2015年7月30日木曜日

長すぎた3分間-CGC試験



 家の犬「コディ」の優良家庭犬(AKC/CGC)の試験が終わった。結果はなんと合格。前回のノートで話題にしていた「分離(セパレーション)」項目のテストは一番最後で、コディのリードを試験管に託し、会場のドアを閉めてからの3分間が異様に長く感じられて居てもたってもいられなくなり、となりにあったピザハットの配達員の人々としゃべって気を紛らわせた。CGCのテスト自体の難易度はそれほど高くはないものの、生後6か月半でパス出来た事、また初めて飼うシェパードで、街中や自宅の裏で、ツワリやヤブ蚊の群れと戦いながらちまちま練習をしていた自分にとっては、とてもうれしい結果となった。

 このことをランで知り合った介助犬トレーナーに報告すると彼女は「タイトルはなんであれ、犬は、テストに受かってからが本番よ!」と、含蓄のある言葉をくれた。たしかに生身の動物が相手だから「能力をみにつけさせる」のと同じくらい、「それを維持&向上させる」ことが大事なのだろう(それもあってかCGCのガイドライン等に目を通すと、合格時子犬だった犬は成犬になってからもう一度テストを受けなおすことが強く勧められている)。今ある服従訓練のレベルは今後も保っていけるよう、がんばりたいところだ。トレーニングが行われる(ある種、限定的な環境な)室内やテスト会場と違って、本当に様々な誘惑のある実社会では、いつも当然出来ているような事が全く出来なくなることもあるし、犬の注意力をこちらに引きつけておくのだけでも難しい事もある。コディが「真の優良家庭犬」となるためには、ヤブ蚊とのバトルも当分続行することになりそうだ。

 折しも、この日目を通していたタウン誌のペットコーナーに「CGC・トレーニングのススメ」のような記事がのっていた。それによるとこのタイトルは、北米ではアパートやコンドミニアムを借りる時に考慮されることがあるほか、飼い主の責任あるオーナーシップの証として法廷でも認知されるそうだ。


とれたて新鮮 バージニアのおいし~いミミズ

話題その2。CGC試験の翌日は、7月中旬の北バージニアにあるまじきカラリとして涼しく爽やかな夏日だったので、前庭の草木の剪定と、モルチ(地面をカバーするデコレーション用の木屑)をつぎ足しならしていたところ、それらの下がミミズの楽園になっている事を発見した。そういえば、コディはまだ生きた魚を見たことがなかったな、と思い出して、このミミズを餌にして近くの湖で魚を釣って見せてやろうと思いたった。イヌ餌の空き缶に拾い集めていたらものの10分で2、30匹もの若ミミズを手に入れることが出来た。


裏庭から続く獣道を20分ほど行くと湖です。




 ところがこうして天気が良いと皆考える事は同じだったようで、湖に着くと自分のお気に入りのスポットにはことごとく先客がおり、結局湖の端っこの橋の上しか空いていなかった。ここは小さな魚とナマズしかおらず、また春先にさかんに釣られてしまうので非常にスレてる用心深い魚ばかりなのだ。う~ん残念・・・。とりあず、さっき獲ったミミズをつけて糸を垂らしてみる。


ちゅれるかな?

まだかな~まだかな~

 こうして1時間以上辛抱強く待っていたコディの忍耐も空しく、釣果はなんとゼロ。途中で何度かカメが引っ掛かりそうになっただけでした。な、情けない。とても小さい橋なので、至近距離で人々や自転車が間近に通っていくのを見る練習にはなっただろうから、ヨシとした(好意的解釈!)。




 待ちぼうけのままでは可愛そうだったので、帰りに森の中の「道場」と呼んでいる場所へ連れて行き、とってこい遊びをして遊んだ。森林や緑地を歩いていると時折こうして雨水に自然に削られた、スロープのように窪みこんだ場所に出くわすことがあるけれど、こうした坂路の底に向かって「とってこい」していると、傾斜の上り下りで短時間でもイヌを沢山運動させることが出来るので、とても便利だ。床も、落ち葉と腐葉土で程よくフカフカになっているので足を痛める心配も少ない。

 ところでコディの「とってこい」に関して、たとえオモチャ探している最中であっても、「オイデ」でそれを中断して、戻ってこれるようにできないかなあと考えている。コディはオモチャが見つかるまで一生懸命探し続け、なかなか諦めないので、たまたま変な所にオモチャが落ちてしまった時や、途中で野生のシカやハイカーが接近してきていることに気付いたとしても、手元に呼び戻す術がないのだ。どういう風に教えたらいいのか頭を悩ませている課題のひとつとなっている。







2015年7月19日日曜日

コディ、デイケアへ行く。ほか

道端のチコリーの花

 犬関係の備忘録・ノート代わりにはじめたこのブログですが、つけはじめて半年ちょっとが過ぎ、ノートの役割は今十果たしていないような気がしてきたのと、私生活が徐々に忙しく・・・というほどではないがなんとなくワサワサしてきたことで、今後は月3回くらいの更新を目途にのんびりやっていこうかなと思っています。そんな怠け者の「わし」でもよろしければ、またお付き合いください。






