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2026年8月23日日曜日

投薬用トリーツについて


 犬、11歳7か月、お薬生活がはじまりました。
 このところなんとなくクレートに入っていることが多かったこと、また獣医さんで行った感覚のテストで、うしろ足の感覚自体が鈍ってきていることも分かったので、それらを考慮して2週間ほどガバペンチンの投薬をして様子を見、必要なら再度投薬量を調整しましょう、ということになりました。写真はガバペンチンと前話していたELLE VETの合わせ技をやっているところです。ELLE VETは相変わらずいいのかどうかよく分からないのですが、ちょっとでも良さそうと思う事は全てやるという方針に従って最近はずっと朝夕あげています。

 これまで投薬には獣医さんで購入したRoyal Canin Pill Assistという、子供の粘土みたいな機能性食品の中に薬を隠せるものを使っていました。しかし以前グリーニーズがほんとに犬の歯にいいのか考えた時と同様、あらためて袋の裏の成分表を真剣に読むとこういった補助食品類も、べつにあげずに済むならわざわざあげなくてもいい内容だな、と思いました。

 最近思ったのですがアメリカの獣医さんて、こういう関連商品などの販売にもノルマがあるのでしょうかね。日本はどうなんだろうか。アメリカの人間の歯医者にはあるんですよね「パフォーマンス・ベンチマーク」といって、医師も財務・運用上の稼働率なんかを計られます。医院もビジネスなのだから、当たり前の観点ですが、では過剰に歯を削ったりする医師は存在しないのか?と消費者に疑いを抱かせるシステムではある。

 話しをもとにもどしますが、卵いっこゆでて与えることは栄養的にも味覚的にもエンリッチメント的にも非常に優れた代替案になります。こうして考えると世の中に溢れている便利なグッズの大半は私達の「ひと手間」をうめあわせ、「ちょっといい気分」にするために存在していることが分かります。「ひと手間」は従来、だれもがた易く捻出することのできた時間や労働力ですが、今日ではそれが難しいと感じられる状況が多くなったということでしょう。


日々新しい商品が出ていますね これは最近スーパーで見かけたものです
グリルダックかー!と犬飼いなら反射的に反応してしまう(私だけかも)

 犬の投薬補助トリーツの成分表を読み比べると、一般的な主食フードと異なり、いくつかの特性に重点を置いた配合設計がなされていることに気付きます。まず「子供のねんどみたいな質感」にするための高濃度の保湿剤です。薬を包み込んで成形できるよう、柔軟性を保たないとなりません。そのために水を抱え込む役割を果たす、多価アルコール(ソルビトールなど)が多く配合されています。

 糖質も同じ役割を果たします。コーンシロップ、糖蜜(モラセス)なんかはいろんな製品の袋の裏を読むとよく含まれています。大した量ではないのかも知れないですが、血糖値の変動につながるのでシニア犬には気を付けたいところです。つなぎとしての小麦グルテン、大豆由来成分(レシチン)なんかもよく使われています。これらは生物にとって無毒なものですが、化学的に処理されている素材で体内の炎症の原因物質、特に腸内細菌のバランスを乱す原因になるという説がありますね。こうやって考えると生物にとっての「無毒」と「無害」はわけて考えた方がいいのかもしれません。

 脂質も気を付けたい点です。犬の手作り餌を始めてから知ったのですが、植物油脂(ベジタブルオイル)が非常に劣化しやすいものだということです。原材料に油脂を多く使わないといけない製品は、つまり、劣化しないよう保存料が必ず対になってついてきます。これも腸内環境には何か影響があるでしょうね。1個あたり約10kcal前後と、小さいわんちゃんだと1日の許容摂取カロリーの何割かをこれで満たしてしまうような結構な分量なのも気をつけないとですね。


う~むむ なるべく悪いものは使わないようにしてる 企業努力は伝わりますが。
うちは卵でいいかな。 なによりコディも卵の方を好みます

 ということで、愛犬ががんになってこっちは自宅で作った鶏ムースと、半熟卵を交互に使って投薬を行ってます(コディはすごく喜んでます)。卵は、ゆでる手間はありますが、香料も保存料もなくタンパク質・ビタミン類・脂質の補給もできて、いいじゃん!と飼い主も嬉しくなります。まるのまま貰えることは犬の方も満足感があるみたいで、トレーニングのスペシャルな対価としても使えると思います。

 あと、自分のカロリー計算をしてて気づいたのですが、全卵ひとつあたり140キロカロリー以上あることが多く、脂質が多いからなのですが(黄身はほとんど脂質)、小さなワンさんやカロリー制限している犬さんは気を付けた方がいいですね。

 白身は念のため火を通す方が良さそうです。生の白身に含まれる「アビジン」という成分がビオチンというイヌの代謝系、神経系に関与する重要栄養素の吸収を阻害するとされていて(こないだ、獣医さんのnoteでとてもわかりやすい解説をみつけました)あくまで1日の必要摂取カロリーとマクロ栄養素の計算内に収めて、いいところどりを目指せるといいかなと思いました。

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