2015年10月31日土曜日

バージニア州グレートフォールズ&スコッツラン

グレートフォールズ公園内の滝

日本から来た母親にバージニアの何か名所的な所を見せてあげたく、グレートフォールズへ行ってきた。ここはポトマック川の奔流と景観、1700年代後半からの歴史ある運河の跡が有名な公園です。遊歩道やビュー・ポイントは綺麗に整備されているので、新生児&犬連れでも軽装でさらっと散歩が出来るのがとても助かった。


岩場に興味を示すコディ。岩登りをとても楽しんでいた。

見物台から伸びあがり、向こうに何があるのか見ようとしていた



 上は、グレートフォールズでも再確認したコディのトレッキング欲を満たすべく、別件で訪れたスコッツラン自然保護地区。ここはイヌ友さんに教えてもらった場所で、グレートフォールズから少し南下し、CIAのあるラングレーの東にあるハンディサイズな公園であり、あまり人気がないのと比較的綺麗な小川があることで犬飼いたちの間では密かな人気スポットとなっている様子。この日は赤ん坊が寝ている間の1時間半しか時間の猶予がなかったものの、起伏に富んだ地形と小川のおかげで自分も犬もたっぷり運動することが出来、大満足の結果となった。


飼い主が水生生物を探している間、せせらぎに足を浸して楽しんでいる犬。

水は大好きなものの、実は泳げないコディ。水泳気分?

人は紅葉を見られ、犬はたっぷり遊べて大満足。
コディはこの後、帰りの車の中でぐっすりだった。



2015年10月29日木曜日

10月のアップデート その3



 ひとつ前のブログで「10月ももう半分過ぎてしまった~」とぼやいてから、またあっと言う間に十日が経った。一年のうちでも一番好きな月のひとつがこのようにサッサと終わってしまう悲しみもあるが、この間生まれた乳児がやっと生後一ヶ月になるという「やった感」の入り混じったような、微妙な感覚が大きい。自宅の窓の外では、裏の雑木林の楓やポプラや樫の木が紅葉して、4週間の寝不足でキテレツのベンゾウさんみたいになった目を優しく癒してくれる。以降、またまた手短ですが、ここ10日間の犬(プラスα)の様をアップデートします。


スキマ時間でドッグランへ。 コディ、新しく出来た友達と

ある朝赤ん坊が愚図って全く泣き止まず、朝の散歩へ行くことが出来なかった。
やっと寝たので車で20分ほどの場所にある牧場の跡地へ連れて行き、
一時間ほどフリスビーを投げた。
我が家は庭がないので、こういう人気のない公園や空き地を常に開拓しなくてはいけない

大喜びで「作業」に従事するコディ。こういう所を見ると、腐っても(?)シェパードだと思う。
「ヒトと一緒に共同で何かする」という日々のアクティビティが大切なようだ。

満足した犬。こうしてフリスビーを首にひっかけたまま歩き回っていた。

小さいニンゲンは生後1か月、体重4.3キログラムほどになった。
お腹が減ると手をブンブン、足をピコピコ動かして怒り出すふしぎな生きもの。


2015年10月19日月曜日

10月のアップデート その2



 例年なら野歩きをして野生の動植物をみたり、各種即売会をひやかしたり、ライフルを撃ちに行ったりと趣味関係のイベント盛りだくさんの10月だけれど、新生児の世話にあっぷあっぷしているうちにもう半ばを過ぎてしまった。日記やブログを書くことはおろか、コンピュータに触るチャンスもないなんていう事は久しくなかったから、子育て&犬育ての並行って大変だあ~と急に実感がわいてきた。最近はもう、道行くお母さんたちが急に皆凄い人々に見えてきて、またこの世の全ての人々に「母」がいるという、当たり前の事実にもちょっとおののき気味なのだ。女性は偉大なり。前回にひきつづきここ10日間の犬の様子を手短かにアップします。


今年の10月21日は映画「バックトゥザフューチャー」の日ということで、地元の映画館の前に映画に出た車が来ていました。
本物を目にする機会は一生に1度くらいかもしれないとコディと写真を撮りましたが、
本犬はジェントルリーダーが嫌でふてくされていました。

今週、東京からはるばる母が手伝いに来てくれました。
化粧が好きな母のために最寄りの化粧品店へ行きました。

「ぼく、美白しよっかな」

座して待つだけで剥いたカキの出てくる嬉しさよ!