 「私生活がワサワサ」の主な原因ですが、実は自分の第一子の誕生が約2か月後に迫って来たというのがあります。今、30週目になりましたが、これまで殆ど目立たなかったお腹も急にドンと大きくなり、スーパーなどでようやく「荷物持ちましょうか?」と言ってくれる人が現れる、という段階に達してきました。なぜか知らねど事あるごとにコケそうになるし、いやあ、妊娠するって大変ですね。でもそんなことより現在進行形で一番厳しい思いをしているのは、最近、というかここ半年ほどずっと気分が抑うつ状態的な、塞いだ状態になってしまったことでした。仕事やバイトをしたり、メールやブログなどものを書く分にはほとんど影響はないですが、私生活ではすっかり消極的な人間になってしまい、どちらかというと社交的で出たがり・イベント好きな奴だと思っていた自分の地の性質を垣間見たような気がしています(ちょっと面白いのが、ずっと昔は神経質で自分の世界に閉じこもる、非社交的な子供だったのです。回帰?)。まあ、新たな人間を一人生産するというのは、自分もまた一回原始的な状態にもどって一からやりなおすってことなのかもな、と無理なこじつけをして納得しています。このような日々の中で無理やりにでも外出して太陽を浴び、人と喋る機会を作ってくれていた犬には感謝しています。

 そんなこんなだったんですが、ここの所さらなる事件が「わし家」を襲っていました。夫である人間(♂)が膝の半月板を損傷し、これから数か月かけて手術→フィジカルテラピーを行う事になったのです。この、ドンドン暑くなる季節に、ドンドンでかくなる腹とイヌの世話を一手にせざるを得なくなり、「わし」は一体、どうなってしまうのか!続きはまた来週!!(笑)といったところです。ガンバロウ。因みに上の写真は自宅の乳児用の部屋の壁(コンセントカバーをとったところ)。仕事部屋から改装したので、自分で壁とトリムの軽い修復~養生、ペイント、家具の選定・組み立てまでをやりました。これまでの半年間、なかなか気分が乗らず後回し・後回しにしていたものを、週末の2日間で一気にすませたので駆け足作業になりましたが、無事一通り終わらせてスッキリしました。ペイント中窓を開けていたので暑かったな~。

 では、ニンゲンの話が長くなりすぎましたので、イヌの話題に移ります。


image source: National Geographic  (Link)  Photograph by Adam Ferguson


 独立記念日は過ぎてしまいましたが、今年も軍用犬のアソシエーション - The U.S. War Dog Association, Inc.に寄付しました。集められた募金は主に退役した軍用犬達の輸送費用や、医療費、再訓練費など、厳しい訓練やオペレーションに耐えたあと、穏やかな余生を共にしてくれる家族の元へ引っ越すために費やされるようです。犬用のオモチャやベスト、ゴムボール等、物品などもほとんど常に不足しているそうなので、これらのアイテムで新品かつ使っていないものが複数余っていたりする場合、寄付するのもいいかも知れません。



募金のお礼に?バンダナをもらいました。




 イヌの話題その2です。家の犬「コディ」は6ヶ月を過ぎ、CGC(優良家庭犬、ケーナイン・グッドシティゼン-有志の方がまとめてくださった概要)のクラスも最終回を迎え、いよいよ来週はテストというところまでやってきました。今まで時間をみつけてちょくちょく練習していたものの、まだまだ練習時間的に不十分感があるのと、上手なリーシュウォークとセパレーション(イヌのリードを一定時間見知らぬ人に託す)の克服が大きな課題になっています。シェパード系の犬は飼い主への執着が非常に強い個体が多く、セパレーションの項目が上手くできずに落とされる犬が結構いるそうです。コディも例にもれず、自分が立ち去ると分かった瞬間追いかけようと必死になり、戻ってくると(クォ~ンと変な声を出しながら)ジャンプしてしがみつこうとするので、本当に少しづつ時間をかけて飼い主は一定時間見えなくなっても、必ずまた帰ってくるという概念を教えてやらねばなりませんでした。また、離れる前に「ちょっと待っててね」と声を掛け、立ち去るようにすると、ノーリアクションで立ち去るのと比べ心の準備が出来るのか、比較的うまく待っていられるのが分かってきたのもめっけものでした。犬のトレーニングと一口にいえど、みんなそれぞれ癖も違えば、問題も多種多彩、それについての克服法も本当に一匹一匹少しづつ異なるので、面白いですね。こちらでは、特にオビディエンスやアジリティは4~50代の女性の趣味、という印象があるんですが、こうして自分も齧ってみると結構楽しいし、ソーシャルな趣味なので、ハマる人の気持ちが分かったような気がします。






