2016年5月19日木曜日

シャイロの運動量

不在の間に季節が変わっていた。 野生のバラのシーズンに間に合った!

 あっという間の日本滞在も終わり、北バージニアへと舞い戻りました。旅行後の後片付けをしながら、日常生活も再開です。ほぼ五年ぶりの日本でのおもしろかったエピソード(例に漏れず殆どは動物関係;)などを、撮りためた写真などとともに今後も時折紹介したいと思います。とりあえずこれから、64ギガのメモリーカード二枚分(!)の写真を整理します。

 三週間ぶりに帰宅した時、愛犬コディはクレートの中で、存在を感じられない位静かに息を潜めていました。薄暗いクレートの中からオレンジ色の小さな2つの目がじーっとこちらを見ていて、自分の帰宅をあまり喜んでいないのか?と思いつつ扉を開けると、途端に飛び出して小さいキッチンの中でヒーヒーと鳴きながら、ぐるぐると円を描いて走り回りました。心臓発作にでもなるんじゃないかと心配になるくらい興奮していたので、コディが年取ったら、家を長期で空けるのは難しいのかもしれないと、漠然とした不安を感じました。

 家人の話によれば、自分が発って一日目、二日目は(窓の外を見たり、不審そうにしながらも)まあまあ普通にしていたものの、三日目に家の中を探し回る素振りを見せたそうです。犬は、長期記憶はあまり良くないと聞いた事がありますが、コディの日々のルーティンの中で、私の存在に関する記憶をトリガーする状況が多々あったということなのでしょうか。不思議でした。

ビミョ~な表情のふたり

 帰宅翌日の朝散歩の様子。1歳4カ月になったコディは、日ごろの運動量がきちんと足りていれば、あさイチでドッグランへ行かなくてもこうしてバギーの横を落ち着いて歩いていけるようになりました。個人的に、下準備ナシでも町中で落ち着いていられるようになったのは、嬉しいステップアップと感じています。

 そういえば、シャイロシェパードの運動量に関しては、ときどきこの犬種に興味のある人との間で話題になるもののひとつで、色々な説があるようです。彼らが言うに、ネット上のサイトでは「アパートメントで飼えて、ローエナジーなので散歩は少しでOK」的な記述をしているサイトもあると聞きました。

 確かに運動量さえ足りていれば、セオリー上はシャイロシェパードを(というかどんな犬でも)アパートで飼うことは可能だと思います。また、同じシャイロでも、犬によってエナジーレベルの差があるので、特にのんびりした個体に関しては、本当に少しの散歩だけでもOKなのかも知れません。一方私個人の見解では、少なくとも犬が若いうちは毎日最低2~3時間くらいは、なんらかのアクティビティをさせてやることが、心身の健全な発達に必要な気がします。

 うちの犬を例にとると、土のあるところで、色んな匂いを楽しみながら、勾配の有る場所を延々と自由運動するとか、途中でちょっと泳ぐとか、トレッキングやハイキングに類する運動スタイルを特に好むみたいです。見た目はちょっとズングリしていますが、気候さえ良ければ歩いたり走ったりしながら6時間くらいならノンストップで外遊びをエンジョイできるタフさもあります。家にいる時も風通しの良いベランダやデッキの上など外に居る事を好むのを見ると、他のシェパード犬種達と同じく、本質的には半ソト犬なんだろうという感想を持ちます。

「質の良い運動場」の一例 (笑)

 この犬種に関しては、コンクリートの上で一気に走らせるような運動(長距離のジョギング、自転車での曳き運動など)は2歳くらいまでしない方が良いというのは、複数のブリーダーから聞いた事です。やはり体重があるので、質の良い運動場に日ごろからコンスタントにアクセスできるかがミソな気がします。

2 件のコメント:

  1. 5人姉妹の母2016年5月28日 22:11

    お帰りなさい(って変かな?!)!コディくんがヒィーヒィークルクルする様子が目に浮かびます(笑)

    このブログのコディ君のように、広大な土地で自然を満喫しているシャイロの写真を見ると、この犬種はさぞかし運動が必要なんだろうと思ってしまいますよね。私も飼い始めた当初は、若い成犬の有り余るエネルギーを発散させる為にはどうすべきか悩んだものでした。が、ところがどっこい、散歩に行っても優雅に散策したあとはゆっくりしているだけ…。ゴールデンズが目を輝かせてボール遊びをしているのを、日陰で眺めてばかり。運動不足なんじゃないかと心配していましたが、発散させないと爆発するようなエネルギーはないということに気づくのに半年はかかりました(笑)どうやら我が家のシャイロはローエナジーのようです。そういう意味では、ゴールデンやラブより飼いやすい犬種かもしれませんよね。

    日本の面白動物エピソードのアップも楽しみにしています♥




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    1. 5人姉妹の母さん、ただいま(?)です! 無事に帰りつきました~。

      シャイロオーナーからその犬の好きな遊びや、運動量の話を聞くのは面白く(犬によって色々バラエティがあるみたいで)、たいへん興味深いです。母さんのシャイロちゃんはおしとやかタイプなんですね~なんと、お母さん思いな・・・(笑)。九州はかなりあったかそうなので、気候も関係しているかもしれないですね。もともと大型犬に慣れ親しんでいらっしゃる母さんなので、想定値よりもエナジーレベルが低かったんですね。

      そうそう、レトリーバーって飼ったことが無いのですが、結構アクティブですよね~!私の周辺でも、「おとなしく賢い」盲導犬やサービスドッグのイメージでラブを迎える人が多いですが、みんな犬が若いうちは四苦八苦しています。犬が成犬になって暫くすると皆だんだん太ってくるんですが、その割にとても機敏に動くんですよね(笑)。感心します。英国系ゴールデンはどうなのでしょう、先日近所の林でフィールド系ゴールデンというのに遭いましたが、かなり快活で持久力もすごく、「自分の知ってるゴールデンと違う・・・」と思いました。

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