裏の雑木林で犬を散歩。スリングの中のカーチャ

 これから徐々に家族のサポートがなくなっていく中で、コディの朝の運動時間をどのように捻出するか頭をひねって考えている。アメリカは小さな子を家で一人きりにしてはいけないという規則があるため、ドッグランはおろか、犬が退屈している時に近場をサッと走って散歩してくることも、以前の様には出来なくなる。これから冬季に向かって日照時間も短くなるので、アフターファイブにどこかへ行くというのも難しくなるかもしれない。前もってデイケアやドッグシッターを使う事を見越して準備していたけれど、できれば自分で運動させてやりたいので、何か得策はないかと無い知恵を絞っている。


2015年10月9日金曜日

小さいニンゲン、登場

その日の朝の病院


 雨の日には幸運がやってくるというジンクスを少しだけ信じています。義理の両親によれば、昔のロシアにもそんな言い伝えがあったとか。9月の終わりの霧雨の日に、体重3420グラム、体長(?)51.4センチの女児を授かりました。いわゆる分娩台に乗る、という状態になってから12分で娩出が完了となり、主治医の先生も「速い!これなら夕方のピザパーティに間に合うぞ」と嬉しそうだった。子供は生命力に満ちていて、小さい火の玉みたいに真っ赤になって泣きながらなにかを伝えようとしているのを見ると、日本語の「赤ちゃん」という単語は単純だがすごく的を射ているなと思いました。

 一方犬のコディですが、病院にいる間も彼がどうしているのか気になって仕方がなく、2週間の個人宅でのボーディング(お泊り)の予定を半分で切り上げて、あまり後先考えずに家へ連れ帰ってしまいました。犬の方は何度かシッターさんの家を勝手に出て家に帰ろうとしていたみたいで、どんよりした目の写真ばかりだったのでこれで良かったと思います。私達はどんな時も一緒です⇐ザ・シェパードと飼い主の共依存😂

 オムツはかせ方も、ゲップのさせ方も下手くそすぎて、結局一晩中起きて赤ん坊の世話をして迎えた朝、コディを連れてドッグランへ行き、運動させていると、周囲の人々がこれから秋を謳歌しようとするところに、自分だけが縮小された異世界の時間を生きているような感覚に陥ります。慣れないことだらけ、いろいろ学ばないとならないことが多く、大変ですが、がんばりたい。以下ここ10日間携帯で撮ったスナップをアップします。


9時過ぎのドッグランは仕事遅番&リタイア組の憩いの場。皆の和みタイム

コディ、お気に入りの「マンゴーボール」と共に。

車に乗ったコディのお腹にカシの落ち葉がくっついていた。秋です。

ストローラーと並んで歩く練習

すきま時間で、スーパーの入口で一人で待つ練習も。
子供にかかりきりの間、こういう今まで練習してきた事が退化しないかが目下、気がかりです。

2015年9月29日火曜日

秋の訪れ

芸術の秋、到来・・・。しかし目線はオヤツへ・・・。


 さて時間は飛ぶように過ぎ去り、もう9月も終わりとなってしまいました。こちら北バージニアでは、気温も落ち着いた爽やかな空気の中に、ときどきちょっと汗ばむような日差しが入り混じった陽気が続いています。近所のスーパーの店先に並んだハロウィングッズやカボチャの数々が、秋の訪れを告げているようです。今日のブログには、家の犬「コディ」と共に近隣のイベントに立ち寄った時の事を書いておきたいと思います。




 イベントその①。バージニア州、ラウドン群リースバーグで開かれたBarktoberfest(バークトーバーフェスト。人間のオクトーバーフェストに引っ掛けて)という犬のイベントへ行ってきました。「イベント」といっても小さな農場の跡地に出店のテントをぽつぽつならべただけの、非常にカジュアルなものでした。午後の遅めの時間に行きましたが、のんびりリラックスした人と犬が行き交う中で、みんな犬のトリーツをみたり、時たま立ち止まって他の飼い主さんとスモールトークしたりと、のんびり和気あいあいとした時間が流れていました。コディもようやく慣れてきたジェントルリーダーをつけて、しっかり歩く練習をしてきました。