 話題その3。ニンゲンの乳児の部屋のセットアップをするにあたり、まとまった買い物をする時間が必要になりました。そこで初めて「イヌのデイケア」を利用してみたのですが、これがなかなか良かったです。いつも、犬を置いての外出時はコディがクレートの中で寂しくて泣いてるんじゃないか、退屈してベッドを破壊してるんじゃないかと(実際はほとんどの場合爆睡している)、妄想がモリモリと湧いてきてしまうたちなんですが、デイケアなら他の人の目がある分、多少安心感がありました。今回利用したDogtopiaというデイケアでは、携帯にインストールしたアプリからデイケアのウェブカメラにアクセスして、自分の犬が何をしているか確認できるのも助かりました。アプリを見るのにはまってしまってなかなか自分の買い物がはかどらなかったのは誤算でしたが。



最後にこんなカードをもらいました。

どうやら楽しかったようです。




 おまけ。冒頭にも写真がありますが、ドッグランの柵の外側の雑草が、こんなかわいい花をつけていましたよ。以前、カナダをロードトリップした際に道路脇によく咲いていたので「カナダの雑草」と呼んでいたこの花、正体は中央アジア原産のハーブ「チコリー」でした。ウィキを読んだらどうやら北米に移入・定着しているようですね。もっと大きく茎を広げ沢山の花をつけた綺麗な株も見かけるのですが、それらはいつも「中央分離帯の左折レーンの脇」とか、絶妙に停まりにくい場所に生えているので、なかなか写真が撮りづらい植物でもあります。この涼しげな淡藤色が、じっとり暑いバージニアの暑気を払ってくれるような気がします。





2015年7月9日木曜日

飛ぶオモチャ、犬用GPSタグ



 「ワンワンワン!」と、今まで聞いた事のなかった家の犬「コディ」の警戒した吠え声で週末、昼寝から起こされた。なんだろう?と見てみると、今降り始めたばかりの雷雨の中、外をレインフードを被って走る人を見て吠えていたのだった。のんびり者だったコディも今週生後六か月目に入り、ちょっとした防衛本能が芽生えてきたらしい。体重はおよそ80パウンド(36キロくらい)になり、だいぶ大きくなってきたと感じる。

 そんなこんなで(?)本格的に夏になってきた北バージニア方面、今にもめげそうな暑さと湿気の合間に轟音を鳴り響かせながら雷雨がやってくる日々が続く中、活発な若犬になったコディを効率よく運動させてやるために、今週はドッグランへ行くことと、オフリードでの散歩を沢山やった。具体的には朝晩2回のランと、日中に雑木林の坂路で「とってこい」遊びをさせた。日中は気温が30℃近く、湿度も80%前後と蒸し風呂状態が続いていたので、30分程度の短い時間でも楽しく運動できる「とってこい」遊びを出来るようにしていたのはよかった。




 因みに上のGIFでコディが咥えているのはチャキットというシリーズのアンフィビアス・バンパー(アマゾンのリンクへ飛びます)というもので、今まで使った投げる系おもちゃの中では一番使い勝手が良かった。

 オシリの所にヒモが付いているので投げやすいし、バーの形状も咥え易いらしく一番よく遊んでいる。水にも浮くので川遊びもOKだった。あと、両端がウレタンみたいな素材で出来ているので、あまり大きな声では言えないがガレージなどで遊んでいて力加減を誤り、他人の車に当ててしまったりしても大丈夫なのである(経験者は語る)。他にもパチンコのように飛ばせるダガー(上の写真)を使ってみたけれど、おもしろそうな見た目の割に案外きれいに飛ばすのが難しく、また犬の方も咥えづらいらしくて、まあ、自分腕のせいかもしれないけれど、あまり活躍していない。




 話題その2。ペット用のGPS「TAGG」を入手した↑。 オフリードで遊ぶことが増えたのと、コディがシカを見ると警戒して吠え、追いかける事を知ってからずっと必要性は感じていたもの。しかし購入の直接の動機は、毎朝ドッグランで会って顔見知りだった可愛いオスのラブラドール・レトリバーが、ランから帰る際にキツネを見つけて興奮し、リードが外れ、迷子になったという事件があったことだった(この犬は二週間後に林の中で遺体で発見された)。GPSがあればリアルタイムの位置情報を知ったり、内臓電源がきれるまでは少なくとも犬がどっちの方角へ行ったかくらいは分かるので、持っているだけで大分安心感が増す。


こんなかんじで首輪に装着します。写真を撮るのでじーとして!と言われ、硬直しているコディ。

本体を購入後、連動するアプリを使って位置情報などを見ます


 TAGGに関してもうひとつ便利だなあ~と思ったものに、「TAGGポイント」という犬の活動履歴を記録してくれる機能がある。TAGGを首輪につけた犬の行動を、Resting=寝てるかそれに近い状態、Light=ごろごろする/部屋の中をあるきまわる、Moderate=散歩/庭の探索、High=ランニング/とってこい遊び、のような目安ごとにわけ、一日のうちにどのくらい運動したかがグラフになる人間のフィットピットみたいな機能だ。ユニットがどう換算されているのかまだよく分かっていないものの、これを見ればだいたいどれくらい運動させればあとで大人しく寝てくれるのかが手に取るようにわかるし、急に活動レベルが下がった時なんかは、病気やケガの可能性を探る手掛かりにもなる。

