2016年3月29日火曜日

ペットエキスポへ



 三月ももうおしまい、ここ北バージニアでも日差しがどんどんと春めいて、満開になった桜のすきまから、あっという間に若い葉っぱがのぞくようになりました。ここまでくるとあとは一気に暑くなっていきそうな予感。日照時間ものびて、最寄りのドッグパークではイブニング・タイムの人波が復活しました。人々も犬もみな暗い冬のあとの再会の喜びを分かち合っているようでした。

 家でも、アフターファイブに家の人が犬の散歩をやってくれる日が出てきました。ふだん一人で全ての犬の世話をしているし、散歩中のルールが変わるのがいやでなかなか散歩を人にかわってもらおうと思えない性分ですが、一日一回でも誰かが散歩を手伝ってくれるとこんなにも体が楽なのか!と目の覚める思いでした。やはり大型犬は家庭で分担して世話するものですね(あたりまえ?)。





 さて、先週末は年に一度のペット関連の用具や餌の見本市、スーパーペットエキスポ・2016をほんの僅かだけ覗くことが出来ました。去年来た時はコディは小さな子犬だったのだと思うと時間の流れをひしひしと感じます。上の写真はプロも使う、車用のケンネル。ひとつ欲しいけれど・・・、うちの車に入るかどうかぎりぎりの大きさだし、犬のほうもこのケンネルに入るかどうか、ぎりぎりのところです。


↑中でGシェパの若オスがぐっすり寝ていました。



 ここはペット用の義肢をカスタムしてくれるAnimal Ortho Careのブース。こういうデバイス系の会社としては珍しく、オーナーはじめほとんどのワーカーが女性と言うユニークな会社。小動物から馬の義肢まで作ってくれ、人間用の義肢装具士の資格を持つスタッフが細かい調整にも応じてくれるそうです。


でもこのはりぼての黒ラブ君↑はちょっとビミョー。
あとで見ていたら、本物の犬だと思って驚いたピットがぶっ飛んでいた。



 ここはDCSIRのブース。SIRはシバ・イヌ・レスキューの略です。お向いにアキタ・レスキューもブースを出していました。この二つのレスキューグループは色々なエキスポやフェアなどでこまめに活動している印象があり、とても好印象を持っています。日本犬は子供の頃ずっと飼いたかった犬達なので、こうして遠い異国の地でも人々の心をつかんで、ファンを増やしているのを見ると嬉しいです。

 その反面こうしてレスキューが必要になる実態があるということの残念さも感じました。北米で出遭う柴犬達は、日本のとくらべてもずっと友好的でマイルドな犬が多い(e.g.,ドッグランで見知らぬ他人の自分に、耳ペタ・おまんじゅうのような顔をして尾を千切れんばかりに振りながら駆け寄ってくる)のに、それでもまだまだ飼いきれなくなる人が多いのでしょうか。


寝てる~

かわいいぞ


 この日は、このあたりで赤ん坊がぐずりだしたので、退却とあいなりました。

 ところで今回のエキスポでは、自分の犬を前触れなくコディの方へ近づけて「挨拶しなさい」とやってくる人がひときわ多かったような気がしました。実はこの数日前も、ドッグラン脇のフィールドでリードなし脚足歩行の練習をしていたら、それを遊歩道から見ていた人が突然なぜか自分の犬(いきりたったミニシュナ)のリードを外し、突進されるという出来事があったばかりで、犬を連れて寄ってくる人に警戒心が芽生えてしまいました(笑)。こういう問題の8割がたはコディにトレーニング用のハーネス(ask to petとかin trainingのワッペンがついているやつ)を着せておくと防げるんですが、大げさな見た目になるのが恥ずかしくて、最近使っていませんでした。でも、イザと言う時あったほうが便利そうだし、さっそく新調しようと思います。

 

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4 件のコメント:

  1. あっと言う間にエリマキ卒業、良かったね~コディくん!やっぱりオスのほうが、治りが早いですね。でも、辛かっただろうから、いっぱい楽しいことしてください!

