもあまり歩かなくなり、ソワソワと早く帰りたそうにするのでだんだんと足が遠のいていました。でも、こうなるならばやはりもっと色々連れ出してあげていればよかったな。

 病院の先生に犬を見せると、おしりのおできは悪そうに見えないけどもう予防的にとっちゃいましょう、謎の液については腸炎かも分からないので、コロノスコピーをやりましょう、と提案されました。私がこの液は肛門腺分泌物の匂いがするので腸炎は疑わしい、しかしどのみちおできの手術で麻酔をかけるのならば、左右の肛門腺(+手術跡)の再チェックをし、その上で内視鏡検査は先生が必要だと判断したらやってほしいことを申し合わせました。コロノスコピーは別の先生を呼ばないといけないのでお会計には外科手術代にプラス3000ドルの費用が追加されるとのこと。


手術の日の朝、ものすごく帰りたそうなコディ。
お互い「Aging Gracefully」は大変だな、がんばろうね

 数日後、朝一番のスロットで手術をしてもらったコディ。

 謎おできは、肛門周囲腺腫(良性の腫瘍で高齢のオス犬によくある)というものでした。

 ここからが謎の種明かしです。左の肛門嚢にはかなり多量の体液が貯留していたようで、お医者さんが見つけたすぐその場で中身を全て出し、切除したと、手術後に報告がありました。手術を開始した直後に元凶がつかめたことで、コロノスコピーはキャンセルしてもらえました(ありがたい)。切り取った左の肛門嚢はすぐ生検に出されたのですが、癌などはないものの『慢性・重度の炎症が生じていた』とのことでした。

 もしかすると愛犬の肛門嚢は左右両方とも長いこと炎症を起こしていたのかも知れないなと思いました。原因が分かりませんがもともと歯肉炎になりやすいなど、炎症体質なのかも知れません。右側の肛門嚢はその過程で運悪く癌化してしまったのではと考えました。

 犬のアンチエイジングを一生懸命考え、サプリメントをやったり、手作り食をこしらえて与えたりしている身ではありますが、抗炎症とか、アンチなんちゃらとか「半分くらいは眉唾だよね」と思っている背景に、この年になれば何したって病気はなるときゃなるものだよ、運だよ、運という考えがあるからです。

 そういえば人間だと歯周病菌が大腸がんのリスクを上げるというデータがあるようですね。

 歯周病菌って脳や心臓など結構さまざまなところで悪さをすることは知られていましたが、消化器官を通ってそんなところまで行けるんだ!と思いました。犬は人間に比べて胃酸も強力だし消化管も短いので、そんな心配は無用なのかも知れませんが、コディのあまり衛生的でない口内環境は決してプラスではなかったんではないかなと思います。

 がんの積極的な治療はしないことにした我が家ですが、おしりの症状はコディ自身も気にする素振りを見せていてQOLを直撃していたため、手術に踏み切ることにしました。おそらくこれが彼の生涯最後の手術になるでしょう(そうであるべきだと思います)。これだけの手間と労力をかけて、老犬のおしりのピンクのおできひとつ買ったと思うとおかしいですが、ひとまずめでたしとします。

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