 このGPSの難点は、知らない人からすると、パッと見eカラー(しつけ用のショックカラー)に見えることだと思う。気のせいかもしれないけれどTAGGをつけだしてから街中などではなしかけてくれる人が減った気がするのだ。そういうわけで、今は専ら運動する時だけつけて、それ以外の在宅時や街歩きの時は外すようにしている。犬は、いつ迷子になるかわからないので本当は常につけておきたいけれど、そのせいで犬が他の人とかかわるチャンスがなくなるのは本意ではないから、結構悩ましい。





2015年6月30日火曜日

「フィックス」すべきか、せざるべきか、

アップルストアにて

 それが問題だ。なんて、えっもう?こないだまでパピーでひょっこひょっこしていたのに、もうそんな感じになっているのか、と、育ての親ながら犬の成長の早さにビックリしている。いや、実際にはまだ足取りもまだおぼつかない(頭脳に至っては完全にパピーのまま)のだけれど、家のイヌ「コディ」は今週に入ってしきりとシッポやオマタの辺を気にして舐めはじめ、ガビガビにしてしまうのを洗ってやっていた所、オシッコでもない、かと言って膿とかそういう感じでもない分泌液が滲んでいたので、そうか、もうそういう時期か、という認識に至ったのだった。いま、5ヶ月と3週目に入った所なので月齢的にも妥当かと思われる(一般的にオスは5ヶ月前後で第二次性徴期を迎えると言われている)。毎日のドッグランでもまだマーキングらしきマーキングはしないものの、オシッコは「なんとなく」複数回に分けてするようになってきたし、ランでも気に入った犬を見つけると積極的にマウンティングもするようになり、時には言っても言っても辞めない時が出てくるなど、行動も子犬時代とはだいぶ変わってきたと感じます。

 オス犬の去勢をする適正な時期に関しては、自分でも色々読んでみたところ専門家の間でも結構意見が分かれる傾向があって、他の若いシェパード犬オーナーと話す時もよく議論になる話題です。以下、色々聞いたり読んだ中で自分的にもある程度納得出来たメリット&デメリットを並べてみると(参考);



 去勢のメリット




 ・オス犬特有の「迷惑行動」-攻撃性、支配性、興奮、過度のマーキング等-を緩和させる

 ・前立腺と精巣関連の病気(特に精巣ガン)に罹患するリスクを下げる ※1

 ・肛門周囲膿瘍に罹患するリスクを下げる ※2

 ・望まれない仔犬の誕生を防ぐ




 ※1未去勢かつ五歳以降のオスのおよそ80%が前立腺肥大に罹患するとされていた。

 ※2肛門周囲膿瘍-肛門近辺に発生する難治性の潰瘍で、アイリッシュセッター、ジャーマンシェパード、

  レオンベルガーは特にかかり易いとされていた。




 去勢のデメリット




 ・肥満のリスクが大幅に上昇する。※1

 ・血管肉腫に罹患するリスクが上昇する ※1

 ・甲状腺機能低下症に罹患するリスクがおよそ3倍に上昇する

 ・認知症に罹患するリスクが上昇する ※2

 ・早すぎる時期に施術が行われると、股関節形成不全、前十字靭帯の断裂、骨肉腫に

罹患するリスクが上昇する ※1




 ※1リスク上昇率に関しては諸説分かれる。

 ※2性ホルモンが健全な脳機能の保持に貢献するという、近年の説による




などなどがあり、去勢するにしても未去勢のままにしても、どちらも一長一短だな、という印象だ。うちの場合でいえば、かかりつけの獣医さんは生後6ヶ月での去勢をすすめている一方、繁殖元のブリーダーからは生後1年まで待つように、と強く勧められているのが主な悩みどころだ。個人的に、犬が完全に成熟するまでは健全なホルモン分泌を抑制するようなことはしたくないけれど、いわゆる問題行動に悩まされるのはわずらわしい。かといって攻撃性、支配性については、去勢することによって「緩和」はするかもしれないけれど、いわゆる「改善」するかといえば答えはNOだと思うし、病気のリスクにしても、去勢云々よりもまず第一にその犬のもつ遺伝的形質に由来すると思っている。そんなわけで、とにかく結論が出しにくいトピックだと感じている。