    散歩のルールが変わるというのは、とても納得してしまいます。うちは二人で交代していますが、以前は考え方の違いで、散歩中によく大喧嘩していました(ダメ飼い主ー苦笑)。やっと人間同士(私達)が信頼出来るようになって、散歩の分担もうまくいくようになった気がします。。。

    ワッペンがあっても、突進してくる犬が多いドイツです。飼い主がワッペンに気づく前に、犬は既に私のところに。。それに、ジョークで付けている犬が多いことも信憑性なくしてるのかも。

    柴、可愛いなぁ~。初めて飼った犬なので、愛着湧きます。幸せになって欲しいですね、、

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    1. akaさん コメントありがとうございました!

      はい、コディももうすっかりもとの調子に戻って「タマ拾い」に精を出しています(タマタマだけに・・・)。
      コディの幼馴染のメス犬達が最近次々と避妊手術を受けているんですが、お見舞いに行くと、見るからに痛そうな風にしていて可哀想になりますね。

      あー、散歩中の喧嘩、ある、ある!(笑)。わかります。akaさんの所ではお互いが信頼できるようになったということで、素敵ですね。それまで何度も議論をしてぶつかりあったおかげかも知れませんね。うちもまだまだ精進せねば・・・。

      >ワッペンがあっても、突進してくる犬が多いドイツです
      ドイツの犬達ってみんなピシッと躾が良いのかなあと思っていたのですごく意外でした!
      やっぱり突進されても無視するように教えた方が良いのかな(でもそれだと危険な事もあるし・・・)、悩ましい所です。

      柴、飼われてたんですね~羨ましいです。可愛いし、すごく面白い犬ですよね。
      私も子供の頃、四国犬を飼ってみたいとずっと思っていましたが、親戚のおじさんに「山がないとムリだぞ」と言われたのがずっと印象に残っています(笑)

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  2. 5人姉妹の母2016年4月1日 17:53

    育児も育犬も、借りれる手は借りないと!
    我が家の旦那様は、田舎育ちで『犬は外で飼う』的な考えの人間だったので、結婚して犬を飼い始めた当初はそれはそれは喧嘩が耐えませんでした(笑)ですが、今では私の最高の理解者まで成長し、普段の我が家の分担比率(犬も子供も)も、私6旦那様4ぐらい請け負ってくれてます。幼児と大型犬は夫婦で分担しないと!!

    柴犬、秋田犬アメリカで人気なのですか?私的には嫌なこと(注射とか爪切りなどの処置)をすると咬む(飼い主までも)印象が強くて…。アメリカの日本犬がマイルドなのは、何か理由があるのですか??

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    1. 五人姉妹の母さん コメントありがとうございました!

      >育児も育犬も、借りれる手は借りないと!
      >幼児と大型犬は夫婦で分担しないと!!

      はい、肝に銘じておきます!
      最近さすがに疲労が累積していてちょっとポンコツになりつつあったので、これからは夕方の散歩は手伝ってもらうことにしました。五人姉妹の母さんの旦那様、素晴らしいですねー、そうやってパートナーの話をちゃんと聞いて、臨機応変に出来る男性はなかなか居ないような気がいたします。

      柴犬はアメリカでは、10年くらい前にテレビタレントやミュージシャンの間で飼う人が増えて以来人気が出た気がします。アメリカの場合、(賛否両論はありますが)どのような犬種でもまずはコンパニオン・ドッグとして優れた犬になるように改良されるので、柴犬の場合ももともとあるアグレッシブさや狩猟欲など家庭犬として難しい気質をなくする方向に、繁殖されているのだと思います。それと日本だと和犬は番犬として重宝されますが、こちらだと銃を持っている家庭が多いし、訴訟社会でもあるので、アグレッシブに番をしてもらう必要がないのも一因なのかなと、私は思っています。

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