 ふだん家畜の品評会などが行われるこの場所で、早い時間帯に捨てイヌ・ネコの譲渡会が催されたようです。このBarktoberfestは家のないペットたちに新たな住み場所をマッチングする、FOHAという団体によって運営されているので、この譲渡会はフェスティバルの中心的な行事と言えるでしょう。自分の状況も考えず最近、もう一匹犬が飼いたいなあ!とかほざいている(笑)「わし」なので、譲渡会も既に終わった時間帯に行ったことはとてもよかったと言えます。沢山のペット達が新しいオーナーに出会えたことを祈ります。


同じ場所にて。
このあたりはとても大きな家が多いため、デンやウルフハウンドなど超大型犬の多頭飼いをする家庭もちらほら見かける。

かと思えばかわいすぎる黒柴ちゃんも居ました。
飼い主さんとおソロのスーパーマンのシャツを着て、ラブリー全開で歩いていた。



 イベントその②です。リースバーグには歴史地区があり、小さいながら今でも活気あるダウンタウンとして賑わいを見せています。この日はたまたまアートフェアが行われていたので、渡りに船とばかり覗いて行くことにしました。上の写真はメインの大通りからの眺め。通りの右側には、バージニアの典型的な古い田舎町と言ったかんじの、アンティーク店、コーヒーショップ、雑貨屋などが並びます。


セクシーランジェリー屋さんに突入しようとするコディ。
「きょうみしんしん」

以前より食器や雑貨をちょくちょく購入しているCrème de la Crèmeはバージニア州内に三店舗を構えるローカルのお店。
商品に割れ物が多いので、コディにはニンゲン(♂)と共に入口付近で待っていてもらった。
ひとまわりして戻ってみると、コディのまわりにイヌトークの輪が出来ていた。

ハトの置物も発見。
この店ではこういう、何の意味があるのかわからない、しかしどこか惹かれるような物をよく売っている。

地元の人で賑わうKing Street Coffeeでコーヒーを購入。 なかなか美味しかった。



 さて、週末とイベントの備忘録はこの辺にして、ここ10日間の家での出来事です。これから第一子「小さいニンゲン」の出現を控え、かまってもらえない時間が増えるであろうコディのために、カミカミ出来るおやつの準備が佳境を迎えています。「準備」と言っても何も大したことはなく、ただスーパーで売られている骨付き肉を骨ごと食べやすい大きさに切り分けて、冷凍庫で凍らせるだけの話なのですが。肉の種類はビーフとラムが主で、牛の場合は体重のかからない肋骨や肩の部分を主に選んで買っています(こういう部位はシチューの出汁用に安く売られている事が多いので経済的でもある)。コディはこれが大好きで、肉の大きさによっては2、3時間かけて集中してかじるので、なんらかの事情で運動が足りない日の晩などに重宝します。


トレーの上でバラバラに凍らせてから、こんな風にジップロックの袋に入れて保存します。

これはラムの前足の部分。

 家の中でも生骨や生肉をあげられるよう、「プレイス」のコマンドでコディ用マットの上に留まるように教えました。ここからはみ出てきたら骨を取り上げ、再度「プレイス」のコマンドでマットに戻るよう、根気よく促していたところ、最近は上手にマットから出ないでカミカミしていられるようになり、また何かの拍子にマットから出ても、自分で骨を咥えてマットの上に戻れるようになりました。これなら床が汚れることもなく、使った敷き物はそのまま洗濯機にポイ出来るので便利です。




 秋口になり気温が下がったことで、ドッグラン後のシャワーのあとでドライヤーを使う練習も再開しました。上の写真で管理人が持っているのは、例の掃除機のついでに買ってしまったマキタのブロワーです。掃除機に使う充電式のバッテリーを共有できるので便利です。本来、庭の落ち葉などを吹き飛ばして掃除するための道具ですが、最弱に設定するとコディを乾かすのに丁度いいことが分かり、オヤツを与えながら、音と風に慣らす練習を重ねています。これも大分ガマンできるようになってきました。肉球のあたりもブオ~とすぐに乾かせるので、なかなか爽快です。




 そうそう、例の掃除機といえば犬にダイレクトに掃除機をかけるというワザも使えるようになりました。けっこうおもしろいので飼い主はウキウキですが、写真を見ると犬は訝しげですね。これをすることに一体何の意義があるのかなと考えてる時の顔をしています。比較的ポーカーフェイスなドーベルマンと違い、シェパードはこういうところがかなり表情豊かなので、見てて面白いです。