先月のノーザンバージニア・マガジンで優良デイケアに選出されていたドッグトピア
扉の向こうでは、コディが適正テストを受けている。

 ただ、管理人の暮らすこのアメリカの都市部郊外という環境に限定すると、飼い犬を去勢しない事に看過できないデメリットがひとつだけあることを最近知った。それは未去勢のオスは平穏なソーシャルライフを楽しむことが大変になるという点だ。例えば子犬が未去勢のまま7か月を過ぎると、どこのデイケアやペットホテルでも預かってくれなくなる。だから、飼い主に急用が出来たり、雨の日が続いて犬が家でつまらなそうにしていても、息抜きに気軽にデイケアへ連れて行って他の犬と遊んでストレス発散、などという事は出来なくなる。それならばとプライベートのドッグシッターやドッグウォーカーを雇う場合でも、未去勢でしかも大型犬・超大型犬ともなると請け負ってくれる人を探すのも難しくなるし、価格もそれに合わせて高額になるので、足が遠のくかもしれない。

 さらに、未去勢のオス犬は、街中やドッグランなどでトラブルに巻き込まれるチャンスがかなり上がる。これは全く個人的な経験によるものだけれど、地元のドッグランでもタマタマつきの犬が喧嘩や小競り合いのもとになる場面を幾度となく見かけた。皮肉だったのは、こういう場面で喧嘩をふっかけていくのは去勢済みだが、ドミナントで素行の悪いオス犬の場合が多く、それまで平和に楽しく遊んでいた未去勢オスにとってはとばっちりなケースをよく見た事だ。けれど、ヨーロッパなどと違い一般家庭の犬は去勢・避妊をすることがあたりまえで、「フィックス」された犬達がマジョリティ層を占めるアメリカの環境下では、人々の間では犬のケンカ=未去勢のオスが悪いという安直な図式が成立してしまう傾向にあるように見える。その結果、未去勢オスとその飼い主は(仮に彼らに非はなかったとしても)ランを去らなくてはならなくなることが多い。そんなとき遊び足りなそうに後ろを振り返りながらトボトボ帰っていく犬はすごく可哀想なのだ。こういう出来事が続けば犬にも悪い影響がありそうだし、飼い主の方も、そういう些細なトラブルの積み重ねで、自分の犬を公共の場に連れて行くのがおっくうになってくるようでは良くないと思う。

 ということでうちの犬に関しては、今後は去勢を行う事を前提に「いつが適正な時期か」について、かかりつけの獣医さんや繁殖元のブリーダー、他のベテランシェパードオーナーの人々にもよく話を聞きながら、最善と思える結論を出せるようにしたいと思っている。





2015年6月19日金曜日

園芸店へ




 熱波と共に湿度も70%、時に80%を超え、常にムシムシ・むんむんした日々が続く北バージニア方面、こうも気候がアレだとなかなか日中、外へ出て行こうという気が起こらなくなります。ということで今日はメリーフィールド・ガーデンセンターという園芸店へ、愛犬「コディ」の散歩とトレーニングも兼ねてうろうろし、お茶を濁してきた。




 因みに行く途中の車内でのコディの様子。この犬は周りの車やドライバーを観察するのが好きなんだけれど、最近背が伸びてきていてハッチバック部の天井に頭がつかえるようになってしまった。そんな時よく見ると、天井につけている頭がまっ平なのが分かります。頭頂の毛がフワフワしているので普段はあまり気にならなかったけど、こういうのは「絶壁頭」の一種としてカウントしてもいいんだろうか。因みに自分も後頭部で卓球が出来そうなくらいの絶壁頭なので、勝手に親近感を覚えた。




 日本で食用にされる「ウルイ」の育った姿である「ギボウシ」、アメリカではHostaと言われこの辺りでは人気の園芸草のひとつとなっている。丈夫で日陰でも育つうえ品種もいろいろあるので(地味だけれど花まで咲く)、園芸店には上の写真のようにギボウシコーナーが設けられ、写っているのの3倍くらいの数のバリエーションが展開していた。そういえばうちも去年幾つか買って前庭に植えといたんですが、初年度は野生のシカに根こそぎ食べられてしまい、あっという間に無残な姿となってしまいました。反面今年はまだ食害に会っていないので、犬の尿の匂いが強力なシカよけになるというのは本当なのかもしれない。近隣の皆様、シカにお悩みでしたら、よかったらうちへおいで下さい。優秀なオシッコ製造機(型は写真参照)お貸しします。





    こういうのってなんていうんでしょう。様々な小さな植物を、これまた小さなプランターやガラス瓶に寄せ植えにするものです。日本の盆栽鉢も使えるようで、色々取り揃えてあったけれど、やはり本場のものと比べるとどれも皆すこし高価だなあと思った。


ハオルチアも居ましたよ。これは結構大きい奴。多肉は今回は購入しませんでした。

これは小さいやつ。この園芸店では、これ以外の品種は殆ど見かけないのが残念な所。



 今回とりわけありがたかったのがこちら、サボテン御一行様のテーブルだった。「leave it」のコマンドがこんなに説得力を帯びていた状況は、今までになかったように思う(笑)。最初のコマンドでまともに取り合わなかったコディは鼻の穴にサボテンの針が入ったらしく騒いでいた。いい勉強になったのではないだろうか。





 こんなに瑞々しく柔らかな植物が、荒野で生き残るためにはこんなにトゲだらけにならねばならなかった進化の過程を思うと、感慨深いものがある。日常生活でも、やけにツンツンしている人に出会ったら「サボテンのような人」と思って、彼らのこれまでのハード・ライフに思いを馳せれば、苛立ちも収まる様な気がする(かも)。


エア・プランツもありました。小さいものは特に可愛らしいので、
見るたび家にあるのに足したい気分になるけれどガマン、ガマン。



 温室内は屋内とはいえかなり暖かだったので、自分もコディもものの30分ほどでヘバッてしまった。おかわり自由のポップ・コーンマシンとコーヒーのカウンターを横目にガーデンベル売り場で揺れるベルの音を聞きながら、日本の夏、風鈴の音とスイカの味を思い出していると、コディが帰りたそうに催促してきたので、この日はここで引き上げました。




2015年6月14日日曜日

ウィリーのボール

これ以上近づくと逃げてしまう。

 ドッグランでもどこでもいつもかたわらにボールを携えているメスのジャーマンシェパード「ウィリー」。ベンチや木陰で涼む時も、大切なボールを片時も離さず、もはやボールが体の一部になっているようだ。

 ウィリーがレスキューされ新しい飼い主にめぐり合う前、ある家のキッチンの片隅に置かれた、大きな体がぎりぎり入る程度の古びたクレートと、餌皿、ゴムのボール1個がこの犬の持ち物の全部だった。基本的な世話する以外、誰もこの犬の事を気にかけないその家でウィリーは、いつもボールを口に咥え、遊んでくれる誰かが現れるのを待っていた。何年もの間辛抱強く待っていたので、口のまわりに白髪がちらほらしだした頃、ウィリーは「不要な犬」としてシェルターに連れていかれた。シェパード犬専門のレスキューグループに引き取られ、新しい家庭へ行くための訓練が行われたけれど、今まで「ボール」と「キッチン」と、そこから続く裏庭が世界の全てだったウィリーは、見知らぬ人を極度に怖がるようになっていた。前の飼い主を思わせる大柄な男性とみるや口から涎を流して恐れ、逃げ惑い暴れるウィリーにはもはや「ふつうの生活」を送ることが難かしく、この犬の管理はシェパードの更生を長年やっているフォスターファミリー(一時預かり家庭)の手に委ねられ、そのままその家庭に引き取られたのだった。

 ほぼ毎日ドッグランで見かける風変わりなシェパードにそんな悲しい過去があったとは知らなかったので、彼女が一生懸命(ほとんど脅迫的に)ボールと共に行動しているのを見る目が変わった。ボールは彼女にとってライナスの毛布よろしく、心のよりどころだったようだ。しかし、どうしてこんな話になったんだったかな。そうそう、うちの犬「コディ」が、何度体ををリンスしてやっても、ランへ行くたびに鬼ごっこで不必要に転げまわり労力が不意になる・・・というのをぼやいていた時、ウィリーのオーナー兼トレーナーであるリーさんが「走り回って汚れている犬は、幸せな犬よ!」と元気付けてくれたのが、きっかけだった気がする。「世の中のどこかには、こうして遊ぶチャンスのない犬もたくさん居るのだから」と。

 因みに現在のウィリーは、いまだにかなりシャイではあるものの、毎日たっぷり一時間のボール遊びとトレーニングの結果、気が向けば初対面の人にもそっと挨拶にくるほどまでに進歩している。





2015年6月9日火曜日

CGCのクラス、他



 北バージニアは連日最高気温が30℃前後、時には35℃近くまで上がり、かなり暑くなってきました。しかもこんな時に限ってエアコンのキャパセター(コンデンサ)が壊れてしまったんですよ。交換費用として300ドルが一瞬で飛んで行きました。近々、犬連れでロードトリップへ行きたいなと思い少しづつやっていた倹約計画も、こうして一瞬で振り出しに戻ったわけであります。

 家の犬「コディ」の5ヶ月目はそこそこ順調に過ぎて行っています。今週から最寄りの犬の学校でCGC(ケーナイン・グッドシティゼン)のクラスへ行き始めたほか、別の学校で中級オビディエンスのクラスも、試しにとってみました。CGCはアメリカの畜犬団体AKCが定めた、家庭とコミュニティの中で暮らすうえで良いマナーを身に付けている犬を評価するプログラムで、合格するには10項目のテストをパスする必要があります(10項目については、日本の個人の方のウェブページで、とてもよくまとまっているものがありました。こちら)。このテスト、要求されている各項目は比較的シンプルなんですが、衝動の抑制(インパルス・コントロール)を必要とするものが多く、コディのような子犬や若犬にとってはけっこうハードルが高いと感じています。例えばクラスのはじめにインストラクターがサラッと「皆さん、これから7週間の間、あなたの犬がリードを付けているときは片時もヒールのポジションから離れないようにしてください」と指示を出したのですが、それって言うはやすし、行うはきよし難しだよな~!と、一緒にクラスをとっているコディの親友、デヴィちゃんの飼い主と顔を見合わせました。次のクラスまでの一週間はリーシュウォーク強化週間として、おやつを片手にがんばろうと思います。




 リーシュウォークの練習は実践あるのみ、ということで夕暮れのワシントンDCはアダムスモルガン地区へ。デュポンサークルの噴水のまわりに大勢の人が集まって、ほぼ無言でワサワサと体を揺らしあっています(ときどきキャーという歓声も聞こえる)。何をしている所だと思いますか?

 これはサイレント・ディスコという最近流行り始めたアクティビティで、皆で一か所に集まり共通のアプリや専用のポッドキャストにつないで皆でグルーヴを楽しむ、というものです。個々人のイヤフォン意外には何の音響機材もないので騒音もほとんどないし、路上飲酒禁止のDCなのでアルコール・フリーで、なかなかクリーンなイベントだと思います。室内でもないから踊り放題、汗かき放題。


コディ君も(座ってみてるだけだけど)参加しました。
コディは、なぜか知らないけどゲイのお兄さん達に人気なのです。



 話題その2。週末は銃火器の展示即売会を見に行きました。あまり知られていませんが、こういうショーやエキスポは犬連れOKのものが案外多いです(念のため、事前に電話で確認を)。この日は管理人が探していた目当ての品も見つからず、日曜日の遅い時間で程よく人のはけた会場をのんびり回ることができました。


退役軍人のオジサンに愛嬌を振りまくコディ。
この方は軍用犬の世話もしていたそうで、色々面白い経験談も聞かせてくれた



 話題その3、昨日のコディ。71パウンド(約32キロ)になりました。朝ドッグランで彼の口をのぞき込んだ人が「あらまあ!この子大きいのに、まだ子犬の歯してるわよ!!」とびっくりしていましたが、そうなんです。歯の生え変わりが遅いので、ちょっと心配していました。でも、その直後に異変が起こったんですよ。


下から新しい歯がどんどんせり上がってきてますね。

 遊んでいる間に下の犬歯が両方とも抜け落ちました。今日も今日とて、デヴィちゃんと取っ組み合いをしている最中グラグラになっているのを見つけたので、そっと引っ張ってみたのですが、下の方で繋がっているようだったのでそのままにしていました。こんなにすぐ抜け落ちるもんなんですね。


歯が抜けて、えらい、えらい。
コディ「デへへへ」

 歯の他にも、ランで他の犬のマーキングあとを嗅いで、その上に自分のオシッコをひっかける、という行動もこの日から始まりました。他の犬に対してマウンティングするのもこの一週間でけっこう頻繁に見かけるようになりました(これはトラブルの元になることが多いので見つけたらやめさせています)。家では自分のシッポを追いかけてクルクル回っていたり、タオルにくるまって寝ている所などはまだまだ赤ちゃんのようですが、確実に成長してきているようです。




2015年6月4日木曜日

生後5ヶ月目



 週末、地域のジャーマンシェパード・レスキューグループが催したピクニックに管理人と犬の「コディ」も呼んでもらえたので、行ってきました。愛車の温度計を見ると一時的に104℉(37℃近く!)を指していたり、あまりの暑さに尻込みして「2、30分ほど覗いて帰ろう」と思っていたのが、行ってみたら結構楽しく、あっという間に2時間も経過していました。招待制だったので、人数も20名くらいかなあと思っていたのですが、大勢の人々+過去に里子になった100頭近くのGシェパード、Gシェパード犬系雑種の犬達があつまって、持ち寄った食べ物と犬トークを肴にワイワイと盛り上がっていました。


ピカーっと晴れた晴天ナリ。木陰に集まる犬と人。

 この他に群の警察官とK-9ユニットのシェパードによるデモンストレーションが行われ、プロフェッショナルな犬のカッコよさに惚れ惚れしたり(そして皆後ろを振り返って、自分の犬を見てため息をついていた 笑)、小さなアジリティコースやプールで犬を遊ばせたりと、思い思いに過ごしていた午後でした。コディも、大きいお姉さんやお兄さんに遊んでもらったり、ビシッと躾けてもらったり、なかなか有意義な時間を過ごせたようでした。


コディとパトカー?タクシー?

 この日の夜は別の用事でワシントンDCの方へ。帰りにバージニア州クラレンドンで食事した際、街角の「半分パトカー/半分タクシー」の写真を撮ることが出来ました。この車のことはいつも気になっていたのですが、調べたところ群警察、地域のタクシー会社、そしてワシントン・レジョナル・アルコール・プログラム(WRAP)という団体の連携で、飲酒運転撲滅キャンペーンの一環として作られたそうです。車体には「choose your ride(帰宅の仕方はお好みで)」と書かれており、飲酒運転による自動車事故は、ドライバーの意志によって100%防止可能なアクシデントだという事を啓蒙しているんですね。インパクトもあるし、ユーモアもあってなかなか効果的な宣伝だと思うのですが。


朝、出かける前の典型的な状況。
leave itまたはmineのコマンドで、「人間の持ち物に触らない・遊ばない」という事がようやく出来るようになった。
しかしここで目を離せば何かをしでかしそうな雰囲気がプンプンである

 話題その2。

 上のパトカーの写真を見ても分かるかも知れませんが、コディは生後5か月目に入り、大きくなってきたと感じます。体重は30キロを超え、毎朝通うドッグランでは、子犬(puppy)+ゴジラ(Godzilla)で「パプジラ」というあだ名を編み出した人も居ます。ブリーダーによるとこの犬種の成長は生後半年くらいまでは比較的急激に、その後緩やかに3、4歳まで続くそうなので、今後は育つスピードも落ち着いていくんではないかと踏んでいます。

 並行しておつむのほうの成長の方も進んできてます。但し、こっちのほうは必ずしも飼い主にとって都合の良い「成長」ばかりではないみたいですね。犬は、これから思春期を控えて、精神的にも独立心が湧いてきているらしく、以前は自分と犬との間に強固にあったほぼ「親子」のそれに通じるような絆が薄らいで、もっと自分で考えたい!自分の力で世界を冒険したい!と思っているような素振りを見せる事がちらほら出てきました。子犬時代特有の強固な絆の事をランで誰かが"invisible puppy leash・・・見えない仔犬の鎖"と呼んでいたのが言い得て妙だと感じましたが、とりあえず、どこまでも飼い主に必死でついて回り、言われたことをやみくもにこなす時期(ある意味、かわいい時期)は徐々に終わりを迎え、大人の犬になる準備が始まっているような気がします。




 そんなこともあってかトレーニングの方はちょっと停滞しだしました。特に呼び戻しが退化しています。室内や街中、林道等の環境ではまだ大丈夫ですが、特に気が散る場所(ドッグラン等)の中だとしばらく待っても来ない事が出てきました。マテも退化しています。静かに待てる距離も25メートルくらいまで伸びてきて、遠隔スワレ・フセなどもほぼ完璧に出来ていたんですが、ここの所「マテ」で犬に背を向けた瞬間に勝手について来るようになってしまいました。以前のようにまた短い距離から練習を繰り返していますが、一度はきちんと出来ていただけに飼い主の方もフラストレーションがたまり、よけい根気が要ります。基本のコマンドでこんなななので、衝動の抑制(インパルス・コントロール)がもっと必要な項目などに至っては言うに及ばずというか、まだまだ沢山練習が必要なようです。

 写真はバージニア州グレートフォールズにあるTurner Farm Parkという馬術公園での一コマ。駐車場を確認すると自分達以外に誰も居なかったので、馬用のフィールドに入ってひもを外し、簡単なオビ-ディエンスの練習とフリスビー、ボール投げをしました。下を見ると分かるかもしれませんが、以前は呼ばれると待ちきれないように全速力で走ってきていたのが、最近は「まー気楽にいこうよ!」とでも言うように、のっこのっこ走ってくるようになったのです。野外での練習時はとてもおいしいオヤツのご褒美を用意しているんですが、それよりも外界への興味が勝る瞬間があるようです。


(( come! ))
「いま、呼ばれた気がする!」

「でもまあ、そんなに焦って走らなくても大丈夫かな」


「えっほ、えっほ。」

ペロっ

 しかし、こうして遅いながらも戻って来るうちはいいですが、この調子で行くとそのうち自分で勝手にどこかへ行って、迷子になったりするのではと飼い主としては心配もあります。マイクロチップはもう入れてあるんですが、さらにGPSを内蔵した首輪の購入を考えています(後日談→GPSタグを購入しました)。


(( プレイス!・・・・・・ってアレ? ))

 フィールドも楽しんだし、さあ、帰ろう。「プレイス」のコマンドで車のハッチバック部分に上半身を乗り上げるよう教えていたのですが、この通り。「プレイスってなんだっけ?」という態度なのです。本当は分かってると思うんですが(笑)。こうしてゴネているとたまにオヤツが出てくる事があるのに味を占めてしまったのかもしれません。オヤツ目的で行動を起こすのもなんだかなあだし、かと言って毎回「しょーがないな」とダッコしてやるのも間違っていると思う(第一重すぎて持ち上がらなくなってきた)ので、どうやる気を引き出し・維持するかが、今後の課題になっています。




 帰宅して軽くシャワーしてやり餌を食べさせると、すぐフガフガとヨダレを垂らしながら寝てしまうところはまだまだ子供らしく、可愛らしいんですが。まわりの経験者によると、シェパードの思春期は生後だいたい半年から2歳半頃まで続くものもいるそうで、これからどんな風になっていくのか、興味半分、やだなー半分、入り混じった感覚を味わっています。